数あるブログの中
お越し下さって
ありがとうございます
ハワイ在住の
ツアーコーディネーター
＆写真家のmilimiliが
みなさまとシェア出来たら
うれしいです
初めての方は
自己紹介をご覧になってください。
昨日のブログ記事
緊急事態発生！Honu救出劇
たくさんの方に読んでいただき
たくさんコメントをいただき
ありがとうございます。
昨日のブログ記事を読んでいない方は
Honuの救出劇があったのは
おとといの事。
昨日は救出したHonuには
会わなかったので
泳げるようになったと思い
安心していました。
所が！
今朝、救出したHonuに出会いました。
海の底にじっとしているHonuを
よく見てみると
右腕と右のほっぺに
残っていた糸はなくなっていました。
ですが、左腕の糸は
全部切れていなくて
糸は左腕から首に回っていました。
しかも、左腕に絡まっている糸は
腕の付け根の皮膚がシワシワとなっている部分に
ぐっと食い込んでいるように見えました。
少し経つとHonuは
泳ぎ始めましたが
左腕は動かせない様子で
右腕だけで泳いでいました。
首とコネクトされていて
動かせないのと食い込んで
痛いのでしょう…
昨日は救出したHonuを
見かけなかったので
すっかり油断してしまい
ハサミなどは砂浜に置いてきてしまったのを
後悔しても後の祭り…
泳ぎ始めてしまったHonuから
離れてしまったら
見つけるのは至難の技。
また案内役のHonuが案内してくれると
いいのですが
そんな保証はないので
またもや誰もいない沖で
ひとりで困っていました。
そこにSUPに乗った男性が
近くないけれど通りかかったので
大きく手を振って
”助けて〜〜〜”と叫んでみました。
波打ち際で泳いでいる
朝活友達は事情を知っていて
ハサミやナイフを持っているので
その男性にハサミを持って来てと
彼女に伝えて欲しいと言いました。
男性はちょっと嫌そうだったので
Honuに釣り糸が絡まっているから
助けている旨を伝えると
OKと言って去って行きました。
片手で泳ぐHonuを
見守りながら
ハサミの到着を待っていると
その男性が友達からハサミを
受け取り持って来てくれました。
男性は事情をより把握して
自分も救助に関わった事に気がついたようで
”Honuを助けてくれてありがとう”と
言ってきたので
”Honuの救出のお手伝いありがとう”と
言いました。
ようやくハサミを手にしましたが
泳いでいるHonuに近づき
水中に潜り糸を切るのは
並大抵のことではありません。
しかも肩すれすれのあたりに
糸があるのでHonuの肌を
傷つけないように
最新の注意をしながらの作業でした。
milimiliが糸を切ってくれるのが
Honuには分かっているようで
じっとしていてくれたり
milimiliの方へ浮上して
水面近くに留まってくれたりしていました。
ですが、水の中や水面は
ゆらゆらしているし
安定していないので
細かい作業は本当に大変でした…
そして、何回かチャレンジして
ようやく首と腕の間の糸を
全部切ることが出来ました！！
画像は、首と腕がコネクトされていた糸を切り
長い糸が腕から甲羅にかけてあるのが
よくわかります。
この後、糸は短くカットしました。
次にグルグル巻きになっている
左腕の根元の糸を
少し解けないかと触ってみるものの
食い込みが激しいのと
触ると痛いらしく
Honuは嫌な顔をします。
そして糸がよく見えないほど
肌に食い込んでいるので
肌に直接ハサミをつけるのは難しく
かなり難航しました。
波打ち際で泳いでいたお友達や
もっと沖で泳いでいたお友達も
加わって3人で協力しましたが
思うように解いたり切ったり出来ず
左腕に絡まった糸は
取れませんでした…
これ以上はHonuも人間も
体力的に負担が大きくなると思い
結局諦める事にしました。
おとといの救出で
Honuの命は救えました。
でも、この子の左腕はこのまま
一生動かせないままになったり
他のHonuたちのように
失ってしまったりするかもしれません。
その事を考えると
いてもたってもいられないのですが
どうすることも出来ないので
歯痒い思いでいっぱいです…
今はこのまま見守るしか出来ませんが
また助けが必要だったら
milimiliの前に現れてくれるか
案内役の子が連れて行ってくれると思うので
また会えた時に
出来る事をしてみようと思っていますし
みなさまにもシェアしたいと思っています。
今日も他のHonuに会った時に
大丈夫か心配しているように
見えました。
その時の画像は
会話をしているように見えます。
昨日も同様の事を書いたので
しつこくなるかもしれませんが、、
このような現実を目の当たりにすると
野生動物にとって
人間は厄介で脅威な存在でしかなく
一つもいい事がない
と言うことをいやと言うほど
思い知らされます。
海は元々海洋生物たちの世界で
人間たちは後からやってきて
お邪魔させてもらっている立場です。
海洋生物たちに迷惑をかけないように
気をつけながら
お邪魔させてもらわないといけないと
謙虚な気持ちで自然に接することが
大切ですよね。
海だけでなく
山でも森林でも。
左腕が動かせないけれど
がんばって泳ぐHonuの動画です。
今日も見て下さってありがとうございます♡
素敵な1日をお過ごしください
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