私がアロマセラピストという肩書きを捨てて
広瀬文美という肩書きだけで生きていこうと決心したとき、
こんなちっぽけな肩書きでも、あるとないとで大違い。
ついつい『こないだまでアロマセラピストでした』なんて
言っちゃったりして、往生際悪いな~、と
自分でツッこんだりしてたのですが(苦笑)
半年ほど前に知り合った50代後半の男性と
先日久々にお会いして、とんでもないカミングアウトを
聞いて驚きました。
大きな声では言えませんが、誰もが知ってる
名だたる某外資系企業の社長を歴任されてきた
この男性、昨年で社長職を辞め、なんの肩書きもなしで
あらたなビジネスに挑戦する!というのです
当然、家族や友人や、ほとんどすべての周りの方に
反対されたそうです。(当たり前か‥)
なにをするにしても、肩書きは大きければ大きいほど
有利だし、収入だってハンパない。
肩書きを持ったままでもチャレンジはできるでしょ!と。
そんな彼が私とお茶を飲みながら
私の人生ストーリーを聞いて
『いやー、すごいな!僕はまだまだ甘ちゃんです』
なんて仰る
恥ずかしながら私のストーリーなんて、
田舎の高校卒業して、夢を叶えるためにがむしゃらに働いて
「売られるからやめな」という友人たちを振り切って上京し、
チャレンジしては挫折の繰り返し。
人生最後の職業に、と選んだアロマセラピストの仕事も
結局辞めて、おまけに借金まで残っちゃって、
それでも懲りずに借金返しながら夢を追っかけてる‥てな
状況なのに
当たり前に誰もが羨む経歴をお持ちで、順風満帆とは
彼のためにある言葉、と思うような生活を手に入れていても
自分のチカラだけで何かを成し遂げたい!という情熱を
60才を目前にした今でも持ち続けているこの方に
あらためて真剣に生きることの大切さ、尊さ、
素晴らしさ‥みたいなものを思い出させて頂きました。
でも実は、そんなスゴイ決断をした彼も、
「この道を選んで本当に良かったんだろうか」とか
「またサラリーマンに戻れば、
こんな苦しい想いをしなくてもいいのに」と
思うこともあったそうです。
そんな、自分の弱い部分も素直に見せられる人って、
本当はものすごく強い人だと思います。
近い将来、とびっきりの笑顔で写ってる写真を
公開できるような気がします
乞う、ご期待