アスペルガー症候群。
はじめてこの言葉を聞いたのは、1990年代の終わり頃。
“極めて珍しい病気”という認識くらいしかなかったが、
ここ数年、関わる人の中にこの性質を持った人が
あまりに多くて、もはやこれは病気ではなく、
単なる特徴(あるいは個性)として受け入れていかないと、
社会は機能しなくなるのでは?と本気で考えるようになった。
ゆとり教育世代は、その教育方針の賜物というハンデを
もらえるのでまだいいとしても、すっかり大人(親)になっている
世代の人たちは、本当に生きにくい日々を送っていると
察することができる。
特に、日本社会で組織に属して生きていくには
最も向いていない性質だろう。
自由な発想で、個性を発揮できる仕事。
そんな職種が、これからの時代、主流になっていく。
いや、なっていかないと日本社会は機能しなくなる。
そんな気がする。