死ぬ瞬間―死とその過程について/エリザベス キューブラー・ロス
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彼女の自伝を先に呼んでいたせいか、面白みには欠けますが

精神科医の立場で淡々と語られる内容に考えさせられることの多い

一冊でした。


「死」は誰にでも平等にやってくるもの。


頭ではわかっていても、実際に直面すると理不尽さや怒りを

感じてしまうことも多いんだろうな~


彼女はアメリカで活動していたので、日本とは宗教観が違うぶん

死を目前にした患者さんの反応もかなり違うのかもしれない。


しかし、自分や身近な人が「死」に直面したとき、どんなふうに

接したらいいのか。

家族だけでなく、治療にあたる人たちとの人間関係‥


「死」を考えることは、そのまま「生きること」につながるな~、と

感じました。


と言うのも、つい最近、ある友人が「死ぬ間際になったとき、

何を後悔するかを考えるようになった」なんて言葉を投げかけてきて

まさにこの本の内容とリンクする言葉だな‥と。


なんとなく、「死」を他人事のように捉えているワタシ。

(いや、きっと皆そうだと思う)


悲観的な意味でなく、たまにはマジメに考えるのもいいと思う。



この本に出てくる「死を目前にした患者さんたち」は、迫り来る「死」に対して

準備のできるチャンスを与えられた人たち。


フシギに感じたのは、今まで自分のことは二の次で家族や周りの人たちのために

尽くしてきた人ほど、他者の手を借りないと入院生活も儘ならないような状況を

経験している、ような気がすること。


最後に、「与えること」より「受け取ること」の難しさ、そして大切さを学ぶ機会を

与えられるのかな。。。


いろんな視点で考える、良い機会でした。感謝。



Dr.ロスの自伝↓

彼女の人生観、死生観、生きている時代背景。

そんなことを知っていると知らないとで、「死ぬ瞬間」という本の

受け止め方が違ってくるように思います。


人生は廻る輪のように (角川文庫)/エリザベス キューブラー・ロス
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