- シンプル族の反乱/三浦 展
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最近の若者は、あまり物を欲しがらないらしい。
当然といえば当然な流れだと思うし、経済成長一辺倒な社会も
そろそろ終わりにしていいんじゃないか‥と思うんですが、
まだまだ社会を仕切ってるのは、高度経済成長を担ってきた世代&
その影響(教育?)を受けて、今、企業の重要なポジションにいる世代。
その辺の人たちの意識を変えることが必要、と意図して書いた本なのかな~
「●●なファッションを好む人は、●●な家に住み、●●なライフスタイルを
好む」みたいな分析があったけど、それ自体も他者(雑誌やネット)からの
情報で「私はこのタイプだから、こういうライフスタイルを目指そう」みたいな
意識が働いてそうなってるんじゃないかな~、と思わなくもない。
(だって、皆アカの他人同士なのに、似たようなファッションしてるのは
おかしいでしょ?)
しかしスピリチュアルな観点からいくと、意識というものが宇宙で
つながっているから自然的に発生して広まっている、という考え方もできる。
どちらにしても、(全部とは言わないが)事実は事実。
これからは企業側の都合でモノを創るのではなく、消費者に合わせた
モノ創りをしていかないと、どんなに大きな企業でも、その企業は滅びるという
言葉には説得力を感じました。
この言葉は、決して消費者のワガママを聞けという意味ではないと思うので
その辺をはき違えないようにしたいと思いますが、サービス業も同じだと
思うんです。
特に日本のサービス業は、サービス過剰。
そこまでする必要があるの?それって本人のためにならないんじゃない?と
思うサービスが多すぎる。
これもターゲットの差があると思うんですが、これからの世代と
滅びゆく世代へのサービスは分けて考えたほうがいいような気がします。
ちなみに、この本の中でいうと私は新人類と呼ばれた世代。
本の中の分析には「はいはい」と思える箇所も、ぷぷっと笑える箇所も
「そんなことないよ」と思える箇所もあって、血液型占いみたいで
面白かった
しかし、私もいちおうネットショップを経営する身。
これがすべてではないけれど、こういった統計は参考になります。
どんなビジネスでも、今までと同じでは通用しなくなってきている。
新しいチャレンジをするには、とっても良い時代になったのかも