小さい子供には、しばしばオトナには

見えないものが視える。


というお話、よく聞きますよね。

赤ちゃんが何もない天井を見上げて何かを目で追ってる、とか。


それは別段、特別なことではないのだけれど、大きくなるにつれて

自然と視えなくなったりオトナの都合で視るのを止めてしまう子もいる。


話には聞いていたけれど、その場面を目の当たりにしたのは初めてかも。


2才くらいの男の子がお父さんに手を引かれて給茶器のそばまで来た時、

急に立ち止まって前に進もうとしない。

お父さんがその子の手をひっぱると彼は半泣き顔で首を横に振って拒否。

仕方なくお父さんは自分が先に行って給茶器のところから手招きを

するのだけれど、彼は空中を指差して首を大きく横に振っている。

彼の視線は指をさした場所から左右に動き、そのうち見えなくなったのか

給茶器のそばにゆっくりと近づき、その横にあった紙コップ用のゴミ箱の中を

マジマジと覗きこんでいる。


結局、彼はお茶を飲むことを忘れて帰っていきました。


お父さんは気づいているのか、特に怒る風でもなく普通に接していたのが

ちょっと印象に残りました。

そういうことを理解できない親は、大抵怒ったり否定したりしますよね。


自分に見えるものが他の人には見えない。

自分には聞こえる音が他の人には聞こえない。

自分が感じていることを周りの人は理解してくれない。


こういうことが続くと多数決で自分が間違っている、おかしいんだ

判断せざるを得なくなり、苦しい毎日が始まる。。。


こういう能力も個性のひとつとしてもっと社会の認知が高まるといいのに‥と

思います。


サロンのクライアントさんにはこの手の能力の高い方が

本当に多かったです。

本人が気づいていて黙ってる分にはまだ良いのだけれど、本人が

気づいてない場合(原因不明?)は本当に辛そうで。。。


まだまだ否定的な考えの方、多いですもんね‥残念しょぼん



Kine's aromatherapy