石巻1／大川小学校

こんにちは！
Milieux de la Cultureです。

東京の桜は満開
木曜日から4日間、九品仏浄真寺前で期間限定ショップをやっておりますので、桜を愛でつつ、お参りしつつ、お立ち寄りいただければ幸いです。

さてここ数回はシビアなお話を。

先週の仙台でのイベント終了日の翌日、石巻に行ってきました。
管理人は、普段は教育支援事業に携わっている関係上、特に被災地の子ども支援の現場とは比較的近い立場にいます。ですから、さまざまな取り組みを通じて被災地を訪れる機会はこれまでも何度もあったはずでしたが・・・いろんな理由から行けずにいました。

しかし今回、限られた時間ではありましたが、実際にこの目で現場を見ることができたことで、改めて想いを強くしました。

まずは大川小学校へ向かいました。

右に小学校、左に北上川が見えます。
周辺はずっと更地が続いています。
ダンプカーばかりひっきりなしに通り過ぎていきました。

以前は小学校の周りに集落があったそうです。

石巻市立大川小学校は、2011年3月11日の東日本大震災による津波により、全校児童108名のうち、70名が死亡、4名が未だ行方不明という甚大な被害を受けた小学校です。当日学校にいた11名の教職員のうちの10名と、小学校の周りの集落の方も多く亡くなりました。

大川小学校の被害の検証に関して、今日に至るまでの経緯は耳を疑うばかりで、どうしてこんなことになってしまっているのか、ご遺族の無念さは計り知れず、本当に言葉がありません。

何より、この運動場でなすすべもなく津波に飲み込まれてしまった子どもたちの思いはどこにいってしまうのか、まがりなりにも教育に携わる者の端くれとして、これから取り組むべき課題は山積していると思っています。

大川小学校の件については、以下の本に詳しいです。
もちろんこれはジャーナリストさんの立場から書かれたもので、異なる立場にある方々には別の言い分があるのかもしれません。ただ、事実だけを拾ってみても、理不尽としかいいようのないことがあまりにも多すぎる気がしました。

初めて見る北上川は本当にきれいでした。
この川が牙を向き、小学校の建物を超える津波となってこの地域を襲ったのだということがにわかには信じられないほど、滔々と流れていました。

しかしこのガードレールや看板のねじれ具合が、津波の威力を物語っていました。

平日の午前中にも関わらず、4組ほどの方が訪れていました。みなさん、言葉少なく校舎を／慰霊碑を見つめていました。

2014年3月時点での大川小学校へのアクセスですが、小学校の付近には路線バスが走っていませんので、レンタカーが確実でしょう。

もっとも管理人のように運転免許がない場合はタクシーに頼るしかありませんが、石巻市内からは1時間近くかかりますし、往復での利用になりますから、ひとりで移動するには費用的にかなり大きくなります。

そこで管理人は、仙台から石巻行きの宮城交通のバスに乗り、「イオンモール石巻」の停留所で下車、その後、「雄勝地区住民バス」に乗り換えて、大川小学校から一番近い「入釜谷」停留所を目指しました。

ひところ石巻行きのバスは、かなり早めに並んでおかないと乗れなかったようですが、今回はそこまでではありませんでした。

さらに、雄勝地区住民バスは平日のみの運行で、一日3本しか走っていませんし、イオンモール石巻まで来る日は月・水・金に限られていますのでご注意ください。また「住民バス」という名のとおり、住民にとっては足代わりの大事なバスですが、車は運転手さんを入れて10名乗れるワンボックスカーです。運賃も100円なので、明らかに住民のためのバス。ですから、荷物は極力少なめにして、乗せていただいているという感謝の気持ちを持って利用したいところです。

ただ、そんなバスなので、乗るときに行き先を言えば、下車の場所は運転手さんが少し融通を利かせてくださるかもしれません。実は最寄の「入釜谷」のバス停から大川小学校までは歩いて25分ほどかかるらしいのですが、私の場合、小学校へとつながる道の入り口で降ろしてくださったので、山道を歩かずに済みました。

このあと、雄勝の集落へ向かいましたが、その件はまた次回に。

期間限定ショップ開催のお知らせ

日時： ４月３日（木）～６日（日）の４日間
１０：３０－１９：００
※初日は１２：００オープン
※最終日は１８：００まで

場所： usagi-ya

        （東急大井町線九品仏駅下車すぐ）

※ショップまでの詳しい地図は、こちらをご覧下さい。