andu amet（アンドゥ・アメット） at 六本木ヒルズ

今回のヒルズ探索のもうひとつの目的は、このブログでも以前ご紹介した（前編・中編）、アフリカ・エチオピアのシープスキンを使ったレザーショップandu amet（アンドゥ・アメット）のPop-up Boutiqueをのぞいてくることでした。

現在、 六本木ヒルズウエストウエストウォーク３階のエスカレーターホールでオープンしているandu ametのワゴンショップの外観はこんな感じです。

うわさのエチオピアンシープスキンを初めて手にとったのですが、もうめちゃくちゃびっくりしました

これまでも、スペインやフランスの高級メゾンのラムスキンやシープスキンの商品を手にとることはありました。それに勝るとも劣らぬ軽さとなめらかさはいうまでもありませんでしたが…。

特筆すべきはそのしっとりとした肌触り！
うるおいを湛えたぬめり感があるのです。
このしっとりとした感触は、既存の高級メゾンのレザーからは得がたい質感です。

andu amet代表の鮫島さんによると、エチオピアは高地にあり、一日の寒暖差が大きいため、羊たちの皮は寒さに耐えられるように、薄くてきめ細かく、しかも丈夫なものになっていくんだそうです。

バッグの内部もレザーがはられています。
これほど品質の高いレザーをふんだんに使用しているにもかかわらず、5万円台～10万円台という価格は、もちろん決してお安いものではありませんが、高級メゾンのバッグに比べれば納得の価格です。

andu amet代表の鮫島弘子さんです
小柄なお身体のどこにそんなエネルギーがあったのかと思うほどの、キュートさと力強さを兼ね備えた素敵な女性でした。

たくさんお話をうかがいましたが、途上国の開発問題について、かなり高いバランス感覚をお持ちの方だなという印象を持ちました。支援する・されるという関係を越えて、共にビジネスを営む同志としてエチオピアの人々と関わっておられるのだな、ということを強く感じました。

例えば、印象的だったのは鮫島さんの次の言葉。
「私、がんばらない人とは一緒にやりたくないんです。」

鮫島さんもおっしゃっていましたが、与えるだけの支援を続けることによって、支援されることに慣れてしまう人々が生み出されてしまうということ。おそらく鮫島さんは、青年海外協力隊等の経験を通じて、これまでそんな現実を何度も目の当たりにしてこられたのでしょうね。

またそう言い切れる背景に、ここに至るまで鮫島さんご自身がどれだけ「がんばって」こられたのかを想像することもできるでしょう。さまざまな困難を乗り越えてここまでやってきた方だからこそ言える、がんばらない人の手伝いはしたくないという鮫島さんの一言にはとても重みがあります。

さて、今回のPop-up Boutiqueでは、andu ametの工房でつくられたレザー製品だけではなく、「selected by andu amet」として、他団体がエチオピアで営んでいるソーシャルビジネスから生み出されたアクセサリーやストールも販売しています。

アクセサリーはこんな感じで並べられていました。

ストールは、特に鮫島さん着用のものがあまりにもカッコよすぎて一目惚れしたので、撮らせていただきました（残念ながら同じ商品は販売されていませんでしたが…）！
写真後方にもいくつか色鮮やかなストールが見られます。

すべてエチオピアの人の手によるハンドメイドです。

バックは少々値が張りますが、こちらのラインナップは比較的お財布にやさしいプライス。私もいくつか購入させてもらいましたが、そのお品については、また日を改めてご紹介したいと思います。

なお、最近のメディアでの反響を受け、andu ametのネットショップでは1年待ちという状況が続いているそうですが、期間中にヒルズのお店に直接いらっしゃったお客さまのために、いくつかのデザインについては即日購入ができるよう、在庫のご用意があるとのことでした。

ご興味をお持ちの方、この機会にぜひぜひヒルズで直接お手にとってみてください！エチオピアンシープスキンのしっとり感にココロ癒されること間違いなしです

＝andu amet 六本木ヒルズPop-up Boutique＝

期間：2014年1月15日（水）～2月16日（日）
場所：六本木ヒルズ ３階 ウェストウォークワゴン（エスカレーター横）