Sol Levante (ソル・レヴァンテ) | 東京散歩 * Allons Nous Promener aux Milieux de Tokyo

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ハイセンスなヘアアクセサリーのセレクトショップMilieux de la Cultureのスタッフブログです。
新着商品情報のほか、東京都内を中心に管理人の独断と偏見(笑)で選んだMilieuxなスポットをご紹介します。

=Sol Levanteは2014年3月15日をもって閉店しました=
リニューアル移転するとのことです
(2014・3・16追記)


青山・骨董通りそばの商業ビルAO(アオ)の裏手にあるイタリアンのカフェ「Sol Levante」。
「ソル レヴァンテ」と読みます。
お店のサイトによれば、“東の空に昇るまぶしい太陽”という意味だそうです。

イタリア語でsol(e)は「太陽」、levanteは、名詞ですと「東」ですが、「昇る」を意味する動詞levareの現在分詞でもあります。

すぐには入れないと聞いていたので、お買い物は後回しにして、まずはお店へ。
日曜日の昼下がり、1時半にお店にうかがうと案の定約1時間待ち。でもケータイの番号をお伝えしておけば、連絡してくださるとのことで、その間に別の場所にお買い物に行きました。

ただ、すでにお食事中のお客さんがいつお帰りになるかなんて、当然のことながらはっきりとは分からないですよね。結局お店に入れたのは3時前でした。
店内はほとんどが女性客でした。

さて、今回いただいたのは、期間限定商品のMonte Bianco Giapponese(モンテビアンコ ジャッポネーゼ)。その名の通り、白い山の形が愛らしい和栗のモンブランです。


定番メニューとしては、洋栗を使ったMonte Biancoもあります。


渋皮の苦みがほんのり感じられるモンブランでした。
口当たりはかろやか、そして甘すぎず。リキュールの風味は控えめ。

土台は栗のペーストも甘さ控えめですが、特筆すべきは山を形作るクリーム!
口に入れると、雪のようにさらっと“溶けて”いきます。
良質のクリームの食感としては、「なめらか」という表現が一般的かと思いますが、そうではなくて、これは口の中で溶けるのです。


とはいえ、食べた気がしない、とか、もう一つ食べられそう!といった、ある意味空虚ともいえる軽さとも違って、ひとつでしっかり堪能できるケーキでした。

実はこのお店、ふわふわのバームクーヘンで知られる「CLUB HARIE」が運営しているお店なのです。ということは、要するに和菓子の「たねや」が親会社なんですよね。

滋賀の和菓子屋「たねや」がバームクーヘンをつくるようになったのは、近所に住んでいた建築家ウイリアム・メレル・ヴォーリズの勧めがきっかけだったとのことで、クラブハリエのテーマパーク「近江八幡日牟禮ヴィレッジ」にも、ヴォーリズが手がけた建物がカフェとして使われています。

余談ながら、管理人の母校の建築を手掛けたのもヴォーリズなので、親近感もひとしおです。

クラブハリエのバームクーヘンも、口の中で溶ける感じが魅力です。
本場ドイツの味を知っているバームクーヘン通からすると、クラブハリエのバームクーヘンは、バターの効いたずっしりした重みがないので物足りないらしいのですが、私はむしろそのエアリーであっさりした食感と、和三盆のようなさわやかな甘さが好みです。

Monte Bianco Giapponeseにも同じような印象を持ちました。


Sol Levante(ソル レヴァンテ): http://sollevante.jp/index.html