THE CHRONICLES OF NARNIA: THE LION, THE WITCH AND THE WARDROBE
2006
アンドリュー・アダムソン
ジョージー・ヘンリー, ジョージー・ヘンリー, ウィリアム・モーズリー, スキャンダー・ケインズ, アナ・ポップルウェル, ティルダ・スウィントン, ジェームズ・マカヴォイ, リーアム・ニーソン, ジム・ブロードベント
大好きな小説。予告トレーラーでのアスランを観た時点で泣きそうになったので、すごく楽しみでした。
とにかくナルニアの世界が映像化されただけでも大感激でした。雪の女王もぴったりでしたし、タムナスさんが予想以上にはまっていてよかったです。
でも小説では「プリン」だった女王の食べ物が、英語の直訳になっていたので、小説派にしてみれてばちょっと残念なんだけれど、それは仕方のないことですね。もう少しあのシーンには自分の思い入れがあるんですが、たべたーい!という欲求が出ないのは文書と違うところかもしれないし、子供心の捉え方の違いもあるかもしれないです。
私の年少時の最大のファンタジーなので、切実に夢を壊さないでほしいと思ってみたのですが、大丈夫でした。本当に好きな本なら、小説とは切り離してみることができるのだと思いました。もちろんケチをつけるとしたら、ドリアード、ナイヤードの扱いとか、ルーシー役の子がイメージと違うとか、ロードオブザリングにくらべて壮大さに欠けて子供向け過ぎやしないかとかありますが、そこはもういいです。
もともとロードオブザリングの作者もこのナルニアを読んで、あの話を書いているので、この話はこの手の不思議な世界の原点です。そういう意味ではこれから続く作にも期待しています。