チャーリーとチョコレート工場 | milestones -すっきり映画三昧!-

milestones -すっきり映画三昧!-

now or never.

観るのに体力が要る映画より、すっきり・さっぱりに手が伸びる

CharlieChocolateFactory
Charlie and the Chocolate Factory(原題)
巧克力冒險工廠(台湾)
2006
ティム・バートン
ジョニー・デップ, ジョニー・デップ, フレディー・ハイモア, デヴィッド・ケリー, ヘレナ・ボナム=カーター, クリストファー・リー
star star
やってくれました。ティム・バートン。良いか悪いか、ここまではっちゃけてくれるとは思わなかった。いい意味で裏切られました。

この映画はロアルド・ダールのチョコレート工場の秘密というタイトルで日本では翻訳されて出たもので、私も小学校3年生の時に読んでそれ以来このお話とチョコレートにはまっていたものでした。読み返す時間がないまま映画を観てしまいましたが、小さいころの夢は夢のままで、ティム・バートンの映画としてはやってくれたな、という気持ちです。これは小説がそのままだったらまあまあという評価だったかもしれませんが、ジョニー・ディップの奇怪さが付け加わって素敵にできています。

こんな子供嫌いだったっけ?とか歯医者のお父さん?などディップなりのウィリー・ウォンカでした。外せないのがディープ・ロイのウンパ・ルンパ。あれはあそこまでやられると爆笑するしかなかった。ひどいひどすぎる(多少良い意味で)あんなのがいっぱいいたら倒れそうです。ブルーベリーっ子のお母さん役のミッスィー・パイルもいつもの調子。驚いたのがクリストファー・リー。この人いろんな映画出過ぎ。

何も知らないとこの世界が理解不能かもしれないし、小説を知っていたらちょっと微妙かもしれない。でもティム・バートンを知っていても美術が微妙なんだよ。ディップファンにしても驚くかもしれない。そういう意味ではだれの期待にも添っていない”らしい”映画。
(08/05/2005)