温故知新は人生の道しるべ -83ページ目

温故知新は人生の道しるべ

自分の過去を省みて自分の明日を築いていく。

身の回りに起きる出来事は全て必然。目的地に着くために全て必要な出来事なんですねぇ~。

意志の力」と「想像の力」の違い、って、どのように違うのかお分かりになりますか?


突然、大変無礼な質問で申し訳ありません。


これは小子が昔聞いた話なんで、大まかなところしか覚えていませんが、


意志の力は、想像の力にはかなわない。

どんなに意思が硬くても、想像力の方がそれを打ち砕いてしまう。


と、いった話です。


どういうことか?といいますと、

例えば、タバコが好きな人がいて、健康のために止めた方が良いのはわかっているんですけれども、隣で吸っている人の顔を見ると「うまそうだなぁ」と想像して、ついタバコに手が行ってしまうこと。


決意をするんだけれども、まだいいかな、と行動をしない自分。



今から100年ほど前に、フランスの片田舎の薬剤師であったエミール・クーエという人物が、ある奇妙な現象を研究し法則にまとめました。

あるとき彼のところに「クーエさん、体の調子が悪くなりました。薬をください。」と男が来ました。


残念ながら、その症状に効果のある薬は切らしており、どうしようかと悩んでいたところ、男は「クーエさんの薬だったら効きます。」と話し出しました。


そこで、エミールは今で言うビタミン剤のような、その症状に効きそうに無い薬を処方したところ、数日たって男は「薬が効いて元気になりました。」と訪ねてきました。

エミールは“「この薬で治る」と想像したら治ったという現象に興味を持ち、様々な仮説を立てて考え、実証しました。


彼のまとめた法則は次のようなものです。

1.意志と想像が反目する場合、勝つのは常に想像の方で、例外は無い。
2.意志と想像が同調する場合、そこから生じる力量は、意志力と想像力の和ではなく積である。

エミールは薬剤師から心理学者になり、生涯を治療に捧げたとのことです。
今ではこの考え方はプラセボ(プラシーボ)効果と呼ばれ、新薬の効果が本当にあるかを検証するための方法として実際に使われています。


ここで言っている「意志」は、すなわち「こうしたい、こうなりたい、思っている意識です」


そして「想像」は、「自分では意識していないのですが、ふと想像してしまうことです」


なんか、まだ分かりにくいですよね、専門用語では「意思」は顕在意識、そして「想像」は潜在意識です。


私たちは、意志で「○○しよう」とか「○○に決めよう」と考えます。

ところが、様々な情報から「上手くいかないのでは・・・」「あれが起こったら、大変だ・・・」などと、ふと無意識に否定的な想像をすることはありませんか?


先程のタバコの例のように、「タバコを止めよう!」と思っているのですが、つい「明日から・・・・」とか、「次回から・・・」とか先延ばししてしまいます。

それは、私たちが先延ばしをする生活を送ってきたからです。

先延ばしをする生活をしていても何とか生活できていたので、そのような習慣がついてしまったのです。


「意志」でやることを決めたら、「想像」では、やった後の良くなった状態を思い浮かべることが実行を助ける大きな力となるということです。


また、「意志」が決まらず迷っていても、ふと良い状態を「想像」することで「意志の力」がつき、決断できることもあります。