「戦勝攻取してその功を修めざるは凶なり、命(な)づけて費留(ひりゅう)という」
【意味】
敵を攻め破り敵城を奪取しても、戦争目的を達成できなければ、結果はしっぱいである。これを骨折り損のくたびれ儲けという。
まず目標を達成するために、戦略方針が策定される。
この戦略方針を誤れば、どんなに努力しても、目標に達成することができません。
そうならないためには、あらかじめしっかりした戦略方針を策定しておく必要があるのです。
ある人が道で一人の男に会いました。
車を北に走らせながら、
『楚の国に行くつもりだ』 と言う。
『楚に行くなら南に向かわなければならない。なぜ北に向かっているのか』
と聞くと、男は、
『馬は飛びきり上等だ』
と言う。
『良い馬かもしれませんが、道を間違えている』
こう言うと、
『旅費もたっぷりある』
と言う。
『そうかもしれんが、道を間違えている』
重ねて言うと、男は、
『いい御者がついている』
と応える。
このように条件がそろっていれば、ますます楚から遠ざかっていくだけだ。
飛び切り上等の設備があって、費用もたっぷり、いい人材がそろっていようとも、方向が間違っていれば、目的地にたどり着かないのですよね。
大企業ではありえないことですが、中小企業の場合、特にワンマン経営者の場合などはこれと同じようなことをしてしまっていることがあります。