「Mile!」
「yeah?」
「Today's shooting is done, you guys can go
ahead」
「Okay…thanks」
「 How's Apo?」
「 He is feeling better after taking oxygen tank,
but I'm still worried」
「Please get plenty of rest tonight and if you
guys feel sick or any symptoms…let us know」
「Okay」
狭いコンテナの中での撮影中、体調を崩したPo
酸素ボンベで吸引しながら
なんとか撮影を乗り切ったものの
今もグッタリと横になって休んでいる
「Po」
「……」
「baby」
「…huh?」
「We can go home now」
「…okay」
「…Can you get up?」
汗で張り付く前髪をそっと梳いて
囁くように声を掛けると
ふらつきながら立ちあがろうとするPoの身体を
サポートしながら車まで促す
助手席のシートをフラット近くまでに倒し
Poを横たわらせると
運転席へとまわりエンジンをかけた
「Phi」
今にも消え入りそうな小さな声
助手席からそっと伸ばされる手を握ってやると
安心したようにPoが目を閉じる
撮影中、体調を崩しながらも気丈に振る舞うPoを
励ますように、何があってもPhiが隣にいることを
伝えるようにずっと繋いでいたお互いの手と手
そこから伝わるお互いへの絶対的な安心感と信頼感
「I will never let go of your hand, babe」
家に着いても目を覚ますことのないPoの身体を抱き上げベッドルームへと運び
シャワールームでひとり汗を流していると
''ガタンっ!!''という大きな物音がして
慌ててシャワールームを飛び出す
「Po!」
「……」
「Are you okay?What happened!?」
ベッドの下で呆然としているPoを抱き起こすと
力いっぱいギュッと抱きついてくる
「…Phi…P'Mile」
「Did you hurt yourself?Let me see…」
どこかケガをしていないか確認しようとするも
激しく首を振って身体を離そうとしない
「Po, I wanna make sure that you're okay」
「No…I'm okay…hold…me, please…don't…
leave…me」
「I'm holding you, babe…I won't never leave
you alone…Phi is right here, okay?」
震える声と身体でしがみついてくるPoの身体を抱き上げそのままベッドに一緒に横たわると
片方の手をしっかりと繋ぎ
もう片方の手で震える背中を落ち着かせるように
撫でさする
「I was scared if I thought it wouldn't make it」
小さくこぼれ落ちたPoの本音に
今日の過酷な撮影風景を振り返る
狭いコンテナ
薄い空気の中での激しいアクション
2度目に気分が悪くなって
酸素を吸入しながら休んでいるPoの瞳は
今までになく不安そうに揺れていた
役者として経験豊富なPoは
いつも的確なアドバイスをくれて
アクションシーンでもチームを
精神的にひっぱってくれて…
そんなPoが不安そうに瞳を揺らすのを見て
隣に寄り添い力強くその手を握リ返すことで
その温もりが少しでも力になるようにと
そう願うことしかできなかった
「We did it, Po…We made it together」
「yeah, we made it together…thanks, P'Mile」
「I wanna say thank you, too…thank you for
your dedication」
繋がった指先にkissをしてから
唇にもそっと触れるだけのkissを繰り返すと
そのうち甘えるように口を開いて
舌を差し出してくるPoはほんとうに愛らしい
「Phi…」
「I love you, babe」
「P'Mile…」
「I won't never let you go, sweetheart」
「… How can I live without you, P'Mile」
「Oh, baby…don't cry…Phi is right here」
無事に撮影が終わり帰宅して
緊張が緩んでようやくホッとしたんだろう
頬を伝う涙を唇でそっと拭いながら
ギュッと腕の中に抱き締める
「You are the one who always takes care of me」
「Because I love you…I care about you, baby」
「I care about you, too…Phi」
「I know…and I just want you to know that Phi
is always on your side」
「 Hey!that's Porsche's quote笑」
腕の中のPoがクスクスと笑うのに
こちらまで自然と笑みが溢れる
「sometimes I'm not good at expressing my
feelings…」
「I know Phi is shy」
「Yes…and I believe that I don't have to show
my affection in public」
「yeah…me, too」
「but I want you to know that you mean so
much to me」
「I know that, P'Mile…your eyes always tell me
…I love the way you look at me…Po feel like
being loved all the time」
少しだけ恥ずかしそうに
でもとても嬉しそうにPoが微笑む
''P'MileはいつもP'Apoのこと愛おしそうに見つめてる''
自分達のインタビュー映像を見たファンが
いつもそうコメントをくれる
指摘を受けて改めて見直すと
自分でも恥ずかしくなるぐらい
インタビューに答えるPoをじっと見つめる自分がいる
"I love listening to Po''
''I love the way he is talking''
そんな風に答えるけれど
確かにそれも事実だけれど
ただ、純粋に…嬉しいのだと思う
10年前に出逢って、再会して、一緒に仕事をして
ここに辿り着くまでにも、正直色々とあった
全てが順調ではなかった
でも、どんな困難も一緒に乗り越えてきて…
どんな時でも、隣にはいつもPoが寄り添ってくれて
お互い支え合って、助け合って
今もこうしてPoが隣にいてくれることが
嬉しいんだと思う
ただただ幸せなんだと思う
大切だと思う、愛おしいと思う…
そう思える相手に出会えたことを幸せだと思う
「Thank you for being you, babe」
いつのまにか腕のなかで
穏やかな寝息をたてるPoの額にそっとキスをすると
無意識にPoが首元に顔を擦り付けてくる
その愛しい仕草に幸せな吐息をひとつつくと
ゆっくりと目を閉じた