銀魂の小説ですね
文章化した方、うまいですね
マンガの雰囲気が出てます
と言ってもこれは高校のお話です
無理矢理なところは
・新八のお姉ちゃんがやっぱりお妙さんなうえ
同じ学年はまだしも同じクラス
・同じクラスに風紀委員（真選組）が
３人（近藤、土方、沖田）もいること
・風紀委員会副委員長のはずの土方の
学ランのポケットにタバコがある
→ここでは高校生と思い出して
一度出したタバコをポケットに戻す
いろいろな無理は承知の上だそうで
読書の時間に読んだらヤバかったです
一人でニヤついてました
家だと一人で大笑いしてますよ
新八のツッコミも
神楽ちゃんの大食いも
近藤さんのストーカーも
土方さんのマヨラーも
沖田の腹黒さも
山崎のミントンも
すべて健在です
銀魂好きなら一度でいいから
読んで欲しい本です
自分で買った覚えのある文庫本の中で
最も薄くて最も古いものですね
映画の原作本です
映画より後に発売されたんですけどね…
小説をドラマにしたり、映画を小説化すると
なんか違うなぁと思うことがありますが、
完成度高いですよ
映画見た人だとハッキリと情景が浮かびます
台詞や仕草まで忠実ですよ
途中途中の挿絵を見てまた
「あぁ、このシーンかぁ…」
と微笑んでしまいます
小説化してもあのリズムが崩れないのが凄いと思いました
スキマスイッチですね
この中の『月見ヶ丘』という歌を紹介します
短い歌ですが、可愛らしい歌です
近藤勇、土方歳三、沖田総司、斎藤一
この４人の視点で描いた作品です
お話は出来事に忠実です
一つ言うことがあるとすれば、
土方さんと沖田さんはこんなに仲良くない…
この２人、よく兄弟のように仲がよいと思われがちですが、
実際、仲の良かったことを表した資料は２・３個ほどで
結構関係はクールだったそうです
そうは知っていたものの「こんなに仲良くない」
とは思わず楽しんで読めたのも事実
こういう作品を書く上では
多少変えなければならないことがあるんですよね…
さて、もっと深い内容にいきましょう
斎藤さんの主人公のお話って結構少ないと思うんですよ
だから新鮮で楽しく読めましたね
でもこの話のあとが気になります
この作者さんにはもう１話書いてもらう必要があるようです
とりあえず感想はこれだけで
あ、そうそう
この本を読む前に若干新選組について知っておくとわかりやすいと思います
史実と多少異なるところもありますが
広い気持ち
で読んで下さい
このアルバムの中の「いつもいっしょ」という歌が
いい歌ですよ～
僕は目をそらされるのが嫌で
自分から目をそらす男の子です
ありったけの勇気で君の
小さな手を握りしめた
君は手を離されるのがこわくて
自分から手をほどく女の子です
ありったけの勇気で僕の
手を握り返してくれた
上手に伝えられないまま
言葉と言葉がすれ違う
はぐれた手と手はお互いに
「さよなら」という言葉を選んでしまった
「いつもいっしょ」と二人で唱えた
風吹く丘は 僕らにとって
儚く途切れる夢のように
記憶の中で薄れてゆく景色になった
あのサヨナラから時は経ち
僕なんとなくだけど大人なった
愛なんてまだわからないけど
自由と責任を知った
忙しい毎日の中で
自分を忘れてしまう時は
あの丘から空を見上げる
少しだけ切ない気持ちを胸に抱きしめて
僕は思い出す あの日あの時に
手を離したのは 僕の方だった
後悔をしても仕方ないと
帰ろうとした その時 君が現れた
幻じゃない 君が目の前にいる
あの頃と変わらない笑顔で・・・
ずっとずっと、逢いたかった
何も言わずに 君は微笑んで
その小さな手で 僕の手を握り
すれ違い別れた二人にだけわかる涙を
一粒だけこぼした
甘い言葉も 深いくちづけも
今はなくていい
ただ目を閉じて「いつもいっしょ」と唱えるだけで
しあわせ色の風が二人を包むのです
お話みたいな歌っていいですよね、綺麗で
素敵すぎです…
