「登る男」

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登山ど素人ミクロクの山ブログ

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第3話【秋の気配】


標高2,470m、八合目の「女人堂」に到着です。

スタートから森の中を歩いてきたんですが、それもここまで!

女人堂に着いた途端、視界が一気に開けます。

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目の前にそびえるのは、目指す御嶽山。

どっしりしたその姿は、やはり迫力満点!


黒沢口からのルートは、御嶽山の中で最も古い登山道。

いたるところで見られる石像や霊神碑が独特の雰囲気を醸し出しています。

山は山でも、それぞれに表情を持っているところがおもしろい!


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登山したのは、10月の中旬。木々の緑も少しずつ色づき始めた感じ!
紅葉がピークになると、きっと素晴らしい眺めなんでしょうね。


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この日は、最高の登山日和。

秋は空気が澄んでいると言われるだけあって連なる山並みもくっきり!

ちなみに写真は、北アルプス方面。

左に見える大きな山が乗鞍岳。その奥には、槍ヶ岳や穂高連峰がきれいに見えました。

いや~、来て良かった♪


つづく







第2話【名物でパワー全開!】


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いよいよ、御嶽山への登山スタート!

今回選んだルートは、御嶽山の中で最も古い登山道「黒沢口登山道」

1785年、覚明(かくめい)行者が開いた道だそうです。


多くの修験者たちが歩いた古の道。


御岳ロープウェイで七合目まで一気に行けるんですが、

少しでも歴史の息吹を肌で感じようと、六合目の中の湯から登ることにしました。

夏のシーズンには、

今でも白装束に身を包んだ信者たちが見られるそうです。

気分なんでしょうけど、他の山では感じられない空気…

この山は、何か持ってますよ!


「登る男」 さて、目の前に趣きある山小屋が見えてきました。

七合目にある「行場小屋」です。

なかなか良い佇まいだ~


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この山小屋には、登山者に人気の“ある名物”があるんです。
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名物【ちから餅(500円)】

きな粉がたっぷり!ほんのり甘く、素朴な味わいでとても美味しかったです。

スタートからおよそ1時間。

ちょうど体が動くようになってきて、小腹もすいた頃だったので最高でした。

名物を食べてパワー全開!

さあ、まだ登山は始まったばかりで~す。


つづく






第1話【ちょっと怖い夜】


その山には、なぜか親しみを感じていました。

自分のふるさとの山である白山からも見える山。

遠くにあるけど、どっしりしたその姿は力強く、印象に残っていました。

昨年の秋、その山に登りました。

木曽の御嶽山/おんたけさん(3,067m)です。

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日本にある3,000m峰は、全部で21座。

そのすべてを登りたいと思っています。

まずは、日帰りで登れる3,000m峰から登っていて、

御嶽山は、富士山、立山、乗鞍岳に続いて4座目の3,000m峰です。


今回は、前日の夕方に石川県を出発し、深夜に登山口(黒沢口)に到着。

車中泊をして、早朝登山スタートというスケジュールです。


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登山口(黒沢口)へと続く山道は真っ暗闇…

ヘッドライトに浮び上がるのは、おびただしい数の石碑?

暗闇の山道を走るだけでもちょっと不安なのに、これは怖いでしょむかっ

さすが「霊場の山」として、今なお篤い信仰心が息づく山だと実感しました。

(※さすがに夜の写真は撮影できませんでした…(>_<)


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深夜0時。ちょっとビビりながらも登山口である「黒沢口」に無事到着。

あたりは真っ暗でシーンと静まり返っていました。

何台か車もいましたが、すでに寝ている様子…


実は、初めて車中泊だったのでいろいろ楽しみにしていたんです。

お湯を沸かしてコーヒーを飲もうとか、ラーメンを作ろうとか…

そんな気分も吹っ飛んじゃいました( ̄_ ̄ i)


せめてもの救いだったのは、満天の星空星空

めちゃめちゃキレイでしたよ。

明日は、絶好の登山日和になりそうです!ZZzz....






自分で立てた目標のひとつ〝9つの地方最高峰制覇〟

また目標達成の登山に行って来ました。

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近畿地方最高峰

八経ヶ岳/はちきょうがたけ(1,915m)です。

大峰山(おおみねさん)、八剣山(はちけんざん)、

仏経ヶ岳(ぶっきょうがたけ)と、いくつもの呼び名がある山です。


八経ヶ岳までの登山道は、熊野古道のひとつ!

ということは…

そう!“世界遺産”を歩いて登るんです。

厳かな雰囲気がビンビンと伝わってきました。

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この季節ならでは絶景も見ることが出来ましたよ。

詳しくは後ほど!





久々のブログ更新です。

今年の夏は、仕事が立て込んで山登りを楽しめませんでした。

その反動でしょうか…

どうしても山へ行きたくなって、

秋の登山、怒涛の3連チャンを決行しました!

登った順に紹介します。


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まず第1弾は、木曽の御嶽山(3,067m)へ!

山登りをはじめ、徐々に憧れを抱くようになった3,000mの山々。

日本には富士山をはじめ、3,000mを超える山が全部で21座あるそうです。

実は、そのすべてを制覇しようと密かに企んでいます。

時間的にも資金的にも余裕がないので、

日帰り可能な登りやすい3,000m峰からチャレンジしています。

御嶽山は、自分にとって4つ目となる3,000m峰です。


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第2弾も、3,000m峰へのチャレンジ!

日本第2位の高峰、南アルプスの北岳(3,193m)です。

「富士山を見るなら北岳」ってガイドブックに書いてあったので

一度登ってみたかったんですよね。

しかし、まだまだ準備や考えが甘かったです。初めて挫折を味わいました…


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第3弾は、中国地方最高峰・大山/だいせん(1,709m)です。

3,000m峰全21座制覇という夢もありますが、

実はもう一つ目標を立てているんです。

それは、“9つの地方最高峰制覇”です。

北海道、東北、関東、中部、北陸、近畿、中国、四国、九州の9つ。

大山は、日本海に面して立つ独立峰で、海からの風が凄く冷たかったです。


まだまだ登り足りません。

各地の山では、初冠雪の便りも届いているようです。

冬の雪山にもチャレンジしたい!

それぞれの登山については、これからゆっくり書いていこうと思います。






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気軽に登れることで人気の

福井・赤兎山(あかうさぎやま)

スタートから1時間30分ほどで山頂に到着しました。

標高は1,628mと低い山ではありますが、

頂から広がる眺めはダイナミックでした。

毎年登っている白山(2,702m)の素晴らしい眺め!

頂から白山が見える山はいくつかありましたが、

かなり印象に残る眺めでした。

さて、赤兎山に来たからには頂上に立つだけじゃなく、

もう少し足を延ばしてみましょう!

ここからが赤兎山の醍醐味なんですよ。



赤兎山山頂から赤兎避難小屋までは、ご覧の通り、なだらかな大地が広がります。

ここが「赤兎平」です。

白山を取り巻く山々の稜線も一望!素晴らしい(^O^)/

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ちょっと大げさだけど、

気分は〝アルプスの少女ハイジ〟

小さな赤い山小屋が、とてもチャーミングに見えませんか?


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こちらは山小屋付近にある「赤池」です。

ここは湿地になっていて、お花シーズンの6月下旬から7月上旬には、

ニッコウキスゲ、ササユリ、コメツツジなどが咲き乱れるそうです。

秋の紅葉シーズンもオススメだとか!

山頂から20分ほどなので、是非道草してみて下さい!


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「赤兎避難小屋」に到着です。

ふり返ると、ようやく赤兎山の姿を見ることが出来ました。

とっても穏やかでやさしい姿をしているんですね。


そんな赤兎山の名前の由来は、

丸みを帯びた山の姿が「兎の形」に似ていることから

名付けられたそうです。

その他にも、

雪解けの時期、山肌に兎の模様が浮かび上がるからとも…

山の形だったり、言い伝えだったり、

いろいろ探れば山の名前っておもしろいですよね。


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この日の昼食は手づくりのおにぎり”
今回、一緒に登った方の奥さんが作ってくれました。

わざわざ自分の分まで…

いろんなおかずも紹介したかったんですが、

写真を撮ることを忘れて食べちゃいました。


めちゃめちゃ、おいしかったですよ!

ありがとうございました。



「白山」を取り巻く山シリーズ!


とても可愛らしい名前なので、

凄く印象に残っていたんですよね。

石川と福井の県境にある

「赤兎山(あかうさぎやま)」に行って来ました。

福井県の小原という山間の集落から登るのが一般的なルートです。

さあ、出発で~す。


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心地よい木漏れ日の中を進むこと約30分…

赤兎山と大長山(おおちょうざん)の分岐点である「小原峠」に到着。

山登りに慣れた方は、1日で2つの山にチャレンジするそうです。

まさに一石二鳥!1回で2度楽しめます。


しばらく登ると、大長山が出迎えてくれました。

「白山の特別展望台」と呼ばれる大長山(写真右)。

昨年登りましたが、大長山から見る白山は本当に最高!

自分の中でも、今までの中で一番印象に残る眺めでした。懐かしい~


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森を抜けると、ギラギラっとした夏の日差しが!

時折吹き抜ける風が涼しくて心地良かったですよ。これぞ夏山の醍醐味です。


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スタートしてから、ちょうど1時間30分。

赤兎山山頂に到着 v(^-^)v

山頂からは、見事な白山が見えました。大長山に負けず劣らない素晴らしい眺め!


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2012年8月4日

福井県・赤兎山/あかうさぎやま(1,628m)登頂


この赤兎山は、

多くの登山者たちが訪れる人気の山でも知られています。

山頂まで短時間で行けること、

登りもきつくなく、トレッキング気分で登れることが人気のヒミツです。

中でも一番の見どころは、頂上付近に広がる草原が最高なんだとか!

後編で紹介します。



つづく






最終話 【ヤッホ~♪乗鞍岳】


「登る男」 のらりくらりと登ってきた乗鞍岳。

天気にも恵まれ、

北アルプスの名峰たちの出迎えもあり、

あとは、

自分にとって3つ目となる3,000m峰の頂を

制覇するのみ!

いよいよ山頂へ向け、最後の登りです。


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この付近で標高は約2,980mとのこと。3,000m突破は目前です♪


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おや…?山頂直下にこんな山小屋がありましたよ。 その名も 「頂上小屋」

いろんな乗鞍岳グッズが揃っている売店でした。

ここで、ステキな登頂記念を発見。後ほど…


もう、標高3,000mは超えたかな…?


スタートから約1時間30分。

ガイドブック通り、らくらく 乗鞍岳山頂に到着で~す!

山頂には「乗鞍本宮」という小さな社がありました。

きょうも無事登山が出来ました。ありがとうございます。

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乗鞍岳の頂は、あまり広くありませんでした。

山頂を表す木標には、記念撮影をしようと多くの登山客たちで大混雑!

それにしても、北アルプス3,000mからの眺めは、

やはりスケールが違いますね。ヤッホ~!

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2011年10月9日

北アルプス 乗鞍岳/のりくらだけ(3,026m)登頂

※乗鞍岳最高峰・剣ヶ峰


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そうそう、頂上小屋で見つけたステキな登頂記念グッズがこれ!

登頂証明カード付きの「記念バッジ」

ライチョウとコマクサがデザインされています。

残念ながら、今回の登山ではどちらも見ることができませんでした。


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実は、密かに〝日本の3,000m峰全制覇〟という夢があります。

日本には、標高3,000mを超える山が全部で21座あるそうです。

富士山、立山、乗鞍岳と3つの3,000m峰を登頂。

残るは、あと18座です!



おわり






第3話 【いつかきっと!】


「肩の小屋」から本格的な乗鞍岳への登山が始まります。

とは言っても、ここから山頂は見えているし、たった60分ほどの登り。

ゴロゴロとした岩の登山道を進みます。

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日本で一番楽に登れる3,000mの山。

誰が言ったか〝ハイヒールでも登れる山〟とも言われてきたそうです。

全国的にも有名な山だけに、この日は多くの観光客で賑わっていました。

さすがに、ハイヒールで登る方は見かけませんでしたね(笑)

標高が高いので樹林帯なく、バツグンの眺め!♪気持ちいい~


こちらは、魔利支天岳/まりしてんだけ(2,873m)にある

「乗鞍コロナ観測所」です。

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国立天文台が設置した天体観測所で、日本における〝太陽のコロナ観測の拠点〟

周囲が明るいと観測出来ないので、こんな高い場所に設置されたそうです。

老朽化で2010年に閉鎖されましたが、今も研究機関として利用されているとか!


そして、こちらの眺めを見て下さい。

荒々しい稜線が連なる雄大な眺め!

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山好きの方なら一度は登りたいと思う憧れの場所「穂高連峰」です。

右から前穂高岳(3,090m)、中央が奥穂高岳(3,190m)、西穂高岳(2,909m)と続いて、

一番左に尖った山が槍ヶ岳(3,180m)です。
その他、常念岳や笠ヶ岳など北アルプルの名峰たちが出迎えてくれました。


実は、自分の目で実際に穂高の山々を見たのは、これが初めて!

この大パノラマの眺めには、本当に感動させられました。

山登りをはじめて3年目。

やはり自分も一度は登ってみたいと思っています。

待ってろよ!いつかきっと行くぞ~(^O^)/



つづく





第2話 【ご対面】


「登る男」 日本で一番楽に登れる3,000m峰へ!

そんな言い方をしたら何だか失礼な感じもしますが、

ちょっとお気軽気分で、乗鞍岳山頂を目指しスタートです。

登山口である畳平(たたみだいら)には、

周りを囲むようにいくつかの山があります。

まさか、この山が乗鞍岳…?

いやいや、

いくら楽に登れると言っても近すぎるでしょ!

じゃ~、あの山かな…?


乗鞍岳の観光パンフレットを見て迷う理由がわかりました。

乗鞍岳は、剣ヶ峰(3,026m)を主峰とする山の総称!

朝日岳、摩利支天岳、富士見岳など23もの山があるそうです。

こりゃ~、知らなきゃわかりません。

それにしても天気は快晴。素晴らしい山々の景色!

最高の登山日和です。

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きれいに整備された砂利道をしばらく歩くと…

目の前に一際存在感あふれる山が現れました。 これが乗鞍岳です(^O^)/

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その姿が「馬の鞍」に似ていることから名付けられたそうです。

確かにわかる気がしました。乗りやすそうだ~


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「肩の小屋」という場所に到着。

整備された道ともここでお別れ。ここからが乗鞍岳登山の本番です。

まだ10月になったばかりだというのに、登山道の脇には雪が!

もしや初冠雪かも…雪

山は、ひと足早い冬の訪れを告げていました。



つづく