あれから2週間、彼からの連絡はなかった。

やっぱりキツいこと言い過ぎたのかな。嫌われちゃったかなってことかな、とも思うし、
ちゃんとした人間なるまでは連絡とらないって自分の中で決めたりしてるんじゃないかな、とか思ったり。


しびれをきらせてとうとうメールした。


『元気してるかな??うち嫌われちゃったかな?』


『嫌いになんかなってないよ!むしろめっちゃ感謝してる!』



うちの予想は後者の方でほぼ当たってたみたいだ。

『連絡とったらまたあまえちゃいそうで…』


とのこと。


なんだか嬉しいよーな、でもなんとなく素直に喜べない自分もいる。



なんだか、彼がいない生活になれてきちゃったんだ。
先週の木曜日、彼はメールも電話にも返事をくれなかった。

金曜日がたまたま休みになったって言ってたから夜ご飯でも一緒にどうかなって思ってメールした。


木曜日に返事がないのはいつものことだ。気にし過ぎないように意識した。

金曜日の夜に連絡が来た。

『なんか、彼女への気持ちすっかり薄くなっちゃったぁ~』


とのこと。


何があったのか聞くと、どうやら彼女は新しい男が出来そうなことを平気で言ってくるのだとか。ディズニーに一緒に言った男の人と最後まではしてないものの一緒に寝たらしくそれが許せないらしい。


でも、好きであればあるほど強く出れない彼はその怒りをぶつけることができなかったそうで。


話を聞いてると、私は彼女は彼に怒って欲しかったんじゃないかと思う。

自分のことが本当に大切なら何が何でも奪われないように頑張るハズ…
それが見たかったんじゃないのかなぁ。


怒るわけでもなくただ幻滅されてしまったら彼女の心はどうやっても彼には向かない。

彼女のことを考えたら、きちんとガツンと話すべきなんじゃないか。

本当に好きなら相手を傷つけてしまうかもしれなくてもあえて言わなきゃいけないことがあるんじゃないか。

それが出来なければ、いつまでたっても誰とも深い絆は作れないんじゃないか。


私は、思ったことを全部言った。


彼に自分自身よりも大切に出来る何かがある人になって欲しかった。

自分が傷つくのをいとわず立ち向かえる強い人になって欲しいと思った。

私のためじゃない。


おこがましいけどそれが彼のためになると確信していた。


もし、将来、私も彼も別々の人と一緒にいるようになったとき、彼には新しい彼女を自分自身よりも大切にして護ろうとする人であって欲しいと思った。



私の思いは届いたのだろうか…



あれから4日経つが彼からの音沙汰はない。ここのところ2日以上どちらからも連絡がないのはなかったことだ。

この間は何を意味しているんだろう。彼の心が再び彼女のところに戻ったと言うことなのか。それとも私からも彼女からも何もかもから離れたと言うことなのだろうか。


今度の木曜日、彼はどう休日を過ごすのだろう。
そんなこと思いつつ、そんなこと言える訳もなく、『ま、何かあったらいつでもまた連絡してよ』とか言ってしまう。


彼は、『俺、お前に甘え過ぎだなぁ。好きな子いるのにお前に甘えてる。俺、ズルいな。でも今、お前がいてくれて救われてる。』


そんなことを言ってくる。本当にズルい人だ。



『いいよー。甘えたかったらいつでも甘えなよ。今のあなたは甘えれる人がいなきゃダメになっちゃうでしょ。もし私に甘えてその後に彼女のところに戻っても怒らないから無理せずしんどいときは連絡しておいで。』



って言わざるをえなかった。


この言葉に彼はすごく感動してくれていたけど、私としては複雑だった。

彼女のところに戻っても怒らない って言ったものの本当にそんなことされたらまた落ち込んでしまうんだろうなってわかってるから。