↑イケメンの天才数学者、御子柴センセイと、新米刑事の新妻友紀が、数学を使って事件の真相にたどり着く物語です。
御子柴センセイが語りまくる「ゲーム理論」を、もっと知りたい!!
↓↓↓『ゲーム理論入門の入門』 鎌田雄一郎著 を読んでいます。
『ゲーム理論入門の入門』 初学者にもわかるように書いてある本です。
でも、いままでの人生でなじみがない「ゲーム理論」‥
例題にイチイチ感情的に反発してしまいます。
読み飛ばしてしまう例題も‥💧💧💧
これは、マズイ‥。
文系の私は、『ゲーム理論入門の入門』という数学の本を、得意の「日本文学的アプローチ」で読み説くことにしました。
日本文学では、「読む人が、本を書いた人のことを知っている」ということが、とても大事です。
『ゲーム理論入門の入門』は、数学の本です。
文学ではありません。
でも、私は自分の学習に役立てるため、鎌田先生がこの本を書いた「めあて」を物語としてつかむことにしました。

鎌田先生のめあてを知るために、よーく読むところは‥。
・はじめに~この本を手に取ったあなたへ
・おわりに
・著者のプロフィール(最後のページにあります)
↑この3つの項目を読むと、鎌田先生のめあてが想像できます。
鎌田先生は、1985年神奈川県鎌倉市生まれ、横浜育ち。
東京大学農学部を卒業してから、なぜかハーバード大学の経済学部に留学。
今は、アメリカでビジネスを研究する大学の先生をしています。(たぶん‥)
この本を書いた「めあて」は、
「90才のおじいちゃんに、あなたの孫の雄一郎は、本を出版できるほど立派に育ちました」
と、伝えるため‥。
おそらく、「おじいちゃん、ぽくは学問で日本のみなさんの役に立ってるよ~。ぼくのことほめて~」
または、「おじいちゃん、ぼくは、アメリカで幸せにくらしているから安心して~」
どちらか、または両方が彼の利得でしょう。
利得 1 おじいちゃんにほめられる
利得 2 おじいちゃんを安心させることで、自分の心も安心する
残念ながら、おじいちゃんに出版された本を見せることはできなかったようです。
きっと、おじいちゃんは天国でお孫さんの本をごらんになっているのではないかしら?
この本が書かれた背景を知って読むと、印象が変わって読みやすくなります。
ぎゅうぎゅうにつまった文章は、おじいちゃんに「かしこい!雄一郎!!」とほめてもらいたいため‥。
夕飯の支度ゲームで、「妻だけが毎晩夕飯の支度をする」という予想を展開するのは、「おじいちゃーん、ぼくは妻にお世話してもらって幸せです」というお手紙‥。
囚人のジレンマの説明では、「黙秘」「自白」をいろいろな言葉で表現します。
「どお?おじいちゃん、ぼくも大人になったでしょ」
ルパンが自白したり、白状したり‥。しゃれた言い回しは、実は読みにくいんだけど‥。
毎回「黙秘」「自白」と、固定した言い方を使ったら、単調な文章になってしまうから、教養あるおじいちゃんにうけないかも?
なんて、おじいちゃんと孫の雄一郎くんの心のやり取りを想像しながら読むと、文系人間には読みやすいのです。
「すみずみまで読むぞー」という闘志がわいてくるのです
鎌田先生、勝手な想像して、ごめんなさい。