下高井戸シネマに映画を見に行った。
そして父になる
監督・脚本・編集、是枝裕和さん
6年間育てた息子は他人の子だった という物語。
今回は重い、重い内容。
先日見た「もうひとりの息子 」 と状況は似ている。
それが、管理社会の日本で、戦争中ではないのに起こったという話。
泣いたわー。ほんとにもう。
変な話ですが、
わたしは自分の身の回りの物に執着します。
もし、お気に入りの物が他人の物とすり替わってたら
もう触るのも嫌になると思う。
人間と物を一緒にするな!って言葉はもっともで、そうだろうとは思う。
でも、物でさえそうなんだから人だったらどうなのよ、という気持ちで観ました。
やはり、「もうひとりの息子」同様、母は強い。
自分の子だろうと、他人の子だろうと、
守るべきものの側では、いつでも母なのだ。
そして、父はあれこれと悩み、憤る。
今回の父は、それぞれタイプが違ったけれど、
血のつながった子と接する態度で、「血」を感じている気がした。
で、結果として。
人と物は全然違うな、ということ。(それそうだ)
感情があるもんね、人は。
そして、観ていて強く感じたのは、結局は誰の子だろうと、関係無いなということ。
わたし自身、子供はそれほど好きでは無いけど、
友人の子であったり、いとこの子であったり、はたまたそこらへんにいる子であっても
守るべきものとして、位置していることは間違いない。
辛い思いはしてほしくない。悲しい思いもしてほしくない。
元気に、そして楽しく大きくなってね、子供たち。
そして父になるの1曲:息子/奥田民生