過去の離婚について書いています
41歳の春分の日、夫から言われた
「離婚して欲しい」
理由は・・・
付き合っていた彼女の父親(社長)が急死
後を継いだ常務の叔父も1か月後急死
1人娘の彼女が社長になるが
事業は産廃業者
女性一人では大変なので
彼女の会社に入り力になってあげたい
しかし籍を入れないと問題なので
離婚して欲しい
夫が豹変したころ、高校2年の娘に大変なことが起こっていた。
目が見えにくいので眼医者に行ったところ、眼底に異常が見つかり、
大きい病院での検査を指示された。
病状:
「何らかの原因で目の血管に炎症が起こり、このままでは失明する」
たくさん検査したが原因はわからなかった。
最終的な原因:
ウィルス感染等で炎症が起き、それを自己免疫でやっつけて終了となるはずが、
自己免疫は敵(ウィルス)がまだいると勘違いし、いつまでも戦っている状態。
つまり自分で自分を攻撃しているらしい
現状は:
この炎症は以前から起こっており、既に新生血管も出ている。
この新生血管を止めないと眼底出血が起こり手遅れになる。
「治療法はなく、ステロイド剤、レーザー照射の対処療法になる」というもの。
娘はショックで号泣した。
私は娘を慰めるすべもなく、突然起こった出来事を受け止めかねていた。
夫にも言った、そこで夫は一言↓
「もう離婚できないな」
腹立ったが、夫は夫でショックだったようで、日本一の権威にみてもらうよう手を回した←お金
その医師にもいわれた→『治る見込みのない病気』
つまり治療は出来ないということだった。
告知後、娘は1週間部屋に閉じこもった(高校には行ったと思う)。
私は娘に声かけられなかった→情けないけど
部屋から出て娘は言った→「普通の高校生として生きる」
「受験勉強もするし部活動もする」「看護師を目指す」
娘は看護科のある大学進学を目指し、部活動にも励んでいた。
しかし、血管の病気だし治療中だし無理してはいけない。
私は部活動休止と別な進路を提案した。
しかし娘は拒否した↓
『皆と同じところにいたのに、自分だけ違う世界に・・』と。
悔しさと惨めさが入り混じった気持ちだったかもしれない。
今まで何の疑問もなく当たり前にあった未来。
それが急に断ち切れた。
一緒に買い物する、そんな当たり前のことが貴重だったと知る
そして私は・・「何で娘なの?」「他の子だったら良かったのに」
そんな思いにも駆られた。
「一生懸命頑張る子なのに・・いい子なのに・・」
悔しくてしょうがなかった。
それから娘は「今を大事にしたい」「見えるうちに景色を目にやきつけたい」
としばらく自転車ではなく歩いて高校に通った。
どん底から自分で立ち上がった娘、私は本当に凄いと思う。
娘は「友人の支えが大きかった」と後日言っていたが・・・。
目の視力が徐々に落ちていく中、合格するために最善を尽くし、
部活動をやり遂げた、この頃の意志の強さに脱帽する←今よりずっと強いよ
この頃、私は夫のことでヘロヘロな精神状態だった