ブログ初日ということで決意表明に続いて早速本題に移ろうと思う。

【ウサギのスペック】
性別:♂(未去勢)
年齢:12歳(正確な年齢は不明だが子ウサギの時にお迎えしてから12年1ヶ月経過)
種類:ネザーランドドワーフ
体重:1.15〜1.2kg

【飼い主のスペック】
性別:♀
身分:勤労学生(薬学5年生)
年齢:詳細は伏せるが23歳ではない。23歳よりはそれなりに上。
飼育歴:ウサギは今回が初めて。ずっとハムスターを飼っていた。ハムスターの介護は未経験。
協力者:母




スペック説明は以上。
次に介護に至る詳細やフードを中心とした育て方全般、病歴等に触れていく。



お迎え時、健康そうな子(兄弟の中で体が大きく、目が綺麗で毛艶も良く、鼻が濡れていない元気そうな子)を選ぶ。
大変健康にスクスク成長し、すぐに大人になる。

本題からは逸れるが、ウサギの成長は早いので子ウサギの時の写真は嫌という程撮ろう(ウサギのストレスにならない程度に)

お迎え前からショップに「BUNNY SELECTIONのグロース」を与えられていたようだったのでそのまま同じフードを選択。
朝夕2回、フードを1回あたり20〜25g(本当に来たばかりで体が小さい時は10〜15g程度)与え、当時は牧草に拘りはなかったのでその時目についた安い物を与えていた。

後々知ったのだがフードをやりすぎていたらしい。
言い訳をしておくと、BUNNY SELECTIONのフードに記載してある説明文には「1kg当たり40gくらい与えてください」と書いてある。
当時、1.5〜1.7kg程度の体重だったので50〜60g与えても良いだろうと考えていたのだ。
近年の流行り(?)ではフードはオヤツ程度で牧草をたくさん食べさせなさいという獣医師がほとんどではないだろうか。
家の子の主治医もそう言っていた。
フードが少ない方がいい理由や具体的な量については調べればでてくるだろうと思うのでここでは割愛させてもらうが、私個人の育て方ではこの「体重1kgあたり40g程度のBUNNY SELECTIONのフード」と「適当な牧草を好きなだけ」で12年間やってきていた。
その弊害(?)は後述。



お迎えしてから半年程経ち、完全に大人になったっぽいのでBUNNY SELECTIONのグロースを卒業し、BUNNY SELECTIONのメンテナンスに切り替える。
切り替える方法は、初日は切り替え前のフードに1割程の新しいフードを混ぜ、一週間程かけて徐々に新しいフードの量を増やしていくという大変一般的な切り替え方を採用。
特に問題なく切り替えられた。

爪の手入れが飼い主1人ではできず、母はビビリなので手伝ってもらえなかったのでこの頃から爪の手入れは獣医師にやってもらいにいっていた。
ズボラ…いや、忙しい飼い主だったためあまり獣医師の所に通えず、めちゃくちゃ爪が伸びた状態で連れていき、ほぼ毎回獣医師に叱られる駄目飼い主であることをここに告白しておく。



5歳頃、ズボラな飼い主に似ずスッカリ神経質なウサギに成長したと思った矢先、突然前足を踏ん張ってフラフラしだした。
よくわからないがいつもと違うと感じ、すぐに獣医師の所を訪れるとやはり何某かの疾患であることが判明。
詳細や原因は不明だが、とにかく眼振(※)が起こっている状態でとても簡単に言うと船酔いのようになっているとのことだった。
(※)眼振:眼球が一定方向に震える事。脳内出血や脳炎等で見られる事がある。詳細は割愛。
幸い、発見が早かったため数日の投薬で完治。
ぶり返す事があると獣医師には告げられたが、幸いにしてその後数年ぶり返す事はなかった。

余談だが、これが1回目の獣医師からの「もう死ぬかもしれない」宣言であった。




6歳頃、春の換毛期に突然食欲が落ちた。
あわてて獣医師の所に行くと「奥歯に不正咬合の気がある」と言われた。
この時、獣医師からの病状の説明で初めてフードをやりすぎていると不正咬合になることがあると知った。
ウサギの不正咬合は完治することがなく、特に奥歯は切る事もできないので本当に付き合うしかない。
ちなみに獣医師は先述の眼振の件の際に気付いていたらしく、眼振に至った原因の可能性もあったらしいがもしそれが原因だった場合、治療の余地がないので説明を省いていたらしい。
結局の所、不正咬合は「症状がでたらなんとかする」いわゆる対症療法しかないのだ。

今回食欲が落ちたのは不正咬合で口内炎ができ、ご飯を食べると痛いので食べなくなったのだろうという診断だった。
また、単純に体調が悪くて気持ち悪くなっている可能性も考え、薬としては制吐剤と整腸剤を出されて、あとは食欲が戻るまで強制給餌しろとのことだった。

強制給餌の方法を習い、強制給餌用のフードを買い、家で実践したがやはり初めての事なので一人だとうまくいかない。
あまり拘束時間が長くなってはいけないのでウサギを一度開放し、しばらくしたらもう一度チャレンジしようと思ってふと小屋の中を見ると、フードをガツガツ食べるウサギの姿が目に入った。
翌日も1人でよく飲み、よく食べていた。
私は強制給餌用のフードを捨てた。(薬は獣医師の指導の元、最後まであげ続けました。)




7歳頃、BUNNY SELECTIONにはシニアという老ウサギ用のフードが有り、そろそろ切り替えようかと考えた。(一般的な老ウサギは7歳からと聞いたので)
先述のグロースからメンテナンスへの切り替え方法と全く同じ方法を決行。
すんなりいくかと思いきや1日目、2日目と日にちが経つにつれ、残されているフードが増えている…
メンテナンスもシニアも見た目は一緒なので何が残っているか分からない。分からないがもしや…と思い、切り替えを辞めて100%メンテナンスに戻すと残っているフードが無い。
つまりそういうことである。
もう一度試したが同じ結果。

フードをうまく切り替えられなかった事を獣医師に伝えたところ「メンテナンスで大丈夫。太ってきたら考えましょう。今の所フォルムは完璧ですよ。」と言われた。
その後、シニアに切り替えることは無く、私はシニアを捨てた。



8歳の春の換毛期、また食欲が落ちた。
2年前の経験からまた投薬のみでなんとかなると思い、獣医師を訪ねた。
するとなんと、本当に投薬のみで治った。
うん、知ってた。



10歳頃、眼振が再発した。
2回目だったのですぐに病院に行き、初回と同じ対処をし、これも無事完治した。
2回目の獣医師からの「もう死ぬかも」宣言であった。



11歳の春の換毛期、1回目の緊急事態宣言真っ只中。
またまた食欲が下がった。
もう慣れたもんだ。
私は獣医師を訪ね、また同じ薬をもらった。
「もう、これはずっと飲み続けないといけないかもしれない。年も年だしね。」
獣医師からこう言われ、言われてみれば徐々に体重も落ち、段差を登れなくなっているなと感じた。
実は10歳になる少し前くらいから小屋の中に入っているお気に入りの箱の上に登れなくなっていたのだ。
箱の上が定位置だった彼は必死に登ろうとするが後肢の衰えが著しく何度も挑戦しては落ちるを繰り返していた。
思い返せば私はこの時点から介護の覚悟をし初めていたと思う。



11歳の年末、突然後ろ足が立たなくなった。
前足は踏ん張って体を起こしているものの、後ろ足に力が入らないのか後ろ足を左側に投げ出した状態で立ち上がろうとして失敗し、グルグル回っている。
補助して立ち上がらせてもすぐに倒れる。
どう考えても普通ではないので獣医師の元を訪ねると「何らかの神経症状だと思う。恐らく神経が腫れているからステロイドを単発で入れましょう。」と言われた。
副作用等の説明を受け、命の危険もあるとは言われたがやってもらった。
結果、ステロイド投入から数時間で立てるようになった。

この時はこれで治り、しばらくは立っていたのだが1ヶ月程(年明け1月末)してまた同じ症状になった。この時はステロイドを入れず半日様子を見たら治った。
そしてこの後「後ろ足に力が入らずに倒れ込む。数時間〜数日で元に戻る」を何度も繰り返すようになった。
元に戻るまでの時間は繰り返す度に長くなり、本日(4月17日)とうとう完全に元に戻る気配がなくなった。

大切な部分なのでここは詳細に語らせていただきたいのだがなぜ本日の症状が「完全に元に戻る気配がなくなった」と感じたのかを書かせていただく。

理由としては、以下の3つが前回の発作までできていたが、今回はこれら全てが見られないからだ。
①補助すれば立ち上がり姿勢を維持し、自分で水やご飯を食べることができていた。
②何かきっかけがあれば自力で起き上がる努力をしていた。
③基本的に上半身が立っていた。




うちのウサギが育ってきた環境な完全介護に至るまでの経緯はこのような次第である。

次回からは、現在実践している具体的な介護の方法や失敗談など語って行けたらと思う。