5年付き合った彼女と突然別れた。

 

あと2週間程で6年になるところだった。
その数日後には彼女の誕生日だった。


そんなタイミングで年下の彼女に捨てられた

情けない男の話。





・おおすじ


別れようと思ったきっかけは俺の冷たさだったらしい。

元々俺は必要以上に好きと言ったり

いちゃついたり出来るタイプじゃない。

そうゆうのは過剰にすると

中身が薄っぺらくなると思ってる。

 


ある日、俺は次に家に来る際に買い物をしてきて欲しいと頼んでた。
彼女は夜遅い時間に来た。

俺は一日のリズムを崩したくないからと
〇時までには寝ていると数日前には伝えていた。
時間近くになっても中々帰るそぶりを見せず、気持ちが焦った俺は

 


「理解してくれないんだね。
やっぱり俺の活動は遊びだと思われてるのかな。」

 

 

と。彼女からすれば仕事帰りに頼まれたものを買ってきた上で
冷たい言葉で帰らせてしまったのが全ての元凶だったそう。
愛情を感じず、大事にされてないと。

それに長い事好きだと伝えていなかった。
フリークリエイターとして今が頑張り時だと言ってから
2か月程、より一層距離を取る事になってしまったにも関わらず。

これは別れてから知った事実だけど
彼女は同じ仕事先の22歳の大学生と

別れる一か月前からひと月の間
ひたすらLINEのやり取りをして好きだとアタックされ続けてたそうです。
その大学生は恋人が居ると知っていながらそうしていたらしい。



一度は告白を断ったようだが

 


「ここまで自分を好きだと伝えてくれるこの人と付き合ったら
どうなるんだろう」

 

 

そう思って俺に相談したそう。その際に言われた言葉は

 


「私、他の人との恋愛も経験してみたい」

 

 

だった。
そのほかにも色んな言葉が並んだけど

 


「こんな事、普通は理解されないと思う。
私はあなたが大好きだけど今自分を好きと言ってくれてる人との恋愛も
経験してみたい。

でも許されるならまたあなたのところに戻って来たい。」

 


そんな受け取り方の出来る内容だった。

確かに世間的にあり得ない申し出だと思ったのを覚えてる。

しかし後々、本人からは全くそんな内容ではないと言われたが
「戻ってくる。」

間違いなくそう受け取れる内容だった。


後に彼女の口から出てくる話を聞いた上での

結果論になってしまうけど
 

この時点では

6年近く一緒に居た信頼関係はどこに言ってるのか

と思うほど、はっきりした言葉が並んでいなかった。


それに文面で間違いなく俺に対して「好き」と言っていた。
私の最初の相手でとても大事な人。だから好き。と。


これも後になって言われた事だが
好きな友達が居たら好きと言って何かおかしい?と言われた。
こと恋愛において、友達として。の感覚で好きと言うのは
勘違いを産むほか無いと思う。

関係として俺は世間で言うところの「追いかけられる側」

だったのと、過去の会話では


あなたを越えて好きになるような人は今後も居ない。

とさえ言われてた。
恋愛感情としての好きと汲み取ってもおかしくなかったと思いたい。
そこまで自分に愛情を示してくれていた子が
突然0に近い程に気持ちが無くなっているとこっちは思いもしない。
なんの前触れもなく持ち掛けられた話なんだから。





・私の仕事と彼女


俺が売れない、稼げてない状態でもフリーのクリエイターとして
生活保護を受けながらも必死にやっていたのは理由がある。


前提として

自分の中でのきっかけが彼女ではあるものの
責任転嫁をしたい気持ちは微塵もない

と言うのを理解して見てほしい。



まず俺は元々育ってきた環境に難があり
トラウマを抱えていたり精神的な部分に問題を抱えている中で
ブラック企業に勤めてしまい身も心も壊してしまっていたのが一点。


その中で彼女と出会い、付き合って1~2年の間は社会復帰の為に
仕事を見つけトライを繰り返したが続けることが叶わず失敗続きだった。


しかし俺は配信が好きでそれを継続する事が出来た。
どこかのタイミングで配信や動画編集依頼で食べれるように頑張ろうよ。
と言う話になった。ここからが二点目。


その理由は彼女がその姿が好きだと言ってくれたのと
これが上手くいけばこの先、自由に時間を作れれば
家庭を持った時に家事全般を協力出来ると思うから
幸せな家庭が作れるんじゃないかと言う話になった。

ただ、分かっての通り

個人での配信や動画編集はどう考えてもギャンブルレベルの話で
正解の無い水物業界だから現実味が無い。

 

それをお互いに話し合い、理解した上で

 


「君には辛い思いをさせる事になるかもよ?」

 

 

と伝えていた。それでも彼女が

 

 

「うん。」

 

 

と答えてくれたから俺は決心した。

もちろんもっと話合った部分はあったと思う。


決して毎日寝る間も惜しんでやってきた。とは言えない。
それでもある程度の問題には負けずに継続してきたつもりだ。

この活動はどうしてもメンタルに来る。


それでも彼女が自分と付き合い続けてくれてる事だけが活動力だった。
これを成功させて一緒に幸せになるんだと本気で思った。
活動に向き合ってる姿が好きだし上手く行くと言ってくれた。
その言葉だけで継続出来た。

最初は中々時間が取れない時に寂しがったりわがままを言ったり
泣いて訴えてくることもあった。
可能な限り時間を空けて安心してもらおうとした事もあったけど
あまりに続く時は理解して貰う為にも少し残酷だが
距離を取る事を提案し分かってもらおうとした事もあった。


好きだからこそ取ってる行動だと自分に言い聞かせることもあったが
今考えると他にいくらでも方法はあったのかもしれない。



後に大事にされてないと言われた事を記載しているけど
自分なりに必死になった点を少し挙げさせて貰おうと思う。





・彼女の為に自分が取れた行動

彼女にまだ門限があったころ。
年下の彼女だが、年下扱いして欲しくはないと言う子だったので
向き合い方はなるべく大人として同じ目線のつもりでいた。


この時期俺は相手家族との関係値もあってこそ。

だと考えていたので
門限近くになって一緒に居たいとゴネても互いに帰る努力をした。

ある日

 

 

「今日は大丈夫」

 

 

そう言って家に遊びに来たことがあった。
いつもならそれでも帰らせていたが

いつも厳しくし過ぎてるかも。と

 

 

今日くらいは良いか。

 

 

と言う思いで
その日だけは言った言葉をそのまま信じ甘えさせてしまった。

その時だった。相手の父親から門限を破った事で
怒りの電話が飛んできた。大丈夫と言ったのは嘘。


それでも責める事はせず、それよりも急いで彼女をタクシーで帰らせた。
それから彼女からの連絡で事の深刻さを知り自ら謝りに行くと言った。


彼女の父親は会社の社長。小心者の俺がビビらない訳が無い。
しっかり稼げるようになったら挨拶をしようと思っていたので
最悪のパターンでの顔合わせになると震えていた。

いざ着いてみると、最初は承諾した父親が突然会わないと言い出した。
この時すでに彼女の口から

 


「彼氏は生活保護で暮らしている」

 

 

と両親に伝えてたらしい。
それは非難が飛んで当然だと思う。年頃の女の子が付き合っている相手は
もういい歳になる生活保護の大人なのだから。


それでも俺は彼女の自宅前で数時間突っ立って待った。
どれだけ待ってももちろん会って貰えなかった。

時間が経って彼女が家から出てきた。すると彼女の口からは

 


「お父さんが私が専門を卒業して彼氏が就職するまで会っちゃダメだって。」

 


泣きながらそう言った。

月日で言ったらおよそ一年半。


俺は抱きしめながら

 

 

「ごめんね」

 

 

と泣きながらひたすら謝っていたと思う。
必ず仕事に就いて迎えに来るし親に挨拶もすると言い
お互いのスマホケースと俺はそれに加えて自分の持ち物を渡して

 


「辛いときはこれを見てお互い頑張ろうね」

 

 

と伝えて帰った。


その1ヵ月後くらいにPC関係の職に就き、後は継続させるだけだったが
やはり自分の持っている物が足を引っ張り長続きはしなかった。


それにある日、しびれを切らした彼女から

 

 

「会いたい」

 

 

と連絡が入る事があった。
最初は約束だからダメだよと言い聞かせてたけど
直接来てしまう事があった。

 


「親との約束を破る訳に行かないからドア前まで来ても帰ってもらうよ」

 

 

と心を鬼にして伝えていたが実際に来てしまうと

自分も寂しくない訳がないのでそんな酷な事は出来ず
受け入れてしまったのをきっかけに

ズルズル行ってしまった。

 

その後、特にお咎めは無い。







・彼女の家庭環境


その2~3年後
彼女が専門をやめてからフリーターとして働き始めた頃の話。


彼女の家庭環境はひどく、母親が常に家事を彼女に任せきりで
急に旅行に行くような毒親だった。
それも酷い言葉を浴びせながら家事を強いる形で。

彼女はバイトとはいえフルタイムに近い状態で勤務。
ひとつひとつの作業に妥協出来ないタイプの彼女からすれば
仕事の後に家事をすべてこなし、翌日も朝早くから家事。


精神が擦り切れるような思いだったと思う。


それと一応彼女には兄が居るが
その兄は妹の体に手を出した経歴を持ち一切肩を持つ事もなく
母親の味方となり一緒に罵声を浴びせていたらしい。

そんな兄の身の回りの世話もすべて彼女がやる始末。


余談だけど

この兄は良い歳をしていながらパンチパーマのチンピラ。

彼女が手を出された事を親に告発しても相手にされず

脱衣所にスマホを隠して盗撮すらしていたらしい。
こいつがろくでもない事は多少なりとも伺える。

元々そういった話は聞いていたが
色んな事情があり中々家から離れられないでいた。


しかしその状況にもかなり拍車がかかり始めた事が
あまりにも可哀想で彼女が壊れてしまうと確信したので
なんとか離れる事を提案し、

親戚のおばさんとおばあちゃんに当たる人が
協力してくれそうだったので

あれこれ相談に乗り、彼女を行動に移させた。


結果的におばあちゃんの家に引き取って貰えるようになり
気持ちに余裕も出始めて

新しい勤務地で長く続けられるようになったし

表情ややり取りから明るさが感じ取れるようになった。


俺は親戚のおばさんに協力してくれた事に対して
手紙を一筆したため、ささやかではあるがギフトとしてマグを送った。
そんな物でもとても喜んでくれたらしく
その後彼女は特に問題もなく生活を送れるようになった。





・別れる事になるまで


月日を経て去年から最近の話。
俺が活動で中々芽が出ず、焦りはじめて彼女に対して冷たくなる事が増えた。


ある時伸び始めたグループに所属する事になる。
(応募者300名程に対して合格者は4人)
半年以上追いかけ続け、そこへ向けて努力して

加入することが出来たが
いざ入ってみると掲げている方針とは真逆の
人の道を外れているような活動に幻滅し3か月で辞めることになる。


しかしとある業界の取り締まりでプロデュース経験のある方と出会い
辞めた後に頭を下げ、プロデュースしてもらうことになる。


しかしある日その人からプロデュースして貰う中で

 


「彼女と遊んでもいいけど今やる事やんなきゃこの先無理だぞ」

 

 

と言った旨の言葉を貰う。
俺はそこまで彼女と遊び惚けてる方ではなくむしろ少ない方だった。
しかしその言葉をもらい、ついムキになってしまう。


彼女にはこの話の後

 


「今が頑張り時だから月に1回会えるかどうかになるかも。

でも一日でも早くそうならない様に頑張るから。」

 

 

と伝える。これが別れる事になる2か月前ほど。


それでも意外なことに彼女は二つ返事で

 

 

「大丈夫」

 

 

と言った。
もしかしたらこの時から彼女は少し気持ちが離れていたのかもしれない。


この辺りから全てが悪い方向へ動いた。

俺は界隈のリサーチ、SNS露出、企画やスケジュール組立、動画の作成等
0の状態から捻出する為の作業が多く
中々余裕のある時間が作れないままだったのと併せて
彼女のバイトが時間不定期でこの時期は夜に終わるのが多かった。
ただ、彼女は免許があり車が出せるので来てもらう事が多かったのだが
夜に来てもらっても長い事居てもらえず帰ってもらうことが多かった。


その際に

 

 

「ごめんね。寂しい思いさせてないかな」

 

 

と一言でもかけてやる気持ちの余裕が俺にあれば良かった。

長年連れ添っている安心と自分の焦りで

完全に甘え切ってしまっていた。


そんな気遣いの言葉もなく

ただ帰る彼女の気持ちはどんな物だったのだろうか。

今考えると本当に酷いと自分を責める。

そんな状態が続く中
たまにふざけあっている時に

 

 

「なに?別れたいの?別れる?」

 

 

と彼女が冗談で言ってくることがあった。
俺は昔から冗談でも別れるなんて言葉を使うなと言っていたので
その度にしっかり怒っていた。


ただ、その時

 

 

「気を引こうとして言っちゃったの。ごめんね?」

 

 

と言ってたのを覚えている。
俺がその言葉を嫌っていると分かった上で
こうして愛情を感じようとしてたんだと思うと
それだけ彼女に寂しい思いをさせていたんだと思う。

それ以外でも今の俺がしてやれない事を催促される度に
焦りからか余裕の無い俺は
頭ごなしに否定し、卑屈を言ってしまっていたと思う。


そのせいで、怒られるから。と

相談や真面目な話、将来の話が出来なかった。と言う。
確かにこんな奴を相手にしていたら不安も溜まって仕方ないと思う。


俺の気持ちに余裕が無く、相手の気持ちを優先してやれなかったせいだ。
そんな関係が続いて前に表記した買い出しの日が訪れ
後日「経験をしてみたい」の連絡があった。






・やり取りのすれ違い?


「経験してみたい」の連絡があった2日後に
告白された人と勤務時間が被るから

そこで直接返事をすると言われた。

ーーー言われた2日後の深夜電話があった。

 


「お互い仕事が終わってから食事をしてホテルに誘われてヤってきた。」

 

 

と。
 

ーーー驚きしかなかった。

 

彼女は好きな相手としかしたくない。と言う子で
その言葉の信憑性は長い付き合いの中で真実の物だと思っていた。


それに相手の事はまだ好きにはなってないと言ってたので
こんなあっさり体を許した事が受け入れられずに動揺した。


モヤモヤして気持ち悪かった。
正直そんなすぐに体を許すと思ってなかった。
なんならそうゆう行為に及ぶ前に戻って来ると思ってた。

そう思ってた所へ続けて彼女は

 


「将来性や自分の幸せ、自分の家族や色んな事を考えた時に
別れた方がいいのかなと思って私は別れを告げるつもりだったけど
自分でも優先順位がふわふわしていてどう考えたらいいか分からない」

 


と言った。

他にも色んな会話があったが

動揺している状態の俺は将来性、家族の安心

というフレーズに思わず見栄を張った発言をした。

 


「あー俺には将来性が見えなくなったのか。

もうその子とやっていきたいんだね。
考え方が大人になったんだね。それならもう帰ってきちゃダメだよ。
今まで子供みたいだと怒ってしまった事もあったけど

成長しなかったのは俺だったのかもね。

幸せになってね。」

 


ーーー思ってもない、絶対に後悔するような言葉をかけてしまった。


この言葉の後でも良いから
やっぱりそんな事思ってない。行かないで欲しいと言えばよかった。
彼女の前となると良い恰好をしようと
簡単に後悔する様な事をつい口走ってしまう。

相手はこのセリフを聞いて今の人とやっていく決心が付いたと言う。

案の定後悔した俺は翌日連絡をしてしまうし
その後何回かに渡って話す度に相手からは何度も
「二日目の電話で話終わってると思ってた。」と冷たく返される事になる。






・彼女の本音


何度か連絡をする中で自分でも驚く程泣きながら話していたが
プライドもクソも無いような言葉を何個か漏らす。

 


「もう遅いかも知れないけど今まで言えなかった分好きを伝えて行きたい。
相手が居る現状で良くない事だと思ってるけど言わせてほしい。
変わったんだと分かって欲しい。」



「今の彼が満たしている部分を自分も出来るように努力をする。
だから帰ってきてくれないか。」



「戻ってきてくれると思っていた。あの感じで来た連絡であなたが好きだけど
経験してみたいと言われただけじゃ勘違いするじゃんか。
普通じゃあり得ないようなお願いだけど6年近い付き合いがあって
ずっと愛情を向けてくれていたのを分かっていたし、
それに対して自分が返せてなかった自覚はある。
君はまだ若いから俺だけじゃなくて
他の人との恋愛の経験もしたい気持ち分かるなと思って
行っておいでと言ったんだ。」



等々酷い物だった。
だけどプライドなんて捨てでも自分には彼女が必要だった。


それに行っておいでと言ったのは相手がどうでもいいからじゃない。
稼げていない自分への戒めや相手の意見を尊重したつもりだった。
自分の中では戻ってきてくれる前提だったから。


数日にかけて連絡をする中、別れてから一週間後くらいの会話で



「俺はもう全く恋愛対象として見ることはなくなったのか?」


と聞いた事がある。彼女からの返事は



「大事な人として好きなのであってそうは見てない。」


と言った感じだった。
なぜそんな事を聞いたかと言うと別れてから3日目くらいに


「嘘吐けないから正直に言うと

これ(朝と夜の連絡)が毎日続くようだったら

戻るかもとか考えたりするよ。

ずっと好きだったんだから」


と言われたから。だからこそよくわからなかった。
まだ自分に対して未練のようなものがあるなら
自分の変わっている姿を見せ続けて戻ってきて欲しいと思うのは
おかしいだろうか?なら俺は何のために?


「じゃあ俺が毎日愛情を伝え続けているのはなんだと思っているの?
俺がまだ好意を持ってる事は分かってるよね?嘘ついたの?」

 

 

と聞いた。

戻りたいと思ってる。と漏れ出た言葉に

味をしめて行動してる訳じゃない。
でも俺はその言葉にすがりたい気持ちが少なからずあった。


すると相手からは


「今まで伝えてなかった分を伝えたいって言ってたから
そうしてるのかと思った。」



そう返事が返ってきた。


まさか俺が自分のエゴを押し付けてただけって言いたいの・・?


そう思った瞬間胸が締め付けられる思いだった。
気持ちに距離が出来過ぎてると感じた。
とんでもない壁を感じた。


確かに自分が出来てなかった事をしたいと言ったのは
見返りが欲しくて言ったわけじゃない。そのはずだった。
それでもただエゴを受け入れてるってのは
相手にとってはただの迷惑でしかないじゃんか。



そんな話を色々と続ける中で


「なんかものすごく冷たいね。

今の彼がすごく満たしてくれてるからか
もうかなり俺には冷めてる感じ?」



かなり拗ねた言葉が自分の口から出た。


しかしそれに対しても冷たい回答が返ってくる。


「辛い恋愛だったし正直「は?」って

思うような突き放し方もされて

かなり辛い体験もしたから

離れた今
心のどこかで何しても良いと思ってるのかも。
今までの仕返しみたいな気持ちが。」



少し口ごもった感じで返って来たが本心なんだろうと思う。
確かに突き放す事もあったし選択として酷な物もあったと思う。

 


ーーーそれでも嫌いで取った行動なんて一つもなかった。

 


今後も一緒に居たいからそうしてきた。
年下だからって子ども扱いされたくない

と言うからこその行動のつもりだった。


それが相手にとっては辛かったんだと思う。
自分が卑屈になって怒ってしまう時もそれに当たると思うけど
そうなる時には大体理由があった。

 



どうゆう気持ちで何を感じ、どうしていきたいかの話し合いを
しっかりとしたのはかなり前だった気がする。


お互いに今の気持ちを伝えあうのを怠った事で
それぞれの気持ちを理解し合えなかったのが良くなかったんだと思う。

 

 

 

 

 

 

・俺のクソ以下レベルの【お気持ち】




「大事にしてくれてるって思う人と居るんじゃないの?皆。そんなもんでしょ?」



ーーー今でもずっと刺さって抜けない言葉。

 

 


俺にとってどれだけ大事な存在だったと思ってるんだ。
全てのやる気は君から来て、困ってたりしんどそうな時は
なによりも助けたかった。


俺は甲斐性の無いやつだけど

君が居たからあれこれやろうと思えたんだ。


配信で食べようなんて思う奴は居ても

中々踏み切ったりなんかしないだろ?


ましてや生活保護を受けてまでそれに熱意を注ごうだなんて思わない。
答えなんてなくて

いつ成功するか分からない水物業界だぞ?


それに

生活保護を受けるだけで世間からは白い目で見られ
肩身の狭い思いをするんだ。

率先してやろうなんて思わない。
そこまで俺はバカじゃない。


動画編集の依頼を平行してやってたけど

コロナで皆の技術力が上がって依頼数はそんなに多くない。

 

それでもどれだけ単価が安くても
自分から取りに行って少しでもいいから
知名度と小銭を稼いで活動に精を出してきた。

小さな依頼を受けてわざわざ伝えることなんてしなかった。
活動で成功するかもしれない小さな可能性もいちいち伝えなかった。


ちゃんと結果を出してから、あるいは確実に成せる事だけを伝えたかった。
口だけの約束なら誰だって出来る。

ただの期待なんてさせたくなかった。
結果が出た時に一緒に喜んで欲しかった。


数年間贅沢なんてさせてやれない状態の俺なんかを

ずっと支えてくれたんだから
その光景を一緒に見るのは君じゃなきゃダメだったんだ。





・終わりに


今はもう

社会に属するには随分と需要の無い年齢になったんじゃないかな。
それでももう今の活動で食べようとする熱はすっかり無くなった。
なんとか定職に就いて

ただひたすら同じことを繰り返し自分だけの為に生きていく。


そうゆう人は世の中に沢山いると思う。

当たり前の事だし失礼な言い方かも知れない。


でも普通はやり抜こうとしない事を

二人で夢見て来ただけに余計に虚しい。


・・・そう思ってたのはいつの間にか俺だけだったのかな。


今思うと別れる一番最初のやりとりが文面だったのも
ボロが出ないようにする為だったのかもと思ってしまう。
普通に言っても別れさせてくれないから嘘を吐いたのかな?とも。


自分の事を棚に上げてそう疑う自分は本当に汚い人間だ。



【彼は実家暮らしでちゃんと免許を持ってて

大学に通いながらアルバイトをきちんとこなして

毎日私を満たしてくれる。行動で示してくれてる。】



自分が【普通】ならこんな比べ方はされなかったのかな。

俺は今まで色んな苦難があって実家暮らしなんて許されなかった。
免許取得のタイミングは持病の所為で不可と言われてしまった。
世間的に見れば本当にダメな人間だと思う。


そんな奴でも君の為に自分の人生を賭けてみたんだよ。
今の自分が年齢を重ねる残酷さなんてどうでも良かった。


それでも大事にされていないと言いますか?
こんなのは恩着せがましいと言われて終わるでしょうか。



君が今までお世辞で言ってたなら今からでも全部変えていくよ。
冷たくして本当にごめんね。

君との将来を考えるとずっと結果が出ない事に焦りを隠せなかったんだ。
器の広い男じゃなくてごめんね。

俺は今までの自分のほとんどを変える努力を始めています。
本当はもっと沢山自分の出来る努力は

足元に転がってたのかもしれない。
今になって思いつく度、後悔しかしません。

 


こんなしょうもない俺でもまだ君の事が好きで仕方ないです。
俺は君の事を忘れる事が出来るでしょうか?


意味が無いと分かってても

今も連絡を取ってしまう。自分がとても嫌です。

 


自分の優先順位が下がり

新しい彼氏が優先されて行くのを感じる度に
どうしようもない劣等感と喪失感に襲われる。



恋人が居ると分かってる相手に好きだと言い続け
付き合った初日に抱くような大学生に

俺は負けたんだ。


情けな過ぎて笑えもしない。




ーーー もう今の自分には何も無い。





ー 大学生に【将来性】で負けたいい大人の話 ー