韓国では、お盆とお正月、そしてご先祖様の命日

法事(チェサ)を行います。


ご先祖様の名前を書いた御札の前に、

家々によって決められたおご馳走を並べ

クンジョルという韓国独特の礼をします。


日本にも、神道ってのがあるから、

ご先祖様を神棚にお祭りし、お供え物をして

お参りするっていう精神は、違和感なく共感できます。


問題は

日本の神棚に並べる程度のお供え物ではなく

①かなりのおご馳走を作らないといけなくて、

②それが女性の仕事だということ。

(前日から、一族の女性全員集合して料理)

③しかも、日本のように、何周忌だからとかじゃなくて

 例外なく毎年行われます。

④一族全員大集合もしなくてはいけません。


あー、韓国に嫁いだんだから、逃れられないし、

全ての韓国に住む女性が、がんばっているんだから

これが、運命だ と、諦めに近い境地になりかけていた

来韓10ヶ月目の今日この頃。


なんと、全ての家がチェサをする訳ではない

と聞き、大ショックー!!

しない人もいるのはてなマーク


韓国では半分がキリスト教徒と言われているくらい

キリスト教徒十字架が多いのです。

確かに、見渡すと、教会教会があちこちにあります。

週末になると、教会にはうじゃうじゃ人が集まってます。


キリスト教徒の人の中には、

儒教的なこの伝統的なチェサをしない人が多いんですって。

一族で集まりもしないし、家でちょっとご馳走を作り、

家族だけで神にお祈りして過ごすんですって。


えっー、そんなのあり?

韓国では大変なチェサをするのが当たり前と思ってたけど

キリスト教徒だったら、しなくていいのぉー?

えっー、じゃぁ、今まで興味なかったけど、

キリスト教徒になっちゃおうかなぁー。

なぁーんちゃって。

(熱心なキリスト教徒の方、失礼しました)


これを知ってから、キリスト教徒だと前々から

知っていた人達に尋ねてみました。

「お正月に、チェサされました?」

「いいえ、うちは、クリスチャンなんで。」

こういう人の多い事、多い事。

驚きました。


そしてまた、チェサをする家でも、

「チェサの準備を全部してくれる業者」ってのに

お願いする家もあるんですって。

あー、やっぱ、そういうの、あるんですね。

お金持ちの、宝石ジャラジャラ付けた奥様キラキラ

チェサの料理準備を油まみれになって、やってるはずないですもんね。


あー。


チェサ事情の現実を知ってしまった私しょぼん


知らない方が、良かったのかもしれません。


だって、キリスト教徒でも金持ちでも無い私は、

今後何十年も合計100回以上のチェサの準備を

しないといけないのですから。