CER(Cambridge English Readers)level-5
YL 5.5-6.0
24999 words
オススメ ★★★★★
登場人物は
Jan : 54歳 バツイチ どん底の貧乏
Cindy : 28歳 無職 Janの娘
Kate : 48歳 Janの妹 弁護士 超リッチ
Sarah : JanとKateの母 作中で80歳の誕生日を迎える
他にもたくさん出てくるけどこの四人が一番重要
いつもとちょっと変えて、だらだらと内容を書いていきます
前に一度数ページ読んで、やめて放置してました
理由は主人公の姉妹、特に妹のKateが自己中過ぎて耐えられなかったから
姉のJanは高校を卒業すると「働け」と両親に家から追い出された
ダメ男と結婚してしまったので後に離婚
実家の近くで娘のCindyと二人で暮らす
パートの仕事を掛け持ちして働くが生活は苦しい
娘のCindyは高校を中退してからプラプラ生活10年目
四年前に父(Cindyのおじいちゃん)が亡くなってから母Sarahは一人暮らしなので、実家が近いこともありしょっちゅう様子を見に行っている
が、母Sarahは最近ボケてきていよいよ大変になってきた
Janは子供の頃から徹底的に妹のKateとは差別されていた
旅行に行く時も、Kateと両親だけで行きJanは留守番
大学に行かせてもらったのもKateだけ
父の遺産も遺言で母とKateの二人で受け取り、Janにはゼロ
Kateは車で1時間以上離れた場所に住んでいて、仕事が忙しいこともあり実家に顔も出さず、母の世話は姉のJanに丸投げ
……ここまで読んだだけでも、ものすごーく不愉快な気分になりませんか?
兄弟姉妹を差別して育てる話はたまに聞くこともあるけれど、前にこの本を読むのをやめて放置したのは、冒頭数ページのこんな設定を読んで嫌になったのが原因です
嫌な気持ちになるのを覚悟していたので、今回はサクッと読めました
読みやすかったand面白かった
Janはマーケティングの学位をとったので、正社員の職を得る為に就活を開始
アテはあるので1週間で決まるはず
「私の人生がかかってるから、1週間だけお母さんを預かって!」
と、妹の家に母親の世話を頼んだ
妹Kateの家は息子達が独立して出てるので、夫婦プラスフィリピン人の家政婦Corrieだけ
夫婦とも仕事が忙しいので、母親Sarahの世話は必然的にCorrieがひとりで担う事になった
Kateの夫Hughのセリフはこんな感じ
「俺の両親は早くに死んでるから面倒ごとがなくてよかった」
「親ってのは金だけ残して早く死ぬべき」
「え?お母さん一人で川まで歩いて行ってた?そのまま溺れてくれれば…」
↑コイツには本の最後の方で見事に天罰が下ってるので、「ざまあぁ!」って言ってあげてネ!!約束だよ!
予定の1週間が過ぎ、妹Kateは姉のJanが家にいないのがわかってるのに「もうムリムリムリ」と母親Sarahを引き渡しに行った
受け入れたのはJanの娘Cindy
Cindyは28歳で、耳と鼻と唇と舌にピアスをしてて髪の毛はグリーン
ヤク中の更生施設に入ってたり、妊娠したけど産まない選択をしたのを母のJanが黙って見守ってくれていたので、今回は母の為に頑張ることにした
このCindyは本当に辛抱強く献身的におばあちゃんの世話をしていくうちに、だんだん変わっていき、将来の希望や夢を語るようになります
Sarahおばあちゃんはボケてる状態が95パーセントくらいで、普通に会話ができるのは一日のうち5パーセントくらい
この本の38ページでSarahはCindy(孫だと認識できてない)に同じセリフを四回言ってます
Do I have to do anything special today?
何か私がすることはあるかしら?
いいから座ってて、と言ってもまた数行後に同じセリフが書いてあって、このリピートにキレたりせずににこやかに付き合うCindyは偉いなぁと思いました
結局最後まで姉妹の片方だけを贔屓して育てた理由が不明なので、そこだけ少し不満です
姉のJanのように「人生は不公平なもの」と言えるような精神状態の時に読んでみて下さい
気分や体調が悪い時にこの本を読むのはあまりお勧めできません
#325 '17年2月16日 309万語
YL 5.5-6.0
24999 words
オススメ ★★★★★
登場人物は
Jan : 54歳 バツイチ どん底の貧乏
Cindy : 28歳 無職 Janの娘
Kate : 48歳 Janの妹 弁護士 超リッチ
Sarah : JanとKateの母 作中で80歳の誕生日を迎える
他にもたくさん出てくるけどこの四人が一番重要
いつもとちょっと変えて、だらだらと内容を書いていきます
前に一度数ページ読んで、やめて放置してました
理由は主人公の姉妹、特に妹のKateが自己中過ぎて耐えられなかったから
姉のJanは高校を卒業すると「働け」と両親に家から追い出された
ダメ男と結婚してしまったので後に離婚
実家の近くで娘のCindyと二人で暮らす
パートの仕事を掛け持ちして働くが生活は苦しい
娘のCindyは高校を中退してからプラプラ生活10年目
四年前に父(Cindyのおじいちゃん)が亡くなってから母Sarahは一人暮らしなので、実家が近いこともありしょっちゅう様子を見に行っている
が、母Sarahは最近ボケてきていよいよ大変になってきた
Janは子供の頃から徹底的に妹のKateとは差別されていた
旅行に行く時も、Kateと両親だけで行きJanは留守番
大学に行かせてもらったのもKateだけ
父の遺産も遺言で母とKateの二人で受け取り、Janにはゼロ
Kateは車で1時間以上離れた場所に住んでいて、仕事が忙しいこともあり実家に顔も出さず、母の世話は姉のJanに丸投げ
……ここまで読んだだけでも、ものすごーく不愉快な気分になりませんか?
兄弟姉妹を差別して育てる話はたまに聞くこともあるけれど、前にこの本を読むのをやめて放置したのは、冒頭数ページのこんな設定を読んで嫌になったのが原因です
嫌な気持ちになるのを覚悟していたので、今回はサクッと読めました
読みやすかったand面白かった
Janはマーケティングの学位をとったので、正社員の職を得る為に就活を開始
アテはあるので1週間で決まるはず
「私の人生がかかってるから、1週間だけお母さんを預かって!」
と、妹の家に母親の世話を頼んだ
妹Kateの家は息子達が独立して出てるので、夫婦プラスフィリピン人の家政婦Corrieだけ
夫婦とも仕事が忙しいので、母親Sarahの世話は必然的にCorrieがひとりで担う事になった
Kateの夫Hughのセリフはこんな感じ
「俺の両親は早くに死んでるから面倒ごとがなくてよかった」
「親ってのは金だけ残して早く死ぬべき」
「え?お母さん一人で川まで歩いて行ってた?そのまま溺れてくれれば…」
↑コイツには本の最後の方で見事に天罰が下ってるので、「ざまあぁ!」って言ってあげてネ!!約束だよ!
予定の1週間が過ぎ、妹Kateは姉のJanが家にいないのがわかってるのに「もうムリムリムリ」と母親Sarahを引き渡しに行った
受け入れたのはJanの娘Cindy
Cindyは28歳で、耳と鼻と唇と舌にピアスをしてて髪の毛はグリーン
ヤク中の更生施設に入ってたり、妊娠したけど産まない選択をしたのを母のJanが黙って見守ってくれていたので、今回は母の為に頑張ることにした
このCindyは本当に辛抱強く献身的におばあちゃんの世話をしていくうちに、だんだん変わっていき、将来の希望や夢を語るようになります
Sarahおばあちゃんはボケてる状態が95パーセントくらいで、普通に会話ができるのは一日のうち5パーセントくらい
この本の38ページでSarahはCindy(孫だと認識できてない)に同じセリフを四回言ってます
Do I have to do anything special today?
何か私がすることはあるかしら?
いいから座ってて、と言ってもまた数行後に同じセリフが書いてあって、このリピートにキレたりせずににこやかに付き合うCindyは偉いなぁと思いました
結局最後まで姉妹の片方だけを贔屓して育てた理由が不明なので、そこだけ少し不満です
姉のJanのように「人生は不公平なもの」と言えるような精神状態の時に読んでみて下さい
気分や体調が悪い時にこの本を読むのはあまりお勧めできません
#325 '17年2月16日 309万語