前回からの続きです
療育に泣かずに通えるようになるまで7ヶ月を要したたぁ坊ですが、、この間にもう一つの試練がありました
それは幼稚園のプレです近年、プレがある幼稚園が多いと思いますが、もれなく私も周りのママ友から話を聞いたりして、お友達が通っている幼稚園のプレに申し込みました。
しかし。この時点で、まだ一言も意味のある言葉は喋らず、相変わらず喃語のような音を発するだけでした。こんなんで、プレに行って大丈夫なのかな。。と正直心配だったので、初回、担任の先生に『現在、療育に通ってます。言葉はまだ出ません。こんな子でもプレは通えますか?』と聞きました
すると、先生は『お母さんと一緒に教室に入って作業をしたりするので、児童館のような感覚で来てもらえればいいですよ~』とおっしゃってくれました。ありがたい
しかーし。当の本人の気持ちとレベルが追い付いていなかったのです
まず、療育の病院のように、幼稚園に向かうだけで既に大号泣抱っこして何とか教室に入ろうもんなら、私の髪の毛を鷲掴みにしてブチブチ引き抜くこれが本当にブチブチと音が聞こえるんです。。髪の毛を後ろにまとめて結わいても、サイドから引き抜くから、あっという間にズタボロ、よたくそのおっかさんスタイルに
そして。この髪の毛を抜かれるのと同じくらい、、いや❗この時期一番困っていたのが自傷行為です。。たぁ坊は気に入らないことや、場所見知り、人見知りでパニックになると自分の額をゴンゴンとかなり強い力で打ち付けるのです
家の中の柱の角は全てクッション材で保護してました。外ではアスファルトや車のボンネット(←勿論、我が家の車です)にも打ち付けるようになっていて、額には常に血が滲んだような傷を負っていました。
勿論、この自傷行為については担当医の先生にも相談しました先生は『頭を打ち付けても無視して下さい。目線も合わせないで。自傷を止めさせようとお母さんが近付けば、“頭を打ち付ければお母さんが来てくれる”と思って益々気を引くためにエスカレートします。』と言いました。確かにそれも一理あります。。なので、極力“危険のない程度なら見守る”スタンスでこの頃は過ごしていました。
でも、、我が子が号泣しながら角に額を打ち付ける姿を見る毎日は、親としてもとても辛く、自分の息子なのに“怖い”という感情まで抱いていました。
なので、プレの時にも、教室から飛び出して号泣しながら廊下の端から端まで走って、アスファルトの壁に額をゴンゴン。。抱っこしようとすれば髪の毛を抜かれる。。本当に毎回何の罰ゲームなんだろう、と思いながら通っていました。それでも、通わないことには慣れないしと毎週必死に通っていました。
結局夏休み前までの1学期の間、プレに通いましたが教室に入れたのは3回くらいしかもそれは泣き疲れて抱っこで寝てしまったのを、私がそのまま抱えて教室に入り、片手でたぁ坊を抱っこ、片手で工作するというものでした。。教室に入れた、って本人寝てるし母親100%の工作なんて意味ないじゃんって周りの楽しそうに会話しながら共同作業している親子を見ながら、私達親子はすごく惨めだな、と心の中で泣いていました
結局、夏休み前まで通ったけど、全く慣れることなく、毎回泣きに行って額に傷を増やしに行っているだけだったので、先生に2学期以降は辞めますと伝えました。
それにね。やっぱりレベルが違いすぎた他の子はきちんと自分の名前も言えてご挨拶してるのに、たぁ坊は『はーい』の返事すら出来ないんだから。先生の指示なんて到底理解出来ないし、本人にとっても自分とってもただただ苦痛でしかないプレ期間でした
そして、この事を担当の保健師さんにも相談しました。保健師さんは、療育の病院を紹介してくれてからちょくちょく電話で様子を聞いてくれたりしていたので、とてもありがたい存在でした。
すると、住んでいる自治体の施設で障害児を対象とした児童発達支援の学園を紹介してくれました。もう来春から行く場所がないと思っていたので、父ちゃんとも話し合い、保健師さんと私達親子3人でその学園に見学に行くことにしたのです。
長くなってしまったので、また次に続きます