古いともだちチコから誘いがあって
『うーちゃんが帰ってくるから
久しぶりに一緒に食事でもしようよ~』って
わたしはうーちゃんがとっても苦手なのだ・・・
チコは気づいてないけどね
うーちゃんはなぜかわたしに
意地悪なことを言う
こころの奥の悲しいところを
チクリチクリ・・・ついてくる
悲しさは人にはそれぞれあるでしょう?
それを自分でかかえて
みんな生きてるんだとおもう
特に若いときは
その悲しさを抱えることに必死なのに
それをつつかれて
たまらなかったのだ
でも、そうだね
それは昔の話で・・・
きっと今は、そのころよりは
わたしも必死ではないとおもうけれど
やっぱりチクリはね
避けて通りたい
無駄それをに受けてダメージを受けるより
避けることがいちばんなんじゃないかって
いまは思ってるの
ひとは、ひとそれぞれだから
だから、うーちゃんには合いたくないけれど
うーちゃんにもやっぱり幸せでいてほしい
そう思ってる
それはほんとに本当だよ
ちょうどその日は仕事で
時間も合わなかったからチコに断りのメールをいれたよ
『仕事で、時間的にムリみたい
うーちゃんによろしくね』
ちょっと安心した