ども
USK(うっすら・寂しい・気分)の
直感コンサルタントの美姫(みき)のりこです。
※
上品で情熱的なハーブティを作ってらっしゃる大好きなまみさんが明日壱岐島へ移住の為住まいの浜松を立たれるそうで
浜松最後の夜のことを静かに語っておられるのを拝読して
私も熊本を出て来た日のことを少し書いてみたくなった
※
もともと大阪生まれ大阪育ちの私が最初の結婚を機に熊本へ移ってから10年
熊本を後にしたのが2年前(2017年)の11月3日のこと
出発の早朝、車内で。ひどい顔だ
ずっと良くしてくれてたカフェの常連のおじいちゃんが見送りに来てくれると言ったけど断って
佐賀からフェリーに乗って四国経由で大阪に帰るつもりだったので
早朝、ひとりひっそりと熊本を出てきた
それまで大好きだった熊本の環境がどうにも合わなく感じ出してしまっていて
そのことが究極に怖かった
ここ(熊本)がもう私の『居場所』で無くなってしまうことが…心にぽっかりと穴が空いてしまうような恐怖があって
出来るだけ私の抱き出した『違和感』を感じないように感じないように過ごしていた
※
実は、大阪を逃げるように出てきてた
心情は…というところで。
生まれ育った『大阪』に居ることがとてもしんどくなってしまっていて
そんな中、とある30人程が参加した大きな飲み会で出会ったのが最初の旦那さんで
彼はあと2ヶ月ほどで生まれ故郷の熊本に転勤で戻る…というタイミングだったが
彼が熊本に戻ってからも交流が続き、遂には結婚し、彼の住む熊本へ行くことに。
周りの人からは『大都会大阪からよく熊本へ来る気になったねぇ』とか『知り合いのいない土地へよく嫁ごうと思ったねぇ』と感心やら、呆れられたりしたが
私は大阪がもうしんどかったので、他の地へ行きたかったんだと思う
そして熊本は私にとって天国だった
初めて最初の旦那さんのご実家がある場所へ車で連れて行ってもらった時の感動は今でも忘れない
8月のとてもお天気の良い日で、遮るものが何もない大きな青い空と、青い田んぼがひっついていた
なんて気持ちのいい場所なんだ!
お水が美味しくて
お野菜が美味しくて
お米が美味しくて
熊本は、まともなニンゲンの生活が出来る場所だった
※
そんな訳で最初の旦那さんと離婚した後も熊本で生活するくらい大好きだった熊本
本当は離れるのが嫌で嫌で仕方なかった
けれど頭の片隅では
このままでは私が私らしくいられない
自分を偽らないとここ(熊本)での生活がどんどん難しくなっていて
堪え難い出来事が重なりに重なり…
覚悟せざるを得ない状況になった
※
寂しさを紛らわすために車内ではずっと心屋仁之助さんのポッドキャストを大音量で流しながら運転していて
そのおかげでずっと大爆笑していた
めっちゃ気持ちの良い夕焼け小焼けロード
松山でお友だちに一目会い、ランチをご馳走になってからてろてろと運転していたら
明石大橋を渡る頃にはすっかり夜更けになってしまっていた
大阪の実家で到着が遅い私を心配する父
父は再々婚をして私より10歳も若い後妻と5歳の異母弟と生活していたのだけど
事情を話して、お願いしたら1室使っていいよと言ってもらっていた
明石大橋のSAにて夕食。淡路島産の玉ねぎがまるっと1個乗ったボリューミーなカレーうどん。
淡路牛も乗ってた^^ウマー
超絶不安な大阪市内の運転も、父の家が高速の出口から近かったのであまり運転せずに済み、なんとか到着
着いたのは23時前だったかな
13時間くらい掛けてゆっくりとゆっくりと帰ってきた
父の家族もみんな心配してくれてて
とにかく今夜はもう休みなさいと言われて
客室に使ってる部屋のベッドもとても大きくて
なんとも言えない安心感に包まれて眠ったのを覚えてる
※
これがたった2年前のことで
まさかまた結婚のご縁に合えるとも思っていなかったし
また、本格的にライトワークを始められるとも思っていなかった
※
熊本を出ることで果てしのない絶望感に打ちひしがれていたけれど
もう、全く、何も無い
という状況がかえって
【なら、今までやってみたかったことを全部やってやろう】
という気持ちになれるキッカケになった
心の中には真っ黒い絶望も抱きつつ
私はもう何してもいいんだ、じゃあ何をしようか?
…というギラギラとしたやる気に包まれていた
(若干テンションがおかしかった)
※
熊本を飛び出した時のことは
今でも胸を締め付ける
けど、あの経験があるから
これからも、何が起きても怖くない
私は大丈夫だって分かってるから
ただ、いま少しだけ…
あの世界に1人ぽっちのような
寂しい気持ちに浸ろうかな
※
今日旦那氏におねだりして温泉に連れてってもらった
旦那氏も初めて行くという温泉は家からとても近くて
そして、私が数度通うお寺の近くで
お山のてっぺんで
とにかく最高に気持ちが良かった
熊本の、お気に入りの温泉に似ていた
お風呂上がりの、髪を乾かしている時に
鏡の中にいた私は
アゴのラインが以前よりも緩やかになっていた
平和なシルシだと思った
※
美姫(みき)のりこ LINE@↓