みなさん、
おはようございます。
【朝の道標】に見に来ていただき、
ありがとうございます。
今日のことばは、
「受験は○が9割」です。
そろそろ受験を控えている人は、
緊張感が増してくる頃だと思います。
早めに準備をしている人も、
今から準備をする人も、
どちらにしてもここからが勝負です。
この夏休みにどんな習慣をつけたのかで、
この後の数ヶ月が決まります。
だからよく夏休みのことを、
受験生にとっての天王山といいますよね。
でもね、
夏休みよりもっと大事なことがあるんです。
それは変えようと思っても、
なかなか変えられないもの。
しかも一生付きまとうもの。
それは「親」なんです。
そう、
だから今日のことばも、
「親」が答えです。
そもそも教育の要素は、
たった二つしかありません。
1つ目は「動機付け」、
2つ目は「環境づくり」です。
でその2つを主に誰が担当するかというと、
「動機付け」が「学校」で、
「環境づくり」が「お家」なんですね。
つまり、
「お家」の環境を整えることが、
「親」の役割なんです。
ところが、
心配性の親は動機付けに結構水を指します。
よくこんなセリフ聞きませんか?
「あんた、ちゃんと勉強やってんの?」って。
これ親に言われたことある人って、
結構多いと思います。
親だから子供を心配するのは当たり前だけど、
受験に臨む子供にとっては、
はっきり言って余計なお世話です。
親がこういう心配を口にすると、
子供は大体やる気を奪われてしまうんです。
それはその言葉の内側にある、
「信頼されていない」という、
ネガティブなイメージを受け取るからです。
「じゃあどないしたらええねん!」と、
思われる方も多いでしょう。
そこで環境づくりの3つの要素を、
ご紹介しましょう。
1、「安心」できる場を作る
2、「回復」できる食事を作る
3、「背中」を見せる
1の「安心」は、
家の中を掃除してきれいにし、
なるべく静かで落ち着く環境にすること。
2の「回復」は、
愛情のこもった手料理を作り、
1日に1回は一緒に食事をすること。
3の「背中」は、
1と2を子供に見えないところで頑張り、
手間を惜しまず時間をかけて親も頑張ること。
そしてとにかく「信頼」することです。
どうしても心配で仕方がないのなら、
子供にぶつけるのではなく、
学校や塾などの先生に相談しましょう。
受験期間中だけでもいいので、
お家をやる気、元気、負けん気を、
回復できる場所にしてあげください。
受験とは脱皮と同じで、
人生のレベルを上げる行為です。
強くなりたい大きくなりたいという思いがあってこそ、
脱皮しようとするのです。
セミが脱皮をしようとする時、
手伝って皮を剥いてやると、
そのセミは飛べなくなるそうです。
自分の力、自分の思いで脱皮しなければ、
強く大きくはなれないのです。
「でも、うちの子はやる気がないから…。」と、
感じているなら学校や塾の先生と相性が悪いのかも。
そういう時は、
お子さんの愚痴を聞いてあげるのもいいかもしれませんね。
「なりたい自分」に目覚める時って、
母や父以外の第3の大人との出会いが、
きっかけとなることが多いのです。
なぜなら、
子供は親が望む答えを、
無意識に探そうとするから。
本来この第3の大人に学校の先生がなれるといいんですが、
担任の先生を選べない今の学校のシステムでは、
望ましい先生と出会える可能性は大きくはないですよね。
だからと言って、
親がその第3の大人になろうとすると、
子供は回復する場所を失いどんどん疲れていきます。
そして良い結果にはつながらないでしょう。
だからこの時期に親ができることは、
とにかく「信頼」して環境を整えることなのです。
ということで今日は、
「受験は親が9割」というお話でした。
さあ、今日も新しい1日のスタートです。
「なりたい自分」を目指して、行ってらっしゃい!