みなさん、
おはようございます。
【朝の道標】を見に来ていただき、
ありがとうございます。
今日のことばは、
「寄り添えるのは母親だけじゃない」です。
ことばの中で、
否定語をあまり使いたくなかったんだけど、
昨日、ちょっとしたことがあったので、
今日はこんなことばになってしまいました。
何があったかというと、
妻の友達が交通事故を起こしたんです。
で、その時の子供に対する対応が、
「え、子供が一番大切じゃないの?」と、
思わせるものだったんです。
ツッコミどころはいっぱいあるけど、
とにかく順番に話してみます。
朝8時半ごろその方から、
「職場に遅れそうだから子供を預かってほしい。」と、
妻に連絡がきました。
普段、子供は幼稚園に行っているけれど、
感染症が流行っているので、
預かってもらえなかったというのです。
しかも自分の子供も風邪気味でセキが出るとか。
でも、通っている職場の試験があるから、
どうしても行かなければならないといって、
子供を預かってほしいと。
!?
そこ仕事を休んで、
子供の面倒を見る場面でしょ?
しかも感染症が流行ってて、
セキが出てるなら、
他人にあずけちゃダメでしょ?
と、疑問を思いましたが、
気のいい妻は引き受けてしまいました。
その後、
何気なく外に出てみると、
幼稚園の服を着た子供が門前に立っていました。
「あれ?一人で来たのかな?」と思って周りを見たら、
ものすごいスピードで走り去る車がありました。
それはその子の母親の車で、
「よっぽど焦ってるんだな。」と思いました。
っていうか時間管理大丈夫?って感じでした。
で、「これ、いいのかな?」と思いつつも、
子供に罪はないので、
その子を家で遊ばせ始めた時、
また妻に連絡が来ました。
「駅に行ったけど間に合わなかったから、
車で送ってほしいってことかな?」と思いましたが、
もっとショッキングなことが起こっていました。
さっき走り去った後、
すぐに衝突事故を起こしていたのです。
で、日本語が上手く話せないから助けてほしいと。
(妻の友人は外国の方なんです。)
で、駆け付けて行ってみると、
交差点で出合い頭の事故のようで、
どうやら相手方も急いでいたらしく、
どちらもけががないのはよかったんですが、
警察と保険の対応が必要でした。
なので、
その後の対応は、
ほぼぼくが代わりにしました。
対応が終わると、
さすがに気持ち的にショックだろうと思ったので、
「うちで少し休んでいったら?」と声をかけました。
すると、
「おなかに妊娠中の子供がいるので病院に行きたい。」といい、
「ぼくもそれはそうだろうな。」と思ったので、
そのままへこんだ車に乗って病院へ行くことになりました。
なので、
ぼくは家に帰ってお子さんの世話をしつつ、
保険会社からかかってくる電話の対応を、
2時間ほどしたりしてました。
保険会社さんから病院での対応について、
連絡事項があったので、
11時頃、妻を通じてその人に連絡してもらうと、
なんと、まだ自宅にいて、
病院に行ってなかったのです。
!?
自分のおなかの子供の面倒見ないの?
さらに、
午後病院に行きたいから、
しばらく子供を預かってほしいと。
!?
ん?ん?ん???
で、その子にお昼を食べさせてあげたりしつつ、
3時まで妻と面倒を見ていると、
お迎えに来てくれました。
そして、
なんとこれから友人に送ってもらって、
病院に行くんだとか。
!?
お?お??おお????
その人がちょっとってところはたくさんあったけど、
うちで預かったお子さんの大人びた対応の方が、
実は印象に残ったんです。
母親がいやがらないように、
事故のことが気になるはずなのに話題にはせず、
終始笑顔でいること。
ぼくたちを気遣い、
「ママまだ来ないのかな?」とか言って寂しがらず、
「〇〇して遊んでもいい?」と、
常に笑顔で前向きなんです。
そこで思ったんです。
寄り添ってもらってるのは、
子供じゃなくて母親の方なんじゃないかって。
精神的に幼い母親には、
精神的に(魂的に)成熟した子供が生まれ、
母親の心が落ち着けるように支えてくれてるんだろうなと。
ぼくが学校の先生をしていた時も、
確かにそういう場面はありました。
そして、
それはここ5年ぐらい前から多いんです。
もうちょっと飛躍して言うと、
東北大震災後に生まれた子供って、
親より精神性が高いんじゃないかって思うんです。
だから、
母親が子供に寄り添うのが当たり前なんじゃなくて、
今は、子供が母親に寄り添うことだってあるんです。
それを考えると年上が偉いという、
年功序列の考えは早くやめないといけないなと、
思えてくるわけです。
もしあなたが子供であったとしても、
大人のぼくはあなたのことを立派な人間として、
対応しなければならないと思っています。
そしてそれが、
今の大人と子供の関係の在り方なんだと思います。
今日はちょっと長くなりましたが、
「寄り添えるのは母親だけじゃない」、
もしよかったら気に留めてみてください。
さあ、今日も新しい一日のスタートです。
元気に、行ってらっしゃい!