みなさん、
おはようございます。
【朝の道標】を見に来ていただき、
ありがとうございます。
今日のことばは、
「集団よりも個人を意識しよう」です。
よく学校で、
「男子!ちょっと静かにしなさい!」と、
集団で注意する先生っているでしょ?
この注意の仕方って、
良い事は1つもないのに、
良くないことは3つもあるんです。
1つ目の良くない点は、
注意される原因となって子にとって、
指摘される人が集団になって分散されるので、
全然効き目がないということ。
2つ目の良くない点は、
ちゃんとしてる子にとって、
悪いことしてないのに注意されるので、
先生を信頼できなくなること。
3つ目の良くないことは、
全体に「男子は良くない。」というが認識生まれ、
男子と女子の間に溝ができること。
この3つ目の良くないことが曲者で、
けっこういろんな場面で響いてくるんです。
例えば、
クラスで一緒に遊ぼうとしても、
チーム分けで男女に分かれたがってもめるとか、
お互いに敵対心を持ち仲が悪くなることがあります。
他にも、
男子と女子は違うという認識から、
性的な対象として意識しすぎてしまい、
水泳の授業などで体を見られたくないと、
休みたがる子が出てきます。
この問題点は、
原因が先生の何気ない一言の積み重ねであることに、
気付きにくい点です。
問題の場面だけ切り取ってみると、
敵対心を思わせることを言う子の口の悪さを、
原因と考えたり、
性的な言葉や態度が目立つ子の発達が早いと、
個人の原因に考えたりしがちなのです。
だからこそ、
普段の先生の発言が大事なのです。
これは、
なにも教室の先生だけでなく、
誰にでも当てはまることなんです。
例えば、
今起こっている戦争でも、
ロシアが悪いとやたら言っていますが、
ロシアの人が全て悪い人でしょうか?
他にも、
商品を買う時に中国製は質が悪いと言いますが、
中国の物は全て日本より劣るのでしょうか?
もうすぐ選挙がありますが、
○○党だから大丈夫だと、
詳しく知りもしないで決めていませんか?
集団と言う大きな看板は、
時に個人と言う商品の判断を、
間違った方向へ導くんです。
ですから、ぜひ、
集団ではなく、
個人を意識して判断してほしいのです。
そして、判断するときは、
誰かの意見に流されることなく、
自分の心が感じるままに判断しましょう。
「集団よりも個人を意識しよう」、
インターネットで情報があふれかえっている今だからこそ、
おぼえておいてほしい言葉ですね。
さあ、今日も新しい一日のスタートです。
元気に、行ってらっしゃい!