みなさん、
おはようございます。
【朝の道標】を見に来ていただき、
ありがとうございます。
今日のことばは、
「暴言が多い子を温かく包もう」です。
クラスで口の悪い友達っていないですか?
友達同士のケンカが起きて、
原因を聞いてたどっていくと、
口の悪い子の一言だったり。
先生や大人に対しても平気で、
良くない言葉を使ってしまうので、
授業中、先生が起こってしまい、
クラスの雰囲気が悪くなってしまうとか。
でもその子とじっくり話しても、
全然悪いことをしたという気持ちがなく、
逆に「自分がいじめられてる。」と言われるってことないですか?
もし身近にそんな子がいて、
もしあなたが大人だったら、
そんな子に対してどんな対応をしますか?
厳しくしかりますか?
やさしい言葉で水に流してあげますか?
無視して気にしませんか?
でもその子が求めているのは、
そんなことじゃないんです。
実は、
その子にもどうしてほしいのかわからない、
言葉にできないんです。
ただただ「助けてほしい。」という、
心の警報サインなんです。
だから、
ゆっくりじっくり聞いてあげて欲しい。
「なぜ?」じゃなく、
「どうしたの?」と。
その後、
たくさん話して言葉を吐き出しているうちに、
心の中にたまった濁った水が浄化されていきます。
そして、
新しい水を吸い込もうとする瞬間が来ます。
その時に温かい言葉をかけてあげてください。
「大丈夫だよ。」と。
そしてそばにいてあげてください。
それだけでその子は心が温かくなって、
じんわりとした心地よさを感じるでしょう。
濁んた水が入ったコップを空にして、
温かい水が入ったコップから分け入れるように。
そう、心はコップのようなもので、
言葉は水みたいなんです。
でもコップと心の違いはね、
心からは水(言葉)が湧き出てくるということ。
あなたの心のコップから相手に温かい水をそそいだら、
それを補うようにまた湧き出してきます。
その子も今までは濁った水が湧き出ていたけど、
中身が温かい水に変わったので、
今度は温かい水が湧き出てくるんです。
そしてお互いに満たされる心地よい感覚になれるんです。
このお互いに満たされ、
補い合える安心感を「やすらぎ」と言います。
そんな「やすらぎ」で周りが満たされたら、
暴言なんか出て来なくなります。
たとえ出たとしても、
面白いことのように感じてしまうんです。
そんな学級、
そんな家庭、
そんな世界になってほしい。
そのためには、
まず自分の心の中のことばが、
温かみにあふれている必要がありますよね。
もし暴言の多い子が身近にいるのなら、
あなたの温かいことばで、
その子を包んであげてください。
きっと「やすらぎ」を感じられます。
さあ、今日も新しい一日のスタートです。
元気に行ってらっしゃい!