みなさん、
おはようございます。
今日は6月1日(水)です。
もう6月ですね。
さて今日のことばは、
「師とする人の雰囲気に浸ろう」です。
みなさんは憧れの人っていますか?
もしいるなら、
なるべくその人の近くにいて、
その人の持ってる雰囲気を身に付けよう。
という意味です。
ぼくは学校の先生になろうと思ってから、
ある映画に出てくる先生にあこがれるようになりました。
その先生は伝統的な学校の中で、
親の期待に応えようとする真面目な生徒たちと接して、
本当にやりたいことを引き出すのが上手だったんです。
それこそがぼくのなりたい理想像だと思いました。
それからその映画を何回も何回も見ました。
好きなシーンは丸覚えしました。
さらにはその先生を演じた人の映画を、
片っ端から見ました。
そうすると、
いつの間にかその先生の話し方が身について、
癖になっていました。
それから、
「その先生だったらこうするだろうな。」と、
考え方までわかるようになってきたんです。
そう、
ただこうなりたいと思う人の雰囲気の中に居続けるだけで、
その人のようになることができるんです。
これ、
ちょっとカッコいい言い方でいうと、
「フェイク・イット」というそうです。
ちなみに先生になりたてのころ、
ぼくはこの方法でその先生みたいにふるまったので、
古い伝統的な年配の先生から目をつけられてしまいました。
でも、
誰か一人でも子供達を救うことができたのなら、
ぼくはそれでよかったんだと思っています。
もしよかったら、
「師とする人の雰囲気に浸ろう」を、
試してみてください。
さあ、新しい一日のスタートです。
元気にいってらっしゃい!
『みのり塾』(朝の道標)より