みなさん、
おはようございます。
今日は5月24日(火)です。
うちの近所では、
毎週火曜日と金曜日が燃やすごみの日です。
ということで今日のことばは、
「捨てるごみにもねぎらいをする」です。
ごみ捨てはぼくの役割なので、
いつも捨てに行っていますが、
ほっとくと虫が湧いてしまうので、
特に生ごみには注意が必要です。
うちは庭に家庭菜園があるので、
塩っ気のない生ごみは、
地面に埋めるようにしています。
この間喫茶店で働いている人から、
ちょっといい話を聞きました。
コーヒー豆って外国から送られてくるけど、
大きな袋から開けてみると、
粒がそろっていないことが多い。
だから袋を開けたら、
まず欠けた粒や小さいものを一つずつみて、
より分けているんだよ。
そしてお客さんにコーヒーとして出せないものは、
「ここまで来てくれてありがとう。」と声をかけて、
「捨てる」んじゃなく「土に返す」ようにしてる。
そうすれば、
コーヒー豆たちも「大事にされてる」と思って、
精一杯の美味しいコーヒーになってくれるんだ。と。
「本当かなあ。」とも思ったけど、
妙に納得のいくお話でした。
学校でもテストとか試験とかあるけど、
「試されてる」って感じはするけど、
「大事にされてる」って感じはあんまりしないよね。
でももしテスト前に親や先生が、
「わからないところを見つけて、そこをわかるようにしてあげたい。」
そんな気持ちのことばをかけてくれたなら、
「大事にしてくれてるんだな。」と思えて、
間違うことも怖くないかも。
だからぼくもこの話を聞いて、
ごみを捨てる時には、
「いままでぼくたちのためにありがとう。」と声をかけて、
持っていくようにすることにしました。
そうすると決めただけで、
ごみ捨ての役割もなんだかいい役割だなと思えてきました。
みなさんも使い終わった文房具や小さな消しカスを捨てる時に、
「捨てるごみにもねぎらいをする」を、
思い出してみてください。
けっこうすがすがしい、
いい気持ちになれますよ。
それでは今日も新しい一日のスタートです。
元気にいってらっしゃい!
『みのり塾』(朝の道標)より