みなさま、こんばんわ🌜
今日の鹿児島は良いお天気でした🌞
オランダ精神医療連続講座 ~関係性の中で回復していく~ 第1回 リカバリー
昨日は17時からこちらのイベントに参加していました👆👆👆
皆様ご存じ、東京大学の石原孝二先生主宰のオンラインイベントです。
▼ イベントについてこちら
オランダの精神医療のお話
文字通り、オランダにおける精神医療のお話で、オランダで精神科医をされている 田中ケン先生 がオランダの実情をお話してくださいました。
驚きの連続でした😯
民間の保険しかないオランダ
1番驚いたことは、オランダでは日本のような国が運営する公の医療保険制度がなくて、民間の保険制度に移行していること。
大変みたいですよ😵
オランダの民間の保険会社は正当な請求を受けても、わざと治療費を支払わないのです。
きちんと支払ってしまうと、赤字になってしまうからです。
だいたい10件に1件ぐらいは、治療費をとりっぱぐれてしまうそうです。
同じ民間の保険しかないアメリカではよく聞く話ですが、オランダでも事情は同じとのことです。
治療費を得るための裁判
敢えて支払わない保険会社にどうやって治療費を支払わせるかというと、もちろん 裁判 です。
しかし、裁判をすると治療費を支払ってもらえますが、支払いまで約3年かかります。
しかも、15ユーロ(2450円)ほどのわずかな金額だとしたら、わざわざ裁判をするのも考え物です。
このように、オランダの医療従事者は民間の保険会社に振り回されて、疲弊しているのです。
田中ケン先生は「保険会社はヤクザのようなものだと思っています」とおっしゃっていました。
コスパのために医療福祉サービスが消滅
更に、保険会社の支払い方針がコロコロ変わるので、そのたびに医療福祉サービスが振り回されて、サービスそのものが消滅することもしばしばなのだとか😰
お金をかけても成果がでない精神科デイケアは、保険会社の方針でオランダでは消滅したそうです。
公ならいざ知らず、民間はコスパ重視です。
やっぱりお金持っているところが強いんですね・・・。
我が国も将来、民間の保険に移行するかもしれないと思うと、恐ろしいですね。
今日もとても勉強になりました😄
次回の開催が楽しみです😄
最後までお読みいただき、ありがとうございました😄
また来てね~😄👋