みなさま、こんばんわ🌜

今日の鹿児島はさわやかな秋晴れの1日でした😄

いじめの政治学

 
 

どうしても読んでみたくなって、『いじめの政治学』を買ってみました👆👆👆

 

本と言えば中古で1円でも安く調達する私ですが、この本は中古ではなかったので、私にしては珍しくAmazonで新品で購入しました。

著者:中井久夫先生

 
 

著者は中井久夫先生です。

 

中井久夫先生は私のお師匠様(心の中の)で、困った時に頼りになるメンターでもあります✨

 

今回も困ったことが起きたので、お師匠様にご相談させていただこうと思い、本を手に取らせていただいた次第です😅

いじめの成立条件

 
 

早速、「いじめの政治学」を読んでみました。

 

読んでみてわかったことは「賢くタフで、社会性の高い人をいじめようとしても、いじめとして成立しない」ということでした。

いじめの過程

 

中井先生によると、いじめには成立過程があるとのことです。

 

このいじめの成立過程は有名ですね👇👇👇

いじめの成立過程

  1. 孤立化:持続的にいじめの標的にするために孤立化させる
  2. 無力化:被害者に「反撃は一切無効であり、味方になるものはいない」と吹き込み、被害者を観念させる
  3. 透明化:加害者による絶え間ない暴行陵虐によって、被害者を支配し奴隷化する
中井久夫(2018)『いじめの政治学』みすず書房, pp244

いじめもなかなかシステマティックなんですね・・・(悪い意味で)😅

相互性

 
 

中井先生によると、いじめとして成立するかどうかの基準に 相互性 があります。

いじめの相互性とは❓

いじめでないかどうかを見分ける最も簡単な基準は、そこに相互性があるかどうかである。

鬼ごっこを取り上げてみよう。

鬼がジャンケンか何かのルールに従って交代するのが普通の鬼ごっこである。

もし鬼が誰それと最初から決められていれば、それはいじめである。

荷物を持ち合うにも、使い走りでさえも、相互性があればよく、なければいじめである。

中井久夫(2018)『いじめの政治学』みすず書房, pp239

 

つまり、一見いじめのように見える行為も相互性があればいじめでなく、一方的であればいじめであるということですね💡

いじめのターゲットの選定

いじめが成立するターゲット

 

もし仮に、誰かをいじめる必要があるときに(イヤな例ですが😅)、誰をターゲットにしたらいじめが成立するのかを考えるならば、それはこういう人ではないでしょうか❓

  • 体力がない人
  • 経済的に貧しい人
  • 知力・能力的に平均を下回る人
  • 知識量が少ない人(低学歴)
  • 勇気がない人(精神的に弱い)
  • コミュニケーション能力が低い人

つまり、単純に 弱い人 だと思います。

いじめが成立しないターゲット

 

逆にどういう人をターゲットに選ぶといじめが成立しないのでしょうか❓

 

それはこんな人だと思います👇👇👇

  • 体力がある人
  • 経済的に裕福な人
  • 知力・能力的に平均を上回る人
  • 知識量が多い人(高学歴)
  • 勇敢な人(精神的に強い)
  • コミュニケーション能力が高い人

つまり、単純に 強い人 だと思います。

強い人を選ぶといじめが成立しない理由

 

なぜ強い人を選ぶといじめが成立しないのでしょうか❓

 

それは、強い人を理不尽にいじめると報復されてしまうから です。

 

一方向性がいじめの原則で、加害者が被害者に何をしても反撃されないのがいじめです。

 

報復される時点で相互性が発生 してしまうので、いじめではなくなるんですね。

 

しかも知識が豊富で賢く、自分の行動が他者からどう見えるかよくわかっているので、自分が仕返しをしたあと更に報復されないように、加害者に一定の打撃を与えて自分の怒りを解消し、しかし世間から非難されない程度にうま~く報復するのです。

 

嫌な話ですが、いじめを成立させるためには、まずターゲットの選定がすごく重要だということがよくわかりました😅

頼りになる中井先生

 

今回も中井先生のおかげで、いじめについてすごくよくわかり、自分なりの結論を得ることができました😊️

 

中井久夫先生

中井先生は死してなお、いつも無条件で私を助けてくれる頼れるお師匠様です😊️

 

天国の中井先生に感謝です😊️🙏🍀

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました😄

また来てね~😄👋