みなさま、こんばんわ🌜
今日の鹿児島はよく晴れた良いお天気でした🌞
オンライン エンパワメントグループ
8/31(土)は夕方から TCネット の オンライン エンパワメント・グループ に参加させていただきました😄
TCネットとは、引土絵未さん率いる「治療共同体ネットワーク」のことです。
引土絵未さんは
- 日本女子大学人間社会学部社会福祉学科専任講師
- 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 薬物依存研究部 客員研究員
を兼任されておられ、普段は日本女子大学で教えられています。
▼ TCネット:治療共同体ネットワーク はこちら
オンライン エンパワメント・グループ
エンパワメント・グループはオンラインで行われました。
今日は14名の方が参加されていました。
オンライン エンパワメント・グループへの参加は2回目ですが、このグループでは、
- 話し手(1人)
- 聴き手(それ以外)
に分かれてワークを勧めます。
話し手の方のモヤモヤや問題とされることについて、みんなで質問を投げかけ、考えていくというスタイルで進められています。
私は「聴き手」として参加させていただきました😉
エンパワメント・グループの癒し効果
エンパワメント・グループで見聞きしたことは書けないので、エンパワメント・グループで感じたことを書きます。
癒し効果
エンパワメント・グループに参加すると、心が浄化されて癒される効果があります。
私は1度も話し手をしたことがなく、2回とも聴き手で参加していますが、それでもすごく癒されます。
話し手さんや他の参加者さんのお話を聞いているうちに、熱い気持ちがこみあげてきて涙が出てくることもしばしばです。
なぜこれほどまでに癒されるのでしょうか❓
共感
聴き手は基本的にあまりしゃべらず、ほとんどの時間を話し手さんや他の参加者がお話されていることを聞きながら過ごします。
そうすると、時々他者の意見に強い共感を感じることがあります。
聴き手が話すことができるのはほんの少しだけなので、思ったことを全て語りつくせるわけではありません。
思ったことの10分の1ぐらいしか話せません。
でも、他者の意見が自分の意見と全く同じということがあり、聞きながら心の中で「そうそうそうそう❗❗」と激しく同意します。
その時にとても強力な共感を感じ、この気持ちが癒しにつながるのではないかと感じました。
話し手の中にみる私の姿
話し手のお話を聞いていると、様々なものが見えてきます。
トラブルやモヤモヤした気持ちを抱えながら一生懸命立ち回っている話し手さんの姿。
そして意外にも、かつての私の姿。
話し手さんが今直面されている問題は、私が20年前に直面していた問題でもありました。
だから、話し手さんの思いがかつての私と重ねるんですよね~~~❗
話し手さんの姿の中に、思いがけず一生懸命もがいていた過去の私の姿が蘇ってきて、「自分もそうだったな」と懐かしいような、愛おしいような、面はゆいような、何とも言えない気持ちになりました😌
私の心からの言葉が届く時
ワークの最後に聴き手から話し手さんに感想を伝える時間がありました。
私は20年前に話し手さんと同じ問題に直面していた経験を「私の話」としてお伝えしました。
この手法は、実は「私もね、こんなことがあったんですよ~」という切り口で「共感型指示的カウンセリング」をされている 野村涼子さん のやり方をマネさせていただきました😉
野村さん、野村さんの方法がすごく役に立ちましたよ~~~❗
ありがとうございました😄
「話し手さんに届け❗」と祈りながら発射した私の言葉に対して、話し手さんは

話し手
そうか・・・だからだったんですね・・・。
そうなんですね・・・。
とおっしゃっていました。
私の言葉がちゃんと届きました😃
私の心からの言葉が相手にちゃんと届いた時、更にじんわりとくるものがありました。
エンパワメント・グループの限界
エンパワメント・グループでこのような素晴らしいひと時を過ごしながら、私は心のどこかで エンパワメント・グループの限界 も感じ取っていました。
エンパワメント・グループは1人の問題に対し、全員でタッグを組んで立ちむかうので、非常に強力なエンパワメント手法となっています。
しかし、エンパワメント(empowerment)という言葉通り、励ましたり温かい言葉をかけることで「自信を与える」活動なので、問題の解決はできませんし、そもそも目指してもいません。
これでは何も解決することはできません。
問題解決型指示的カウンセラー
私は話し手さんの話を聞きながらも、頭を働かせて
問題はどこなんだろう❓
どうすれば問題を解決できる❓

実希
と必死に考えていました。
話が終わる頃には私の心の眼には、「問題点」と「改善策」がハッキリと見えていた のです。
最後に話し手さんに「私の話」としてお伝えしたのは、私の考えた改善策でした。
今回のエンパワメント・グループに参加して、私は純然たる「問題解決型指示的カウンセラー(の卵)」であることがわかりました。
エンパワメント・グループを終えて
エンパワメント・グループは、私は将来AIを活用してアプリ化できる集団療法として期待を込めて参加させていただいています。
これまで、
- リフレクション(ナラティヴ・セラピー)
- オープンダイアローグ(京都で1回だけ)
- 対話反想法(日本臨床心理学会)
- トーキング・サークル=言いっぱなし聞きっぱなし(ヒアリング・ヴォイシズ)
と、様々な集団療法に参加してきましたが、直観的に「アプリ化できる❗」と思うのは 治療共同体 なんですよね。
エンパワメント・グループの限界も見え始めて、「私が目指しているのはエンカウンター・グループの方なのかな❓」と迷いも出てきつつあります。
しかし、集団療法を体験できることは素晴らしい機会だし、来年の2月には東京でファシリテーター研修もあります。
2月の研修には何があっても絶対に参加しようと考えています。
「将来アプリ化する集団療法のバリエーションの1つとして、しばらく学ばせていただくのもいいかもしれないなぁ」とも考えています🙂
納得がいくまでありがたくエンパワメント・グループに継続参加させていただき、治療共同体について学ばせていただきたいと思います😉
最後までお読みいただき、ありがとうございました😄
また来てね~😄👋