みなさま、こんばんわ🌜
今日の大阪は気温36℃を超える猛暑日でした♨
1 | ゲートキーパー養成事業 |
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本日は、オンラインで ゲートキーパー養成講座 に参加しました😃
⭐ゲートキーパーとは
「ゲートキーパー」とは、自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応(悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る)を図ることができる人のことで、言わば「命の門番」とも位置付けられる人のことです。
参考 | 厚生労働省 |
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参加費は無料でした😉
ゲートキーパー養成事業は、「心のサポーター養成事業」ともいい、専門職のみならず地域住民も支援することで、精神障害者を地域全体で支えていくための事業 です。
厚生労働省の事業で、実際の養成講座の開催は、民間のNPOなどが協力して行っています。
2 | 日本精神保健看護学会の宣伝 |
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ゲートキーパー養成事業について、日本精神保健看護学会の学術大会で宣伝がありました。
安保寛明さん が講座で、ゲートキーパー養成事業について説明をされていました。
安保さんは、山形県立保健医療大学 保健医療学部の教授(保健学)をされています。
安保さんは、日本精神保健看護学会の会員に向けて

安保氏
ぜひ参加してください。
と、参加を呼びかけられていました。
安保さんの呼びかけを聞かれた方のうち、多くの方がゲートキーパー養成事業への参加を決意したと思います😉
3 | 実際の様子 |
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さて、ゲートキーパー養成講座に話を戻すと、会場の様子はこんな感じでした👆👆👆
講師の先生や世話役の方も含め、全員で7名の方が参加されていました。
講座の冒頭で、世話役の 小泉早苗さん が

小泉氏
話を聴いてほしい人はいっぱいいるけど、聴ける人はいないんです。
とお話されていたのが印象的でした。
話を聴いてほしい人はいっぱいいるけど、聴ける人がいない。
助けてほしい人はいっぱいいるけど、助けられる人がいない。
ことは、常々私も大問題だと感じていました。
4 | 長見英知先生の講座 |
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参加者の簡単な自己紹介の後、長見英知先生 による講座が始まりました。
長見英知先生は、長年、精神科領域で相談業務に携わられてきた 精神保健福祉士 の方です。
臨床の相談業務や、電話相談などの地域活動に従事され、現在は講師業を中心になさっておられます。
長見先生の講座はすごくわかりやすく、昨今の自殺をめぐる状況について理解が深まりました。

長見氏
自殺者の98%は精神疾患に罹患しています。
自殺の原因はほぼほぼ病気です。
病気の人を、みんなで支えていきましょう。

長見氏
脳がくたびれると働けなくなる。
問題がわかれば解決できる。
何が人を追い込むのか❓
それがわかれば気づけるんです。
長見先生が「精神疾患の発症」について、こうおっしゃっていたことが印象的でした。

長見氏
人は誰もが「こうなりたい」というボヤーっとした将来像を持っています。
精神疾患をひとたび発症すると、将来像が全部消えてなくなってしまいます。
前の自分じゃない。
もうそれまでのコースには戻れない。
だから精神疾患を発症すると、辛いんですね。
私もかつて「統合失調症」と診断されたことがありました。
統合失調症の何が1番辛かったことは、長見先生がおっしゃるように「それまでの人生を失ってしまったこと」でした。
長見先生のお話をお聞きして勇気をいただき、温かいお人柄に癒されたように感じました。
5 | 質疑応答 |
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最後に質疑応答の時間になったので、思い切って、私が気になっていたことを聞いてみました。
ゲートキーパーの役割は、専門職につなぐことだとお聞きしました。
困っている人を発見した場合、具体的にどこにつなげばいいのでしょうか❓
良い相談機関があれば、教えてください。

実希
講師や参加者の方々から、たくさんの答えをいただきました。

参加者
相談といえば、どこの地域でもまずは「社会福祉協議会」だと思います。
私も社協に勤めていましたが、社協は地域の相談にのっていました。

長見氏
地域によって相談機関は違いますが、市役所に行けばNPOさんのチラシがおいてあるはずです。
市役所の担当も地域によって違うのですが、障害支援課や生活支援センターが相談を担当しています。
参加者の方がおっしゃったように、「絶対断らない」機関として社会福祉協議会があります。
その他にも、ここ神奈川では地域ケアプラザというのですが、地域包括支援センターも相談にのっています。

小泉氏
もう1人の参加者の方は、行政の保健師さんなんですよ。
行政の支援について教えてあげていただけますか❓

参加者
はい、いいですよ。
私は保健所の保健師をしています。
保健所でも障害者の相談には対応しています。
その人が何に悩んでいるかで、どこに相談するかが決まります。
労働問題なら「男女共同参画」、ひきこもりなら「ひきこもり支援事業」などです。

長見氏
常日頃から、この人に聞けばこの人ならいっしょに考えてくれる、的確な相談窓口につないでくれるという、良き相談相手を確保しておくことが大事ですね。
皆様からコメントをいただいて、「全然ない」と思っていた相談機関も、実は地域にたくさんあるのかもしれないと思いました。
専門家の方々の意見を聞くことは本当に大事ですね😉
これで私も今日からゲートキーパーとなりました。
ゲートキーパー養成講座は「心に残る講座」なので、ぜひぜひみなさまも受けてみてくださいね😉
最後までお読みいただき、ありがとうございました😄
また来てね~😄👋