みなさま、こんばんわ🌜

 
1 対話会

本日はナラティヴ・セラピー関連の オンライン対話会 でした。

 

トーキングサークル形式 で、順番に1人ずつ話をしていきました。

トーキングサークルとは

トーキングサークルとは、カナダや北米の先住民(インディアン)に学んだ対話法で、対話の参加者がサークル(輪)になって座り、対話をする方法です。

お互いを尊重する(大切にする)、相手を非難しない、相手の話をよく聴く、発言したくないときは発言しなくてよいなどのルールがあります。

参考 梅崎薫(2019)『修復的対話トーキングサークルマニュアル』株式会社はる書房
2 統合失調症の個人的な見解
 

私の対話の順番が回ってきたときに、思い切って、ここのところ心の中で考えていた 統合失調症の見解 について話をしてみました。

 

私は以前に統合失調症の診断を受けたことがあります。

現在は統合失調症の診断名は中止となり、発達障害に診断名が変更しています。

発達障害者となった今も、統合失調症に非常に強い関心があります。

実希

実希

 

と前置きしてから、話を続けました。

 

私は5年間、統合失調症患者さんのブログを毎日欠かさずチェックしてきました。

ブロガーさんの投稿の頻度によって、毎日10~30人ぐらいの統合失調症患者さんのブログを拝見しています。

そうして、経時的に様々な統合失調症患者さんのブログを見続けて、最近気づいたことがあります。

実希

実希

 

私が統合失調症について気づいたことを話しました。

 

統合失調症の患者さんは2つの群にわけられることに気づきました。

1つは「境界性知能から重度知的障害までを含む知能低値群」、もう1つは「高IQを含む正常知能群」です。

「知能低値群」が全体の60~70%、「正常知能群」が30~40%ぐらいです。

実希

実希

 

「知能低値群」は無理がたたっての二次障害のようなもので、難治性の統合失調症の多くは「知能低値群」です。

裕福な家庭に生まれ、何不自由なく大切に育てられた患者さんで、難治性の統合失調症になっている患者さんは「知能低値群」に多くみられます。

実希

実希

 

「正常知能群」で、特に思春期~青年期にかけて発症している患者さんに見られる共通点は、「母子家庭」か「母親の就労率の高い家庭(共働き家庭)」であることです。

自己肯定感の低さや、他者に甘えたいという強い願望が見られます。

「正常知能群」の患者さんはかなり重い愛着障害のように見えます。

実希

実希

3 統合失調症の分類

IT技術の進歩により、誰もが気軽に無料でブログを投稿し、情報発信ができる時代になりました。

統合失調症患者さんもブログを執筆される時代となり、これまで知られていなかった統合失調症患者さんのリアルが日々大量に発信されています。

🍀 ナラティヴによる統合失調症の分類

100名程度の統合失調症患者さんが書かれたブログを、5年にわたって経時的に拝見させていただきました。

 

その結果

  1. 境界性知能から重度知的障害までを含む知能低値群(60~70%)
  2. 高IQを含む正常知能群(30~40%)

に分類できることに気づきました💡

🍀 境界性知能から重度知的障害までを含む知能低値群

「知能低値群」は無理がたたっての二次障害のようなものなのではないかと考えました。

難治性の統合失調症の多くは「知能低値群」に見られます。

 

発言内容が支離滅裂で、情緒不安定という統合失調症によく見られる症状も、知能が低いことで説明ができます。

裕福な家庭に生まれ、何不自由なく大切に育てられた患者さんで、難治性の統合失調症になっている患者さんは「知能低値群」に多くみられます。

🍀 高IQを含む正常知能群

高IQを含む正常知能群の場合は、成育歴に共通点が見られました。

正常知能群の患者さんの多くは「母子家庭」か「母親の就労率が高い家庭(共働き家庭)」の出身で、愛着障害によく似た性格特性があることに気づきました。

 

正常知能群の統合失調症患者さんは、自己肯定感が非常に低かったり、ネガティブ思考だったり、他者と適切なコミュニケーションがとれていなかったりと、大人の愛着障害によく似た症状があるように思いました。

 

正常知能群の統合失調症患者さんは、本当は 愛情欠乏症候群 だったのかもしれないのです。

 

統合失調症の発症好発年齢が、思春期から成人前期であるのも、その頃に学校や職場で、勉強やより難しい仕事が始まり、これまでより高度な社会性を求められるようになりますが、社会に適応していくにはパワーが必要です。

 

家庭での愛情が不足していると、当事者の方は十分な実力の発揮が出来ず、切磋琢磨しなければいけない大切な成長期に、社会で戦うことができなくなってしまうことがあります。

 

統合失調症の発症好発時期が、思春期から青年前期であるのも、愛情欠乏症候群で理解できます。

🍀 有効な治療方法は「傾聴」❓

有効な治療方法として「傾聴」があげられます。

「話を聞く」ことは、患者さんの存在を承認し、患者さんの思いに寄り添うことでもあるからです。

 

患者さんが愛情不足に陥っていたのは統合失調症を発症される前であり、今や中年や壮年となられた患者さんに、今から愛情を注いでも遅すぎると思います。

 

発症から数十年が経過した今、愛情よりもむしろ「傾聴」や「共感」の方が有効であるような気がします。

4 オープンソースかつ著作権フリー
 

私の統合失調症に関する個人的な見解は、今ならなんと 完全無料のオープンソース著作権もフリー となっております❗

著作権の明示義務もございません。

 

この見解を、統合失調症の治療や研究にお役に立てていただければとても嬉しいです😊️

 

5年間かけて収集した情報から導き出した結論なので、全くの見当はずれではないと考えております。

 

私は無力な一会社員であり、医療従事者でもなく、また研究者でもありません。

私にできることといえば、障害者同士の交流の一環として、これからも引き続き統合失調症患者さんのブログを楽しく拝見させていただくことだけです。

 

よろしくお願い致します。

5 対話会を終えて
 

対話会に話を戻すと、オンラインで1時間半ぐらい順番に話をして、対話会は無事にお開きとなりました。

 

私も普段胸にしまっていることを思い切って話せたし、参加者の方々の貴重なお話をお聞きすることができ、とっても楽しい集まりとなりました😄

 

対話会に参加させていただいて、楽しかったです😄🎵

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました😄

また来てね~😄👋