みなさま、こんばんわ🌜
1 | 会社のミーティング |
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私は在宅ワーカーで、普段は自宅で仕事を進めています。
私の所属はデザイン部で、会社のためにAdobe CCの各種ソフトを使って、様々なグラフィックをデザインしています。
本日はミーティングに参加するため会社に出勤してきました。
朝から雨☔だったのですが😅
2 | プロジェクトマネージャーに立候補 |
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私はデザイン系のプロジェクトチームのメンバーの1人で、弊チームには複数名のクリエイターが所属しています。
ミーティングである1人の男性社員が、

社員
チームには プロジェクトマネージャー がいた方がいいと思います。
メンバー全員がプロジェクトマネジメントできるように、これからみんなでプロジェクトマネジメントの勉強をしませんか❓
と言いました。
提案した男性社員は 障害者雇用のデザイナー で、チーム内では1番腕の立つクリエイターです。
ちょうど大きな仕事を終わらせたばかりのタイミングで、弊チームは今は次の仕事を待っている手待ち状態です。
弊部署は閑散期に当たるので、メンバー全員で今のうちに勉強をしておくのは良い提案だと思いました。
3 | プロジェクトマネジメントスキル |
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弊チームにはプロジェクトリーダー(健常者)はいますが、プロジェクトマネージャーはいません・・・。
大きな仕事が入ると、各クリエイターの進捗状況の把握や連携をとるのが結構大変でメンバーは苦労しています😅
数年前に弊チームにもプロジェクトマネージャーを配置してくれるように、クリエイターのメンバー全員で一致団結し、プロジェクトリーダーに直訴したことがありますが、聞き届けられることはありませんでした。
各メンバーが交代でプロジェクトマネージャーになり、プロジェクト管理ができるようになれば、プロジェクトがスムーズに進行するはずです✨
男性社員は時間をかけて、粘り強くプロジェクトリーダーに訴えました。
彼は自身がチームで最も優れたクリエイターであることを知っており、プロジェクトマネージャーになりたいようでした。
そして、別部門の上司から「ぜひプロジェクトマネージャーに」と推薦も受けていました。
しかし、各メンバーが交代でプロジェクトマネージャーを務めるという提案は、プロジェクトリーダーによって、またもや却下されてしまいました・・・。
プロジェクトリーダーは、提案した男性社員が障害者であることや抱えている障害について言及し、かなりキツい言葉で彼の提案を退けてしまいました。
男性社員はすっかり落ち込んでいました。
4 | 障害者の夢 |
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私は気の毒に思い、帰り道に彼に声をかけました。
プロジェクトマネージャーを配置する案は通らんと思うよ。
新メンバーが入社する前、私達旧メンバーも「プロジェクトマネージャーをおいてほしい」と全員でリーダーにお願いしたし、だいぶ粘ったけどあかんかったから。

実希

社員
プロジェクトマネージャーの件はもういいんです。
しばらく持ち出さないことにします。
障害者に統括をさせることを会社が納得しないのかもしれません…。
今回も却下されてしまったけど、私はいずれプロジェクトマネージャーが必要になると思う。
チームのクリエイターの人数も増えたから、プロジェクトを指揮する人の負担が大きすぎるもん。
いつかプロジェクトマネージャーが必要になったときに、プロジェクトマネジメントができるように、仕事がヒマな今のうちに勉強しておいたらどうかな❓
プロジェクトマネージャーとして活躍できる時がきっとくるよ。

実希

社員
そうですね…。
私は男性社員にプロジェクトマネージャーが必要になったときに、彼が活躍できるように、今から勉強しておくことを勧めました。
普段から彼の制作物を見ていて、彼が才能のあるクリエイターで、弊社にはもったいないぐらいの人だと考えていました。
更に彼の話を聞いてみると、彼は弊社で目指している将来の夢を語ってくれました。

社員
自分はいずれ、クリエイターやデザイナーを目指す障害者の人に、グラフィックやデザインの講習や研修をする講師になりたいんです。
うちの事業所でデザインの研修をしている某さんみたいに…。
弊社のデザイン部では、これからデザイナーを目指す方を対象に、弊社のデザイナーの社員(健常者)が研修を行っています。
彼は研修風景を見ていて、自分もいつかデザイナーを目指している障害者の方を対象とした研修の講師になりたいと思ったようです。
彼には弊社で目指すべき将来像があったのです。
私は彼の夢がとてもステキだと思いました。
5 | 健常者と障害者の壁 |
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私はこの出来事で 健常者と障害者の間に見えない壁が存在している ことを感じました。
障害者は決して特別な存在ではなく、健常者と同じ人間です。
健常者と同じように働いたり、夢を見たりするし、その権利が認められています。
障害者雇用促進法の改正によって、精神障害者が障害者就労に認定されるようになったのが2018年4月。
それ以降、精神障害者の労働者は年々増えづつけています。
我々精神障害者にとっては、良い時代になったといえます。
しかし、今もって健常者社員と障害者社員の間には雇用格差や就労格差が存在し、障害者社員が健常者社員と同じ条件で働く機会は与えられていないように思います。
健常者と障害者が真に対等な立場で働くことができる、真のインクルーシブ社会が到来することを願います🙏🌈
障害があっても夢を叶えられる時代が来ますように🍀
最後までお読みいただき、ありがとうございました😄
また来てね~😄👋