みなさま、こんばんわ🌜
1 | いま改めて振り返る当事者研究の理念 vol.17 |
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今日は 「ヒアリングヴォイシズ(聴声体験)」の世界ーその意味と可能性 というオンラインイベントに参加しました。
リンク👇👇👇
大当たりでした🌟
私は今日はじめて「べてるの家」の存在を知りました。
「べてるの家」も、向谷地生良氏も、当事者研究のことも何も知らずに過ごしてきました。
このオンラインイベントで「当事者研究」や「半精神医学」、「自己病名」のことを知り、強い衝撃を受けました。
2 | 佐藤和喜雄氏からのメール |
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当オンラインイベントに参加したきっかけは、佐藤和喜雄氏からいただいたメールでした。
私はヒアリング・ヴォイシズ研究会に参加させていただいておりますが、日本でヒアリング・ヴォイシズ研究会を立ち上げられたのが佐藤和喜雄さんで、佐藤さんは今もヒアリング・ヴォイシズ研究会の統括をされておられます。
「佐藤さんからお誘いをいただいたからには、ぜひとも参加させていただかねば💨💨」という思いで、ありがたく当イベントに参加させていただきました😄
3 | オンライン参加 |
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イベントの実際の画面がこちらです👆👆👆
講演者の 佐藤和喜雄さん、向谷地生良さん、そして べてるの家のみなさん です😃
べてるの家のみなさんは精神障害当事者ということもあり、私のブログでお顔を出させていただく勇気が私にありませんでした・・・orz
顔出しご希望でしたなら、誠に申し訳ございません。
「精神障害当事者が顔出しをしたいわけがあるか💢」と思われる方もおられると思いますが、べてるの家では社会に対する啓蒙のため、本名・診断名・顔出しあり で世間と向き合われたいと願う精神障害当事者の方が少なからずおられます。
佐藤和喜雄さんの元気なお顔が拝見できて良かったです😄
4 | べてるの家 |
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べてるの家は、1984年に設立された北海道浦河町にある精神障害等をかかえた当事者の地域活動拠点です。
現在、100名以上のメンバーが地域で暮らしています。
べてるの家は、有限会社福祉 ショップべてる、社会福祉法人浦河べてるの家、NPO法人セルフサポートセンター浦河などの活動があり、総体として「べてる」と呼ばれています。
べてるの家は1987年に「回復者クラブどんぐりの会」の有志メンバー数名が、浦河教会の旧会堂を拠点として活動をはじめたのがはじまりです。
現在では、精神障がいばかりではなく、様々な障がいを持った当事者が活動に参加しています。
5 | 向谷地生良氏はすごい人 |
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オンラインイベントでは、オンラインで交流会のような時間が設けられました。
交流会で私以外の参加者の方に聞いてみました。
私はヒアリング・ヴォイシズ研究会の伝手で、このイベントに参加しました。
みなさんはどうして今日参加されたんですか❓

実希

参加者
私は向谷地さんの本が好きで、ずっと本を読んでいるんです。

参加者
私もそうです❗
向谷地さんが好きで・・・。
ヒアリング・ヴォイシズ研究会以外の参加者は、ほぼ全員が 向谷地生良さんのファン でした。
私は今日まで全然知らなかったのですが、向谷地生良さんは登場するだけで人を呼べるすごい人だった のです❗
ひょんなことから参加したオンラインイベントで、初めて知った向谷地生良さんですが、向谷地さんと向谷地さんが実践されている「当事者研究」がなぜかとても重要だ という気がしました。
6 | 向谷地生良氏 |
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向谷地生良氏は、1955年生まれ(青森県十和田市)の68歳。
北海道の北星学園大学文学部社会福祉学科を卒業後、1978年4月より北海道日高にある浦河赤十字病院医療社会事業部に精神科専属のソーシャルワーカーとして勤務されました。
1979年4月より、町の古い教会堂(浦河教会)を拠点として、精神障害を持つメンバーと共に当事者の交流活動と共同生活(3年間)を開始されました。
向谷地氏の活動を元に、1984年4月に「浦河べてるの家」が発足しました。
精神障害体験者の地域貢献、社会進出を目的に「商売」として日高昆布の産地直送、紙おむつの宅配に挑戦されました。
事業は規模を拡大し、現在は100名を超える当事者によって運営されています。
2001年に 有名な「当事者研究」を創案 されました。
2003年4月より、北海道医療大学看護福祉学部臨床福祉学科(精神保健福祉士養成コース)で教鞭をとりながら、べてるの家と浦河赤十字病院他、全国各地をメンバーとともに「当事者研究」の普及をめざして飛び回る毎日を過ごされています。
向谷地さんは 真の障害者支援者 であるとともに、障害者の支援者になるならば「向谷地生良さんに師事すれば間違いなし」という 障害者支援のスペシャリスト でもあるのです。
7 | べてるの家の当事者研究 |
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(2023年1月19日(木)追記)
このオンラインイベントが終わってからも、べてるの家の「当事者研究」や「半精神医学」や「自己病名」のことが気になっていました。
そして、だんだんと向谷地生良さんの書かれた本を読んでみたいと思うようになりました。
馬鹿げた考えかもしれませんが、私が将来行う研究にとても重要な意味がある気がしたのです。
※ 大学院に進学する目処は全く立っていません。
とはいえ、3日後に情報セキュリティマネジメント試験(午前)と1週間後に情報セキュリティマネジメント試験(午後)を控えていたので、図書館に本の予約だけして、試験日までは仕事の傍ら試験勉強に打ち込んでいました。
12月25日(日)に無事に試験に合格してから、はじめてべてるの家の本を読んでみました。
うまく書けませんが、とても大きな衝撃を受けました。
べてるの家では「当事者研究」が盛んで、この研究は障害者当事者が自分自身を研究するというものです。
「当事者研究」の取り組みはとても正しいと思いました。
というのも、特に精神障害は千差万別で、同じ病名の人でも原因も症状も全然違っていたりします。
なぜ精神障害を発症したのかについては、医学の本でも「原因不明」となっていることが多く、実際のところ他人には「なぜ精神障害を発症するのか❓」ということが全然わからないことも珍しくありません。
当事者が自分で自分の人生を振り返った方が、「ああ、だから私は精神障害を発症したのだ」とわかることが多いと思います。
さらに「自己病名」という概念があり、これは障害者当事者が自分の病名を自分でつけることです。
精神疾患の場合、病名はあくまで精神医学から見た分類です。
自分で自分の病名をつけることは、自分で自分の問題点を把握することでもあります。
特に精神疾患においては、「治る」というよりも「受容する」ことや「心がける」ことが大切です。
他人による治療には限界があり、患者さん本人が自分で気持ちをコントロールしないとどうにもならないことが多いです。
「自己病名」をつけることは、自分で自分の問題に気づき対処法を考えることにもつながり、とても有用であると思いました。
べてるの家の本を読んでいると、なぜだか勇気がわいてきます。
それに、べてるの家の考え方が今後の私の人生にとても重要になる気がして、いつでも読めるように、本を数冊中古で購入し手元に置いておくことにしました。
今、自宅の本棚にはべてるの家の本が4冊あります。
時間に余裕があれば、べてるの家の「当事者研究」についてまとめられればいいなぁと思います。
(めっちゃ忙しいのでムリかもしれません😅)
最後までお読みいただき、ありがとうございました😄
また来てね~😄👋