みなさま、こんばんわ🌜
この記事は2022年3月28日(月)に思い出して書いています。
1 | 転職のオファー |
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実は、通信制大学の同級生から、転職のオファー をいただきました😀
現在私は 障害者雇用 ですが、もし転職に成功すると 健常者雇用 となり、待遇がぐっと良くなります😊
ありがたい限りです😊
私は3月19日(土)に通信制大学を卒業し、心理学学士の学位 と 認定心理士の資格 を取得しました😊
私にとって心理学の勉強は、キャリアとは無関係な 余暇活動 だったので、キャリアにはこれからも何の変化もないはずでした。
キャリアに無関係なことでも頑張っていたら、思わぬ方向から良い話が舞い込んできたのです😄👍
2 | 障害者雇用の現実 |
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精神障害者の雇用の急増 |
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障害者雇用促進法の改正によって、2018年4月から精神障害者の雇用が急増しています。
身体・知的・精神障害者は全員 ハンディキャップのある障害者 ではありますが、精神障害者が身体障害者・知的障害者と大きく異なる点は、障害が可逆的、つまり 回復して元に戻る可能性がある という点です☝🏻
精神障害者は障害がメンタルの障害なので、メンタルの調子が良ければ健常者と変わりません。
更に、必要な配慮や設備、仕事能力などを考えて、雇用する側から見て使いやすいことも、精神障害者の雇用の急増につながっていると思われます。
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「発達障害者」障害者雇用の主役 |
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雇用が急増している精神障害者の中でも、障害者雇用の主役は 発達障害者 です。
発達障害者が障害者の中で最も優れているからではなく、発達障害者が 障害者の中で比較的元気 で、最も健常者に近い障害者 であることが採用率の高さにつながっていると思われます。
健常者とほぼ変わらぬパフォーマンスを発揮 できる発達障害者ならば、労働市場での競争に有利、ということなのです☝🏻
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障害者雇用の不遇な現実 |
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私は障害者雇用のエースの発達障害者として働いていますが、障害者雇用は健常者雇用に比べ、やっぱり不遇だと思います。
- 賃金が安い
- 正規雇用が少ない(雇用形態が不安定)
- 昇進できない、役職に就けない
- 高い能力を有する障害者の場合、能力を十分に発揮できない
その代わり、障害者に対する合理的な配慮はゼロではない、というような感じです。
企業からすれば、特別な配慮なく、健常者と同等のパフォーマンスを発揮してくれる、能力が高くて扱いやすい障害者社員が理想だと思います。
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障害者雇用に対する企業の本音 |
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当たり前ですが、障害者を社員として採用する企業は、慈善事業として障害者を雇っているわけではありません。
企業の使命は 利益追求 で、つまりお金を稼ぐことです。
そんな企業が障害者を採用する理由は、強いて言えば コンプライアンス(法令遵守)の向上 です。
単純に「障害者に就労のチャンスを与える」と決めた国の方針に従っている姿勢を示しているのです。
「障害があるかもしれないが、雇われている限りはきちんと仕事をしてほしい」が企業の本音です。
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障害者雇用を職業訓練制度として活用する |
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障害があると色んなことが不利になり、就労も例外ではありません。
障害が重いために、働けるかどうかわからないぐらいの障害者が障害者雇用にチャレンジするならいいのですが、健常者と変わらぬパフォーマンスを安定して発揮できる障害者社員からすれば、いずれ不満が出てきます。
その場合の障害者雇用の社員の選択として、障害者雇用で働くことに自信がついたら、健常者雇用にステップアップしてみる のもアリだと思います😀☝🏻
障害者雇用自体を職業訓練制度と見立て、キャリアアップのために活用するということです。
私も今よりも良い待遇で働けるなら、それに越したことはないので、合格するかどうかは別として、転職にチャレンジだけでもしてみる価値はありそうです😄
3 | Twitterでお世話になっている精神科の先生のご投稿 |
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私が転職で悩んでいた時、Twitterでお世話になっている精神科医の先生のこのようなご投稿を拝見しました🖕🖕🖕
なんと、『精神科治療学 第37巻03号』に掲載されている論文のうち、1篇を無料で読むことができる というご案内でした😀
『精神科治療学』に限らず精神医学系の雑誌は、医師の先生方向けの素晴らしい内容になっているのですが、価格設定も医師の先生方向けの高額設定になっているので、低所得の庶民は恐れ多くてとても手が出せません💦
善意で無料公開してくださっているということで、ありがたく読ませていただくことにしました😄
4 | 無料で読めるありがたい『精神科治療学』 |
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無料公開の『精神科治療学第37巻03号』を読ませていただきました😉
無料公開されていたのはこちら(🖕🖕🖕)の2ページの記事でした😀
この松本俊彦先生の論文にどんなことが書かれてあったのかというと・・・
松本俊彦先生の論文の要旨
- 薬物依存症の精神障害者の闘病・社会復帰への意欲向上には、ロールモデル が大切です
- 自分が若い頃は、精神科医のロールモデルを探して、病院に夜遅くまで居残ったり、お酒の席で先輩の精神科医の先生に「なぜ精神科医を志したのか」についてアレコレ聞いてみたことがありました
- この雑誌は、自分が若い頃に、先輩の精神科医の先生に夜な夜なアレコレ聞いていたことを、論文として再現したものです
- ぜひ読んでください
ということでした。
松本俊彦先生には、またとない貴重な学びの機会をいただき、誠にありがとうございました✨
5 | 社会で働く障害者のロールモデルになるために |
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ロールモデルとは |
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「ロールモデル」とは以下のような意味です👇👇👇
⭐ ロールモデル(role model)
役割を担うモデル。模範。手本。
「あの人のようになりたい」と思う人物のこと。
自分にとって、具体的な行動や考え方の模範となる人物。
人は誰でも無意識のうちにロールモデルを選び、その影響を受けながら成長するといわれている。
参考WEBコトバンク
誰にとっても「あんな風になりたい」と憧れる人はいますよね😄
ちなみに私は 中井久夫先生 に 無許可で勝手に弟子入り しているので、中井先生が私の「ロールモデル」となっています😉
「中井先生に弟子入り・・・」の件は、口外するとややこしくなるので、誰にも言わないでください。
言わなければ 熱心な読者 ということで、何とかなります。
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「ダルク追っかけ研究」におけるロールモデルの重要性 |
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2016年から国立精神・神経医療研究センターによる「ダルク追っかけ研究」が開始されました。
「ダルク追っかけ研究」とは、文字通りダルクの活動を追っかける、ダルク利用者を対象とした追跡調査(コホート研究)です。
「ダルク(DARC)」とは、覚醒剤・アルコール中毒などの薬物依存症からの回復を支援するプログラムを行っている施設です。
全国的な組織で、全国に施設があります。
全国のダルクの利用者(薬物依存症患者さん)を追跡研究した結果、薬物依存症からの立ち直りに最も効果的だったのが ロールモデル だったということがわかりました。
同じ薬物依存症患者さんの中で、自分よりも先の段階に行っている人に対して「あの人にようになりたい」と思うことが、立ち直りを促進する ということだったのです☝🏻
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障害者雇用のロールモデル |
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社会で障害者雇用で働いている障害者は、健常者に比べて低賃金で待遇もそんなに良くありません。
作業所などの福祉的就労から障害者雇用として一般就労するまでの過程では、私もそうでしたが、待遇よりもとにかく社会復帰を目指して努力をしてきたはずです。
でも長期的に働くとなると、やはり待遇面は無視できません。
お金がないとできないこと、例えば結婚や子どもを持つことなどはたくさんあって、お金がなくてできないことが増えれば働くモチベーションも下がってしまうからです。
デキる障害者雇用社員のキャリアアップとして考えられる次のステップは、健常者雇用へのステップアップ です。
現時点で障害者雇用として働いている人のうち、デキる人が健常者雇用にステップアップして良い待遇で働けるようになれば、今社会復帰を目指して頑張っている障害者も、「努力すれば自分もいつかは健常者と同等に働けるようになるんだ」と希望を持てる ようになるはずです。
今、ハンディキャップを抱えながら頑張って 障害者雇用で働いている人にとって必要 なのは、「ロールモデル」となるべき 障害者雇用から健常者雇用のステップアップに成功した障害者 だと思います。
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社会で働く障害者のロールモデルになるために |
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ここで私の転職のお話に戻りますが😀
もし、私が転職(障害者雇用 ➡ 健常者雇用)に成功できたら、私も障害者雇用で働く人のロールモデルの1人になれるはずです。
障害者雇用から健常者雇用に転職する人が続々と出てきたら、障害者雇用で低賃金に悩みながら働く人が「頑張っても自分は一生障害者なんだ」と半ば諦めとともに働くこともなくなります。
例え障害者であっても、障害者雇用で定着できたら、次はキャリアアップとして健常者雇用を目指すことが当たり前の社会になるかもしれません。
障害がある人が、自らの才能を最大限に発揮できる、もっと自由な社会の実現を目指して、転職活動を頑張ります😄💪
最後までお読みいただき、ありがとうございました😄
また来てね~😄👋