みなさま、こんばんわ🌜
今日の大阪はちょっと肌寒かったです😄
1 | 42歳で研究者を志す |
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私は現在42歳の会社員。
今から 研究者 を目指しています。
自分でも無謀を通り越して、もはや頭がおかしいとしか思えません😅
でもどうしても研究者になった方が、「自分に」というよりも「社会的に」いいような気がしていて・・・。
私の事情はさておき、私が生涯をかけて取り組みたい研究の目的は「障害者を健常者に戻す」ことです。
そんなこと不可能だと思いますか❓
私は 可能 だと思っています。
2 | 2人の障害者 |
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私は自分が 統合失調症の誤診 を受けたことから、統合失調症に興味を持ち、統合失調症の方のブログを経時的に拝見させていただいています😉
当事者が発信されているブログを読むと、その人の人生の流れや方向性がよくわかります。
それぞれブログを書かれている統合失調症の当事者の方を2人ご紹介させていただきます😉
お2人とも精神障害がおありで、病名は 統合失調症 。
同じ年齢で、性別は 男性 と 女性 です。
⚠️ 身バレを防ぐため個人情報を故意に変更しています
- 性別:男性
- 年齢:40歳
- 職業:会社員(一般就労)
- 病名:統合失調症
- 病識・抗精神病薬:あり
- 障害の捉え方:自分は「障害者である」と考えて、障害者として生きている
- 性別:女性
- 年齢:40歳
- 職業:会社員(一般就労)
- 病名:統合失調症
- 病識・抗精神病薬:あり
- 障害の捉え方:自分は「障害者ではない」と考えて、健常者として生きている
お2人とも、長年、会社員として就業されていました。
しかし、ある時を境に、男性のブロガー の方はお仕事を退職され、現在は福祉的就労を検討されているようです。
一般就労で働かれている時に、周りの社員についていけなくなり、ご自身の仕事能力に自信をなくされて、「やはり障害者の自分には社会で働くなんて無理だ」と考えられているようです。
女性のブロガー の方は、ずっと同じ会社で働き続けられており、能力が認められて徐々に昇給されています。
同じ統合失調症だからといって、症状も重症度も内服薬も違うのだから、条件は同じではないのではないか❓
と思われる方がいらっしゃっても、「ごもっとも」だと思います。
でもね、私も障害を抱えながら会社員をやっておりますけども、働くって色々あるんですよ💧
お金をもらうのはそんなに生易しいことではないので、協調性をもって周囲に合わせていかないといけないし、やりたくないことでも割り切ってやっていかないといけないこともあります。
「就労=戦い」とまで言う気はありませんが、たとえ障害者でも、働くということは 競争社会で健常者に伍してやっていく ということだと思っています。
私も障害を抱えながら働いている障害者社員として、「自分は障害者だから・・・」なんて考えていたら、社会で長期間働いていくのは難しいんじゃないかな、と思います。
私は「仕事が全て」とは全く思っていませんが、働けなくなると人生が開いていかないという面はあると思います。
全面的に支えてくれて養ってくれる人がずっといっしょにいてくれるなら言うことなしですが、全員がそういうわけではありません。
3 | 優秀な人でも障害者になると働けなくなる❓ |
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私には親しくさせていただいている 発達障害 の友人がいます。
IQが高くてとても優秀な方です。
でも、人生がなかなかうまくいかなくて、発達障害があることがわかり、無理のない就労をということで、現在は障害者として障害者雇用で働いています。
障害者雇用で勤め始めたものの、長期的に働くのはかなり難しいみたいです。
発達障害治療薬の副作用で不穏状態になってしまい、措置入院になってしまったりと苦戦しています。
就労で苦戦する優秀な友人を見て「いくら優秀でも一度障害者になってしまうと、長期的なキャリア形成が困難になってしまうのではないか❓」と思うようになりました。
社会でうまくやっていけないからという理由で、発達障害の診断を受け障害者になって、発達障害治療薬を飲めば解決するかと言えば、彼女の人生の経過を見ている限り、障害者になることは最も優れた解決策ではないと思います。
そういう私も、精神保健手帳2級の重度発達障害者 です。
4 | 社会性とは |
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障害者雇用促進法が改正され、2018年からは 障害があっても全ての人が社会で働く時代 が到来しました。
社会で長期的に働いて生きて行くためには「社会性」が欠かせません☝🏻
「社会性」とは以下のように定義されています👇👇👇
「社会性」を一言で言うと「何とかして社会で生きていく能力」のことです。
障害者はよく「社会性がない」とか「社会性が弱い」と言われますが、そうではなくて、「社会性」は色んなものから成り立っていて、障害者は人生に制限を受けているので「社会性を構成する要素」を手に入れることが難しい のではないかと思うんです。
上の図は、終末期におけるスピリチュアル・ペインについての超有名な理論である「村田理論」の図です。
死の間際になると人はスピリチュアル・ペイン(霊的苦痛)という苦痛を感じるのですが、村田先生によれば、それはそれまで培ってきた「関係性」「時間性」「自律性」を失っていくから、とのことです。
すごく簡単に言うと、人間は、人と人との関係に支えられた「関係的存在」であり、将来や未来に希望が必要な「時間的存在」であり、いつだって自立した人間でありたい「自律的存在」であるために、生きていくためには関係や未来や自活能力が必要なんですが、死の間際になると色んなものが失われていくので辛すぎる、ということです。
「終末期におけるスピリチュアル・ペイン」と「社会性」に一体何の関係があるのかというと、つまり、障害者の低い社会性の背景には「関係性」「時間性」「自律性」の低さ があると思うんです。
上手く書けないのですが😅
自分も現役の障害者なのでわかりますが、障害があると色んな制限・制約が課されるので、「関係性」「時間性」「自律性」 も制限を受ける可能性が極めて高いと思います。
5 | 私の研究が目指す到達点 |
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非常に前置きが長くなりましたが、なぜ私が研究者を目指しているのか というと。
「1度、調子を崩したりして精神疾患の診断を受け、精神障害者になってしまった人を、回復を促進して健常者に戻す」ための研究がしたいからです。
長い人生、調子を崩すことは誰でもあると思います。
身体的にも、精神的にも。
でも、1回調子を崩したからと言って、長いこと障害者でいることはあまり良いこととは思いません。
すごく優秀な方でも調子を崩しただけで障害者になってしまったりしていますが、そういった方の能力を活用できないのは社会的に大きな損失だと思います。
コンディション的に全ての障害者が健常者に戻れるとは思いません。
コンディション的には良好でも、何らかの事情によって健常者に戻りたくない人もいるし。
「障害者であること」は社会から特別の配慮や支援を受けられる弱者救済型セーフティネットでもあるので、完全に自立することは難しい方もおられると思います。
なので、対象者は「健常者に復帰する意志がある」かつ「コンディション的に健常者への復帰が可能」な方ということになります。
他にもまだまだ厳しい条件があると思いますが・・・。
現時点では、1回障害者になってしまうと死ぬまで障害者 であることが少なくありません。
通信制大学の卒業研究のために精神医学系の先行研究をたくさん読ませていただきました。
「治療と就労によって障害者からの脱出を目指す」とかカッコイイことが書いてありましたが、実際のところ 障害者になってしまうと健常者に戻るための出口がない 状態です。
何とかして出口を設置しないことには、意志があっても道は開けません。
出口を設置することと合わせて、健常者に戻れるような心理的な支援を構築していくことも重要だと思っています。
私は大学院の博士課程前期(修士)では、障害者を健常者に戻すための1番最初の「心理的な支援」について研究したいと考えています。
うまくいくといいんですけどね・・・😅💧
最後までお読みいただき、ありがとうございました😄
また来てね~😄👋