みなさま、こんばんわ🌜

今日の大阪は晴れ🌞でした😀

 
1 統合失調症の分類

Iuriimotov - jp.freepik.com によって作成された hand ベクトル

今日のお題は「統合失調症のタイプ別分類」です。

統合失調症当事者のパーソナリティから、私なりに タイプ別分類 について考えてみました🙂

アイキャッチの画像も気合を入れて加工してみました🖕🖕🖕

 

統合失調症の分類は既にありますよね。

統合失調症の分類

統合失調症は、臨床症状、経過、予後の特徴などから、破瓜型、緊張型、妄想型の3つに分類される。

その他単純型と、慢性期の病型として残遺型の2つに分ける場合もある。

『統合失調症・気分障害をもつ人の生活と看護ケア』 pp.35-36

3つの分類についてはコチラに詳しく掲載されていますので、よろしければご覧ください👇👇👇

2 統合失調症のタイプ別分類について考えたキッカケ
🍀 統合失調症のタイプ別分類は関わりのための指針

なぜ今更統合失調症のタイプ別分類について考えているかというと、病院の外で、当事者と同じ目線で統合失調症の人と関わっていくときに、どう関わっていけばいいか、関わりのための指針が必要だからです。

関わりのための指針を必要としているのは、主に です。

🍀 私のSNSサービスの使い方

私は様々なSNSサービスを利用しています。

そして、SNSサービスごとに異なるグループの方々と繋がらせていただいています😊

ブログは主に 統合失調症。Twitterは 医療看護職 と 心理系学生。Facebookは 発達障害

こんな感じで、同時に様々なグループから色んな情報を入手しています😀

心理学の授業で「異なるSNSは連結(リンク)しないほうがメンタルヘルスは良好」と教わったため、それぞれのSNSで私の通称も異なり、SNSごとに独立しています。

イメージとしては、複数の並行世界(パラレルワールド)を行き来しながら、色んな情報を入手しているような感じです🙂☝🏻

🍀 ブログを介した統合失調症当事者との関わり

統合失調症の方々は文章がとてもお上手なので、ブログを経時的に拝見させていただくと、当事者の方がどんな方でどんな人生を送られているのかがだいたいわかります。

統合失調症の方々とはブログを通してのつながりがメインなのですが、コメントなどを通してコミュニケーションをはかろうとすると「あれと戸惑うことが多いです。

🍀 統合失調症当事者との関わりで戸惑うこと

戸惑う理由は、私もかつては統合失調症の診断を受けていた仲間というか同じ穴のムジナというか・・・いわば 同胞 なのですが、それにしては 話がかみ合わない ことによります。

私は統合失調症に特異的な興味関心があるので、たとえ一方的にせよ、これからも関わりを続けていくと思います。

それならどうやって関わったらいいかを、あらかじめある程度決めておいたほうがいいですよね💡

というわけで、このたび 当事者同士の人間対人間のかかわりにおけるパーソナリティを基盤とした統合失調症のタイプ別分類 を考えてみました😄👍

3 オリジナル統合失調症のタイプ別分類
 

ここから私が考案した オリジナル統合失調症のタイプ別分類 です😉

🍀 ハードモード統合失調症

統合失調症当事者の人生が、社会の平均的な人の人生よりもずっとハードモードの時に発症する統合失調症。

ハードモードな人生をクリアできれば偉人級。

でも当たり前ですが、普通の人はクリアできないので人生につまづくことになります。

誰にもクリアできないようなものすごくハードモードな人生につまづき、一時的に適応障害を起こし錯乱状態に陥った時に、運悪く統合失調症と誤診されてしまったタイプの統合失調症のことを言います☝🏻

驚きの回復力で、抗精神病薬を服用すると3日~1週間ほどですぐ回復します。

このタイプは本人に問題があるというよりもむしろ環境に問題があるので、環境を改善したり、妥協によって人生のレベルを引き下げればすぐに元気になります。

統合失調症の中で最も予後が良好です。

というかたぶん統合失調症じゃないです😅

該当そめやあやみ氏

🍀 二次障害の統合失調症

知的障害発達障害 など、元々統合失調症以前に生きづらさがあり、二次障害として発症した統合失調症もしくは統合失調症様症状。

厳密には統合失調症ではなく、一時的な適応障害だと思いますが、診断名は統合失調症になることが多いです。

知的障害や境界性知能(正常域と知的低値異常)の人で、二次障害として統合失調症を発症した場合は、高い確率で生涯を統合失調症患者として過ごすことが多いようです(何例か知っています)。

発達障害と統合失調症が併存する人のうち、社会適応が良好なタイプは、診断名が統合失調症から発達障害に変更することが多いです。

元々発達障害があった人が統合失調症の診断名をつけられた場合、診断名が統合失調症から発達障害に完全に移行する条件は、フルタイム就労を1年ぐらい続けることです☝🏻

社会で生きて行くことを希望され、社会でやっていけるだけの能力がある場合は、診断名を統合失調症から発達障害に変更した方が幸せだと思います😀

少なくとも私は診断名が統合失調症から発達障害になって幸せになりました🍀

🍀 アイデンティティ確立不全統合失調症

大人になっても自分が何者かがわからず、どうしたらいいのかわからない人が困難に直面した場合に発症する統合失調症。

まるで青年期にアイデンティティを確立し忘れたみたいに、「自分」があるような、ないような。

ある程度社会性はあるので、社会で生きて行くためにどうすればいいか基本的なことはわかっています。

例えば、生活していくためには働いてお金を得ないといけないとか。

人生が順調に進んでいるときはいいのですが、困難に直面した時に「自分は何者か」がわかっていないので、理念や行動の指針がなく、どうすればいいかがわからなくなってしまいます。

このタイプの人は純粋で人柄は良いのですが、人間関係が不器用な傾向があり、いざという時に頼れるような人とうまくつながっていく人間関係構築能力が弱い傾向にあります。

困ったことになっても頼れる人がおらず、本人がどうすればいいかわからなくなって困っているうちにどんどん状況が悪化し、本人の対応能力が限界を超えたときに発症する統合失調症です。

統合失調症を発症するまでは問題が顕在化しないので、客観的に見て問題がないように見えます。

でも中年期以降は社会で生きて行くことが大変そうに見えます(予後不良)。

私個人としては、利用できるものは何でも骨の髄まで利用して、もっと 泥臭くズルく生きる ことを目指していただきたいと思っています(from 泥の中に生きる発達障害者の私)。

🍀 ファンタジック統合失調症

その人独特の思考パターンや価値観があり、考え方が社会と大幅にズレているタイプの統合失調症。

人によって社会性が低かったり、協調性が低かったり。

現代社会に生きながら、まるでファンタジーの世界で生きているように見えます。

考え方や行動がズレていて、「普通は〇〇」「社会一般常識的には〇〇」という一般常識が通じないため、やることなすこと周囲に「何で❓❓❓」と思われてしまいます。

この人がいると周囲が混乱することもあるので、社会適応が難しいかもしれません。

私個人としては、本音と建前を使い分け ができるようになったらいいなと思います🙂

ぶっちゃけ、社会と完璧に合わせられている人なんていません。

誰だってどこかしらズレています。

でも、表面上だけうまく合わせて生きているんです☝🏻

ファンタジックな本音は隠すかスポーツや芸術作品などで発散することにして、とりあえず 上辺だけでも周りに合わせられるように なればやっていけると思います🙂

🍀 ウィークネス統合失調症(虚弱統合失調症)

しんどい、動けない、続かない統合失調症。

心の病気なのか実は身体の病気なのか、判断が難しいところ🤔

好きなことをしてストレスがかからない時は元気だけれども、元気になったということでいざ就労すると、ものすごくしんどくなりダウンします。

比較的若い時に発症する人が多い(いわゆる破瓜型❓)。

好きな時に好きなことを好きなだけする生活が送れれば治るんじゃないかなぁ❓

このタイプの人は社会参加や就労はできる範囲で取り組み、自立は目指さない方が幸せになれるかも😅

🍀 リアル統合失調症

しっかりしていて社会性もあり、一体どこに問題があるのかわからないけれど、幻覚・幻聴・妄想などに悩まされていて、統合失調症の症状のせいで人生がうまくいっていない統合失調症。

真の統合失調症と言える・・・。

誠にお気の毒ですが、治療頑張ってください。

Comment

色々書かせていただきましたが「統合失調症を発症すると終わりなのかというと、終わりではない です。

人生の攻略法は千差万別で、人の数だけ攻略法があります。

統合失調症があっても人生がうまくいく人と、何も障害がなくても人生がうまくいかない人、さまざまです。

本当に人生は色々だと思います。

4 統合失調症のタイプ別分類の対応方法
🍀 精神障害者向けのカウンセリングは少ない

精神障害者の方で、医師以外の心理職によるカウンセリングなどの心理療法を受けていらっしゃる方は少ないと思います。

私の家の近所(大阪の南部地方)にはそもそもカウンセリングをやっているところはありませんし。

大阪の南部では心理療法はまだまだ浸透していないと思います。

🍀 私が公認心理師を目指した理由

私は地道な傾聴支援などで、カウンセリングを必要とされている障害者が多いことに気づき、障害者専門のカウンセリングをしようと考えて公認心理師を目指しました。

でも心理学を勉強していく中で、障害者にはカウンセリングは治療どころか逆効果になることもあるのではないかと思うようになりました。

そのように「精神障害者に心理療法は不向き」とハッキリと書いてある文献も見たことがあります(忘れましたけど)。

言ってしまうと、心理療法は適応しにくい現実にどうやって適応していくかを考える治療法 でもあるのですが・・・統合失調症のタイプ別分類を考えると、必ずしも社会適応がゴールじゃない気もします🤔

🍀 もし私が精神訪問看護師だったら

私は既に看護師としては再起不能なので、精神訪問看護に従事することは120%ありません。

でも、もし私が精神訪問看護師ならば、支持的・支援的に関わり、信頼関係を築いていくことを目指すんじゃないかなぁ・・・と思いました。

(服薬管理やバイタルサイン測定などの体調管理もさせていただいた上で)

🍀 もし私が心理職だったら

もし私が心理職として関わるならば・・・「ハードモード統合失調症」と「アイデンティティ確立不全統合失調症」と「ファンタジック統合失調症」の方には認知行動療法をやってみるかなぁ🤔

うまくいけばうまくいくような気もしますね😃

「アイデンティティ確立不全統合失調症」と「ファンタジック統合失調症」は心の持ちようで何とでもなりそうですが、それで何とかなってたらそもそも精神疾患になってないですよね・・・💧

「リアル統合失調症」の方にはマインドフルネスで心を楽に🙂

「ウィークネス統合失調症」の方はなるべくストレスをなくして自由に生きることをオススメする以外に方法がなさそうですね・・・😅

精神障害の方に心理療法は不向きと言われている理由が何となくわかりました💧

 

まだ仕事が残っているので、仕事に戻ります😅👋

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました😄

また来てね~😄👋