耐えきれず洗面所に駆け込んだ一昨日の昼下がり。
女性の新入社員が二名入社して
一ヶ月あまりが経とうとしていた。
彼女たちの登場は、私のお仕事ライフを激震させ一変させた。
いや、正解には
「私の心境」を一変させただけで、私の外見から変化をうかがい知るのは難しいだろうし、私を取り巻く同僚たちにとっては極めて微細な出来事に過ぎないだろう。
毎日が妬みと憎しみと羨望と
孤独と焦燥感のオンパレード。
気持ちの安まる暇がない。
彼女たちが私の揺らぎやすいメンタルにどのように作用するかは、
彼女たちの入社が決定した段階で、
私には手に取るように分かっていた。そして案の定、切羽詰まったメンタル状態に陥っていった。
貴女たちが苦もなくゲットしたそのポジションは、私が一昨年から希望していた職制だ。私の専門職への淡い可能性も絶たれた。憎たらしいよ。
周りにはちやほやされ、やりがいのある仕事を与えられ充実して、毎日笑いもこぼれて楽しそうだね。
それに比べて私の存在なんて風前の灯、錯乱しそうな心を押さえつけておくのがやっとだ。
とにかく年頭から何もかもが変わってしまった…。
…という心境が、いかにもボーダーらしい被害妄想だということは分かっている。
彼女たちがいようがいまいが、
私のポジションも価値も変わらないのだ。ただの八つ当たり。検討外れの逆恨み。新入女性社員たちに罪はないのだ。
それを頭では分かっていても、
狂おしいほどの苦痛。
苦しくて飛び込んだ洗面所の、
鏡に映る私の顔が歪んで見えた。
怖い、憎い、寂しい。
私の場所を取らないで。
私はあとどれくらい此処でマトモを演じれるのか?
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