「私はなぜ生まれてきたんだろう」


ものごごろついたときから私の胸に湧き上がってきた疑問、、、。


その疑問は、さらに「死ぬということはどういうことなんだろう」というという疑問にむすびついた。


「小学校に入れば先生がわからないことを教えてくれるよ」という大人たちの言葉に、ああ、やっと謎が解けると嬉しくなった。


ところが、小学校で教えてくれるのは算数や国語、理科、社会、、、。


確かにいろいろ教えてくれるけど、私の知りたいことはそんなことじゃない。


人はなぜ生まれてくるのか、どう生きたら幸せになるのか、そして死んだら人はどこへいくのか?


先生達にききたいことはいっぱいあったのに、結局私は尋ねることはしなかった。


何故か。


子供心に、先生にもわからないんだろうなと気づいたから。


だから、手当たり次第に本を読んだ。


本のなかにそのヒントがらあるような気がした。


それでもはっきりとした確信が持てず、大人になってからの私は、ありとあらゆる宗教団体に入っていく。


そこでは、「1人でも多くの人をお導きしなさい」

「団体にご寄付を、、、」


いや、違う。

やっぱり違う。

違うということだけは自分でもわかった。


そして、宗教と言われるものの中に答えをみつけることはやめた。


そう、答えは自分の中にあるのだと。


なぜか、それは確信となっていった。