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前回の更新は2018年の6月だった。
だいぶ間が空いてしまったけど、その間は、私の人生の岐路というか、
いろいろ悩んでいた時期でもあったと思う。
今の会社で校正という仕事に出会えて、この仕事を一生のものにするために勉強を重ね、
校正士という資格を取得。
派遣社員での起用だったため、派遣雇用法による満期の壁が迫り
先の見えない不安に襲われていましたが、正社員めざして資格取得や勉強、業務に邁進。
そして来年、2020年の2月で正社員起用が決定しました。
素直に嬉しい。
これを機に、10年以上続けていた夜の仕事も、来年の1月いっぱいで辞めることにしました。
正直、ダブルワークは精神的にも肉体的にも辛かった。
これからも、やりたいことや勉強したいことはたくさんあるし、
まだまだ前進し続けたい!
2020年の目標
本を100冊読む
漢字検定2級合格
英検3級合格
今更ながら、2016年第155回芥川賞受賞作「コンビニ人間」を読んだので、感想でも。
面白くて寝不足になりながら、一日で一気に読み終えてしまいましたが、問題提起があまりにも深すぎて、読後すぐには言葉にできず、ただ呆然としました。
主人公は、36歳独身女性で、これまでに就職の経験はなく、大学時代からバイトしているコンビニに18年間働き続けています。
これだけを読むと、ありがちな、社会に適応できず、非正規雇用として日々、悩み葛藤しながら現代社会の被害者のように生きていく主人公を思わせますが、そんなお話ではありませんでした。
「普通」が何なのか、「普通」でいることに意味はあるのか、「普通」でいなければ「異常」になってしまうのか、とにかく考えずにはいられない物語でした。
主人公は、現在、適応障害といわれる、さまざまな要素をひとつにしたような性格で、その時々のバイト仲間の表情や話し方を真似てその場に違和感を与えないようにしようと努めています。バイト仲間が誰かに腹を立てているときには同じように腹を立てるふりをして、同年代の既婚者のバイト仲間が身に着けているブランドで自身も身を固めます。
なぜなら、それが大多数でそれが普通だから。そこから外れると、排除されてしまうから。主人公にとっては、なぜ36歳でコンビニで働くのが世間から後ろ指をさされることなのか、なぜ36歳で恋愛経験もないと勝手にいろいろ推測されて可哀想だと思われてしまうのか、なぜ他人がそんなに他人に干渉したがるのかが分かりません。
これは、子どもに物事を教えるときにもよく考えることではあるけれど、なぜ、どうして、それがダメなのか、倫理観を抜きにして説明しようとするとあまりにも難しいことが多くあります。
倫理というのは、共同体として、ある社会が求める論理のことであると考えるのですが、これを子どもに分かりやすく説明すると、つまりみんながそう思うからダメだよってことになります。
私自身も、子どもにはよく、この言葉を遣いますが、(最近は高校を卒業した後の将来について)言っている私自身も腑に落ちない場面は多々あります。
おそらく、ネットなどの普及で、今まで少数だと思われていたものが多数だと認識されるようになり、それらを受け入れようと社会が変わりつつあることで、私たち自身もこういった問題に敏感になってきているのかもしれません。
とにかく面白かったです。「コンビニ人間」

