「フェアトレード」という言葉をご存知ですか?
恥ずかしながら、私は今回の講演を聴くまで知りませんでした。
直訳すると「公平な貿易」です。
途上国と言われる国や地域の人たちが作ったモノを長期的に、適正な価格で買い、彼らの生活と生産が持続可能になる、そんな貿易取り引きのことです。
で、今回の講演は、パレスチナのフェアトレードについてです。
パレスチナでフェアトレードを根付かせた第一人者で、カナーン・フェアトレード社の創業者であるナセル・アブファーファさんが初来日し、フェアトレードの効果について話して下さいました。
ナセルさんは1700もの農家のオリーブを買い上げて世界標準のオーガニックオリーブオイルを作り、世界50カ国に輸出しています。
パレスチナと聞くと、紛争の絶えない(実際11月14日からガザ地区を中心に軍事作戦が行われ、22日に停戦にはなったものの、8日間で160人もの子供を含む民間のパレスチナ人が亡くなっています。)危険な地域という認識は皆さんもお持ちだと思います。
私自身、パレスチナやイスラエルに関する知識は全くありませんでした。
パレスチナには、通行できない箇所がいくつもあり、物資の運搬や人の行き交いに制限がある、というのです。
また、井戸を掘るのにも規制があり、勝手に掘って逮捕されてしまうこともあるようです。
そんな状況下での農業の営み。
想像しただけでも、ハイリスクであることは否めません。
実際、丹誠込めて育てたオリーブの木を、根こそぎイスラエルに持っていかれてしまうことも多々あるそうです。
その本数実に200万本。経済損失は32億円にものぼる、とナセルさんは言います。
農家の方々がリスクに立ち向かいながらなんとか作り上げたオリーブ。
それがなんと、ナセルさんのフェアトレードの会社が作られる前は、1kgあたり2ドルでの取り引きだったそうです。
オリーブオイルというと、他の油に比べて高価な印象はありますよね。
主婦の私は、ちょびっとずつ使ってケチってしまう程です。
2ドルですから、現在のレートで、約185円程。
これはどう考えても安すぎです。素人目でもわかります。
2004年にナセルさんが会社を設立してから、1kg2ドルだったオリーブの価値が、3ドルになり、4ドルになり、今では5ドル50セントから70セントにまで高まったそうです。
このように、正当な価格で取り引きする事で、冒頭にもあるように、生産者の生活と生産が持続可能になり、彼らの自立を支援する事につながるのだと思いました。
このオリーブオイル、実際に試食させて頂いたのですが、品質も文句なし。
ドライトマトのペーストも作っているようで、食いしん坊の私は、クラッカーにつけてペロリと美味しく頂きました。ワインのお供なんかに持ってこいですね!
パレスチナオリーブのホームページがありましたので、添付しますね。
パレスチナのオリーブ商品の販売をしているお店も載っていますので、興味ある方は是非!!
パレスチナオリーブ
最後に、今回のガザ地区への攻撃でお亡くなりになった160人の方々に、心よりご冥福をお祈りいたします。
