年末で解散する国民的グループ・SMAPの冠番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ、月曜後10・00)が26日に午後6時半からの約5時間の特番で最終回を迎え、1996年4月15日のスタート以来、20年9カ月の歴史に幕を下ろした。



最終回の番組平均視聴率は23・1%(後10・00~11・18)だったことが27日、分かった。

大台超えで有終の美を飾った。(ビデオリサーチ調べ、関東地区)

 瞬間最高視聴率は午後11時7分の27・4%。

メンバー5人によるラスト歌唱、今世紀最大のヒット曲「世界に一つだけの花」を歌い終えた場面。

5人がお辞儀をし、中居正広(44)が背を向けて両手で何度も涙を拭う姿が映し出されたシーンだった。

 第1部は平均14・1%(後6・30~7・00)、第2部は平均17・4%(後7・00~10・00)。

 数々の名場面で構成された最終回。

メンバーの生出演やメッセージはなく、番組の最後に今月1日に収録された5人による最終歌唱、代表曲「世界に一つだけの花」が披露された。

この歌唱シーンがメンバー全員による最後の姿。

SMAPの活動も実質的にはこれが最後となった。

 メンバー全員が出演し、コントや料理を披露。

新たなアイドル像を築く画期的な番組となった。

SMAPの年内解散に伴い、今年8月に「継続不可能」と番組終了が発表された。

 番組歴代最高視聴率は2002年1月14日の関東地区34・2%、関西地区36・5%。不祥事のため01年8月から謹慎中だった稲垣吾郎(43)が生放送で芸能活動を再開した時だった。

 分裂危機の渦中にあったメンバー5人が生放送で謝罪した今年1月18日は平均31・2%(関東地区)。

今月19日に放送された人気コーナー「ビストロSMAP」の最後のゲストは親交の深いタモリ(71)。

平均16・3%(関東地区)と高視聴率を記録した。