3月11日。

2011年の3月に自分が書き残していた記録があったので
ブログを始めた今年、自分の為に改めて転記しておこうと思う。

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この春を生涯忘れない事でしょう。

自分でも、この時期の記録には
将来何度も立ち返るかもしれないので

新聞などの記事で
心に残ったモノを
ここに書き留めます。


まずは新聞の社説など↓

「大戦の焼け野原から立ち上げたこの国をおいて
私たちに帰るべき場所はない。」

「安政の驚天動地の13年先には
明治という別の地平が待っていた。」

「明治維新,戦後復興に続く
『3度目の奇跡』を起こすと信じたい。」

「海辺の廃虚から日本の再建が始まる。
無念の魂たちに、
もう一度生まれたい、
住みたいと思わせる国を目ざして。」



そして、卒業式が中止になった高校の
校長先生メッセージより↓

「いかなる困難に出会おうとも、
自己を直視すること以外に道はない。 

いかに悲しみの涙の淵に沈もうとも、
それを直視することの他に我々にすべはない。 

海を見つめ。大海に出よ。
嵐にたけり狂っていても海に出よ。 
真っ正直に生きよ。貧しさを恐れるな。 

船出の時が来たのだ。 
思い出に沈殿するな。
未来に向かえ。

忘れようとしても忘れえぬであろう
大震災の時のこの卒業の時を忘れるな。 

鎮魂の黒き喪章を胸に、
今は真っ白の帆を上げる時なのだ。 」 


先日の「飛び蹴りの話」の時に、飛び込むと意外と浅瀬よね〜っていう話をしましたが

そうじゃない時もある。

海が嵐で荒れ狂っているとわかっているときも
泣きながらでも
恐怖におののきながらでも
船出するしかない場合もある。


震災のあとも、悲しい事がたくさんあった。
でも浮上しかけている今
再び届いたメッセージ

「船出の時が来たのだ。
思い出に沈殿するな。
未来に向かえ。」


前に進もうという気持ちになってきても
あっちの道がいいかな
こっちの道が正解かな
と、つい思ってしまうけど

そんなの関係なかったな。

すべてが未来への一歩だ。

今までの道のりが
1日でもかけていたら
今日の私には辿り着かなかった。

つまり明日からの私も
何を選んでどんな道を歩いても
ぜーんぶ正解ハート

安心して
歩いたり
止まったり
転んだり
走ったり
すればよい。

そんな事を考えた2017年3月11日でした。