ロシアで開催されたフィギュアスケート選手権では、安藤美姫さんが圧倒的な強さと安定感で女王の座に返り咲きました。フリーの曲は大好きなグリーグの「ピアノ協奏曲」だったので、YUO TUBE画像と家にあるグリーグのCDをヘビロテしてしまいました。
 
もう、これいいわあ~っとなるといつもその曲ばかり聴いてしまう私。
たまには違うピーコンも聞いてみるかなっと、チャイコフスキーを聞いてみました。
 
 
いやあ、やっぱりチャイコフスキーは凄いのですよ。冒頭のホルンのファンファーレが有名すぎますが、改めて全体を聞いて、聞きほれました。
「好き」というものさしで言えばグリーグなのですが、チャイコフスキーは好き嫌いを超えてますね。グリーグのピーコンが湖の畔に建つ美しい古城としたら、チャイコフスキーは荘厳な寺院かな。
 
我が家のチャイコのピーコンはアルゲリッチと元だんなさん、シャルル・デュトワの競演で、これがほんとよいのです。この画像の演奏はオケがちょっと薄っぺらい気がします。アルゲリッチ・デュトワはもっと豊潤で、音に艶があってよいですよ。映像は残念ながら探せませんでした。
 
マイケルのファンなら誰でも知ってますよね。マイケルがチャイコフスキーを好きなこと。マイケルがチャイコフスキーに魅かれたわけが、「うん、わかるよマイコ~」っていう気分になりました。
 
バイオリンの曲もほんとよいです。
 
 
弦楽セレナーデは小沢さんが昨年の復帰コンサートでも演奏されていて、鳥肌が立つような感動を覚えました(テレビでちょっと聞いただけですが)。渾身の演奏でしたね。「ドレミファソラシド~」だけでどうしてこれだけ美しいのだろう、感動するのでしょう。
 
チャイコフスキー、ベートーベン、モーツアルト、バッハ、フラームス。。。。
このあたりのいわゆる「別格」な作曲家の作品は当然のことながらしょっちゅう耳にするので、そのよさや本質を忘れがちですが、こうやって胸にピーンとくる瞬間が
何度でもやってくるというのがまたその凄さなんでしょうね。
 
マイケルが子供のころに初めて聞いたクラシックが「くるみ割り人形」らしいのですが、実は私も似たような経験があります。幼稚園のころ我が家に初めてステレオがやってきたのですが、そのときに伯父からもらって初めてかけたレコードが「白鳥の湖」と「くるみ割り人形」だったのです。
 
今では考えられない、手動でレコードに針を落とすというあの緊張の瞬間。
一度かけたはじめたら途中でやめたり、巻き戻したりはできない。
息をつめるように数十分間スピーカーの前に座って音楽を聴くという経験に
なんだか大人になったような気分を味わったことを思い出します。
 
「わ~い、マイケルー。同じ曲を聴いて育ったんだね☆」なんて
勘違いをしてしまう痛いおばさんですが、マイケルという人も本当にいろいろな引き出しを持っている人だなあと感心します。
 
「マイケルのここが好き」という中に「マイケルとは共感できる」「自分と共通点がある」と思っている人が多いことに気づきます。
 
これってなかなかないことですよね。。。。。
小さいころから人とは違うことをいろいろ経験して、そのために遊ぶ時間もなかったマイケルですが、ポジティブなこともネガティブなことも全部昇華して、自分の幅を広げて受け入れたのだろうなあ。
 
だから、沢山の人に愛を感じさせるのでしょうね♪
 
共通点といえば、この間書いた阿修羅像なのですが、やっぱりあの八頭身の
スリムな少年体型
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ですかねえ。バッドのころは衣装もスリムなのでより
そんな感じがするのです。
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そして演奏しているときの表情。音がなくても何かを伝えている。。。。
阿修羅像の表情を見ると、今にも何かしゃべりだすような気がいつもします。
見る人によっても伝わるものは様々なのでしょう。
 
後は、やはり阿修羅というのが戦闘の神だということですね。
マイケルといえば大天使ミカエルなのですが、こちらも戦ってますから☆
乱暴なということではなく、何か信じるもののために闘うということで。